団塊バカ親父の散歩話

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help リーダーに追加 RSS 銀杏から金沢文庫

<<   作成日時 : 2005/12/07 20:11   >>

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画像 黄色く色づいた銀杏(いちょう)の葉も、散リ終わったところが多くなった。いよいよ冬に突入してしまったようだ。

 バカ親父の愛視聴番組である「素敵な宇宙船地球号」の先週(11/27)のテーマは、「イチョウ2億年の旅 ― “生きた化石”の神秘 ―」であった。
 銀杏が地球上に現れたのは2億年前で、恐竜の時代である。「生きている化石」、とも言われている。恐竜は銀杏の実であるギンナンを食べ、あちこちに糞として排出して、種まきをしていたという。こうして、銀杏は地球上に広がっていったのである。
 日本では街路樹や神社やお寺でよく見られるが、山では見られない。実は、日本には野生の銀杏は存在しない。現在、野生の銀杏が存在するのは中国だけだという。
 恐竜が絶滅し銀杏も絶滅寸前だったのだが、中国に残っていた野生の銀杏がある時代に日本に伝えられたのである。この番組では、それはいったいいつなのかを探っていた。

 書物の中に銀杏に関する表記が出てきたのは室町時代で、1444年のものだった。600年前だが、伝来はその少し前だと推測されている。
 鎌倉時代の書物を保管する金沢文庫で、古い書物の間から銀杏の葉が発見されたという。栞として使われていた? のではなく、防虫剤として使われていたのである。
 銀杏は、当時日本の中心であった鎌倉から、武士や僧侶の手で全国に広がっていったようである。

 ところで、金沢といえば石川県の県庁所在地、もと加賀百万石の城下町を思い浮かべる方が多いかもしれないが、横浜にもあるのである。鎌倉に隣接する六浦庄金沢(むつらのしょうかねさわ)で、現在の横浜市金沢区、バカ親父が住んでいるところである。
 金沢文庫は、北条実時(ほうじょうさねとき、別称金沢実時・かねさわさねとき)が、この六浦庄金沢の別邸に創設した文庫で、菩提寺の称名寺(しょうみょうじ)に管理を委ねたものである。

 実時はなかなか大した人のようで、二代執権義時の子・実泰を初祖とする金沢北条氏(かねさわほうじょうし)で、実泰の子である。五代にわたる執権の補佐役として要職を歴任し、蒙古襲来に揺れ動く幕府を支えたという。
 実時は、政策の参考となる経史(けいし)・法律・農業政策・軍事などの学問に心を寄せ、多くの書物を集めた。これらの蔵書を収めたのが金沢文庫である。顕時(あきとき)ら三代の子孫に引き継がれ、蔵書だけでなく書画や仏像も加わって、コレクションはさらに充実していったという。また、称名寺は東国の仏教の一拠点となり、膨大な仏典も集められたということである。
 元弘三年(1333年)、鎌倉幕府が滅びると、金沢北条氏も運命を共にした。金沢文庫の蔵書等は以降の代々の支配者に持ち出され散逸し、収蔵品は減ってしまった。
 昭和5年(1930年)に神奈川県により金沢文庫が再興され、称名寺から寄託された大量の寺宝や古書が、整理・調査研究を経て展示公開されるようになったのである。

 さて、一昨日の朝日新聞に「東大寺公慶上人展」が奈良国立博物館で開かれるという記事が載っていた。その一部に<同時開催「金沢文庫の名宝」>とある。特別展で、サブタイトルは「鎌倉武家文化の精華」となっている。
 「きりりとした表情の実時像(国宝)や中国から伝わった磁器の名品など、関西ではこれまで目にする機会のほとんどなかった約100点を紹介する」とあった。なんだか、嬉しくなってしまった。
 会期は12月3日〜来年の1月15日である。お近くの方で興味のある方は、ご覧ください。

<後記>金沢文庫のある称名寺には、中学生のころに友達と時々遊びに行きました。その近くに中学校で歴史を教わった、原始人という渾名の先生がいたのです。縄文や弥生時代しか教えてくれない変な先生でした。懐かしいのです。
 銀杏は英語で ginkgo 「ギンコ」と呼ばれています。フランス語でもドイツ語でも同じだそうです。ケンペルというドイツ人が日本滞在中に書いた本(1712年刊)に、銀杏のスケッチがあるそうですが、ケンペルが銀杏(ギンキョウ)を「ギンコ」と聞きまちがえて伝わったためということです。
 その後、やはり銀杏が絶滅していたヨーロッパに、日本から渡っていったということのようです。
 銀杏の葉には脳の血流を改善する成分があって、ドイツやフランスでは30年前に医薬品として認可され、最近の研究で認知症への効果が発表された、ということでした。ギンナンが大好きなバカ親父ですが、ギンナンじゃ効果はないんだろうか……

※ 詳しい情報は、赤字をクリックして、それぞれのHPでお読みください。
※ 写真は前に住んでいた、善福寺川(東京都杉並区)の両岸に続く散歩道の銀杏です。

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「金沢八景」散歩話
 「銀杏から金沢文庫」で紹介した金沢文庫の南隣りに金沢八景がある。このあたりを散歩がてら、ちょっと紹介してみる。  金沢八景は、江戸時代初期に明から来日した心越禅師が、中国洞庭湖畔の名勝「瀟湘(しょうしょう)八景」にならって名づけたという平潟湾岸の景勝である。  「洲崎の青嵐」「瀬戸の秋月」「小泉の夜雨(やう)」「乙艫の帰帆」「称名の晩鐘」「平潟の落雁」「野島の夕照(せきしょう)」「内川の暮雪(ぼせつ)」の8つをいう。「東海道五十三次」で有名な歌川広重が描いた金沢八景の絵は、大錦判「金... ...続きを見る
団塊バカ親父の散歩話
2005/12/17 17:11

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
金沢文庫には、そんな歴史があったのですね。知っているようで知らないことがたくさんあって、ここのブログに来るとちょっと頭を使います(これでも・・)日本の歴史建造物や書物、宝飾品などは、身近なところにあるはずなのに、なかなか見に行く機会がありません。海外からの美術展などがあると大混雑するのに、日本にあるものを見に行かないっていうのも・・・なんだかな〜と(あ、これ私の場合です)
ギンコって聞くと、どうしてもバカラのギンコを思い出し、貴乃花の結婚式の引き出物だ〜ってミーハーな発想しか浮かばない私。もちっと教養を身につけませんと・・。
赤い葉っぱもきれいですが、黄色もいいですね。このあたりでもイチョウが夕日に輝いています。(大きすぎて写真になかなか収めにくいんですけど)あ〜コメント、支離滅裂。帰ります。スゴスゴトットコトー=3
yu_mama
2005/12/07 22:28
☆ yu_mamaさん、称名寺は公園になっていて、池もあってなかなかいいところですが、金沢文庫の中には入ったことはなかったのです。北条氏の文庫(図書館)という認識しかなかったのですが、改めて調べてみて、その歴史はなかなか面白かったですね。横浜でもこのへんは南の一番外れですが、鎌倉に近いこともあって意外と面白いところがあります。そのうち、調べて少しずつ紹介しようと思っています。身近を探すと、興味深いことが出てくるものですね。
 写真の善福寺川は、両岸に何キロにもわたって散歩道や公園が続いていて、春は桜、秋は銀杏などいろんな木や花を楽しめます。子どもを育てるにはいいところでした。ひめが家に来る前にも、よく散歩をしました。犬がいなくても散歩はできます。アハハ、またプレッシャーかけちゃった。
遊哉
2005/12/08 00:08
銀杏の歴史・・またまた 興味深く読ませていただきました。歴史に弱いのですが、ギンナンを恐竜が食べていたんですか。びっくり。
大阪 御堂筋の銀杏並木は有名ですが、この時期 踏み潰された銀杏は すごい匂いで 頭がくらくらです。でもあの苦味と きれいな色 母の茶碗蒸しに なくてはならないものでした。
kaako
2005/12/08 11:10
金沢文庫、中学校?の教科書に載ってましたよね。
銀杏は、実ばかりが言われがちですが、その木質から細工ものに適しているようです。伝統的な細工や、仏壇の細工などに重宝されているようですね。
山いろいろ
2005/12/08 12:58
ステキな写真ですね〜銀杏を見ると桜通り(名古屋)を思い出します。若い頃勤めていた会社の前にたくさんの銀杏が有って、なんとも臭かった〜それがあのギンナン(大好き)だと聞いた時には卒倒しそうでした(笑)
ギンナンを一生懸命食べる恐竜って想像しただけでもワクワクする〜(#^.^#)そそっかしいドイツ人のギンコも可笑しい〜
金沢文庫は歴史の時間に名前を覚えた程度でした。またまた今日もお勉強〜(●^o^●)
patyoko
2005/12/08 13:13
先生 今までの悪言 失言 お許しの程を いやー 勉強しました これで 銀杏食べりゃ 血流 改善 いい夜でした
seizi05
2005/12/08 19:49
失礼します。
ブログ専用ランキングサイトの
「No1ブログランキング!」の運営者です。
ランキングサイトを始めたのですが、
まだ登録が少ないので、すみませんがよかったら、
こちらのブログを登録していただけないでしょうか。
まだ登録が少ないので上位ランキングが可能です。
http://no1b.jp/
です。
では失礼しました。
No1ブログランキング!
2005/12/08 20:17
☆ kaakoさん、ギンナンは果肉がついたままだと芽が出ず、果肉がとれて種(ギンナン)だけになって初めて発芽するんだそうです。恐竜はまさに最高の「種まき」パートナーだったということらしいですよ。
 ギンナンの果肉の匂いはすごいですよね。それでも、東京にいるころ、バカ親父はよくギンナンを採りに行きました。ビニール袋を手にかぶせて、果肉の中から種だけを取っていくのです。風の吹いた翌朝はたくさん落ちているのですが、他にも採りに来る人がいるから、5時ころに起きた行ったこともあります(笑)。
 茶碗蒸しに入れると美味しいですよね。殻から実を出して、油で揚げて塩を振って食べても美味しいですよ。薄皮は、揚げるとはがれてしまいます。
 ギンナン、大好きです。
遊哉
2005/12/08 21:31
☆ 山いろいろ さん、はい、中学校の日本史で、それほど詳しくはないでしょうが、鎌倉時代のところに「金沢文庫」という名前は必ず出てくると思います。バカ親父の知識も、今回調べてみるまでは、その程度のものでした。
 銀杏の木が、将棋盤に使われるというのは聞いたことがあります。仏壇にも使われるのですか。木質が均質でいいんでしょうね。銀杏というのは、なかなか有用な植物のようですね。
遊哉
2005/12/08 21:42
☆ patyokoさん、桜通りって、駅前から真っ直ぐ栄町の方に伸びている通りでしたっけ。銀杏があったかどうか、もう忘れてしまった。そうです、あの臭いやつの種がギンナンなんですよね。卒倒しそうだったなんて、オーバーな(笑)。
 銀杏にまつわる話には、いろいろ興味深いものがあります。恐竜には、あのクサイ臭いが食欲をそそったのかもしれませんね。
 バカ親父も改めて調べてみて、いろいろ勉強しました。
遊哉
2005/12/08 22:00
☆ seiziさん、どうイタマシテ。ははは、バカ親父も調べてみてわかったのです。
 ギンナンを食べても、どうもダメなようですよ。葉っぱからその成分を抽出するんでしょうね。葉を食べて、お腹をこわしても、知りませんよ。
遊哉
2005/12/08 22:05
☆ No1ブログランキング!さん、申し訳ありませんが、今のところランキングにはあまり興味がないので、やめておきます。気が変わったら、おじゃまします。
遊哉
2005/12/08 22:10

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