以前に「犬にまつわる諺」(4/20)というのを調べてみて、意外と多くあって驚いたのだが、英語にもあるのかと調べてみた。思ったより見つからなかったものの、日本の諺と似通ったのもあって面白かった。書き出してみる。(「 」内は直訳、⇒以下が意訳あるいは諺としての意味である)・ You cannot teach an old dog new tricks. ……「老犬に新しい芸を教えることはできない」⇒ 芸は若いうちに学べ。 同じ意味では、Strike while the iron is hot. (鉄は熱いうちに打て)がある。 ・ Let sleeping dogs lie. ……「眠っている犬は、寝かせておけ」⇒ 触らぬ神に祟りなし。 ・ Barking dogs seldom bite. ……吠える犬は噛みつかぬ。……これは、日本の諺とまるきり同じだ。 ・ Every dog has his day. ……「どんな犬でも、いい目をみる時が来る」⇒誰にも栄える時があるものだ。 ・ Give a dog a bad [an ill] name and hang him. ……「犬を殺そうと思うなら、まず狂犬呼ばわりせよ」⇒ 一度悪評を取ったら最後だ。悪評の力は怖いもの。 ・ Dog does not eat dog. ……「犬は犬を食べない」⇒同属(骨肉)相食(は)まず。 ・ It is an easy matter to find a staff to beat a dog. ……「犬を打つ棒を見つけるのはたやすいことだ」⇒他人を苦しめようとすれば、手段はすぐに見つかる。……他人を苦しめるような安易なことはするな、っていう意味なんだろうか? ・ Better be the head of a dog than the tail of a lion. ……「ライオンの尻尾となるよりも犬の頭となれ」⇒鶏口牛後(鶏口となるも牛後となるなかれ)……例えが、犬とライオンになっているのが面白い。 ・ The dog that trots about finds bone. ……「うろちょろする犬は骨を見つける」⇒犬も歩けば、棒にあたる。 ・ Every dog is a lion at home. ……「どんな犬でも家ではライオンになる」⇒内弁慶 見つかったのはこんなもんなんだけど、まだあるんだろうね。ご存知の方は、是非教えていただきたい。 ところで、面白いことを知ってしまった。 “The quick brown fox jumps over the lazy dog. (すばやい茶色のキツネがのろまな犬を飛び越える)” というのがあったのだが、諺のようでいて諺ではなさそうである。そこで調べてみた。 これは、パングラム(Pangram)と言うんだそうだ。パングラムとは、アルファベット28文字を全部(なるべく1回ずつ)使った文のことで、28文字だけで文ができればいいのだが、なかなか難しいらしい。これは、35文字でできている。 この文はわりと有名らしくて、タイピング(文字入力)の演習用サンプルとしても使われているということである。また、パソコンを買うときに、これを叩いてみてキーの調子などをみるといいらしい。 もう一つ、有名な32文字のパングラムを紹介しておく。 ・ Pack my box with five dozen liquor jugs. (5ダースのジョッキを俺の箱につめてくれ) <後記>英語の諺には、日本の諺とまるきり同じ表現もあって興味深かったです。でも、どうも犬(dog)は、いい意味には使われていないようで、残念。 パングラムも面白いです。「いろは歌」は日本のパングラムと言えるんでしょうね。アルファベット28文字のパングラムもあるようですが、素直な英語の文としてつくるのは難しいようです。 これは文字遊びなんでしょうが、アナグラム(Anagram)という遊びもあります。文字の順番を並べ替えて、別の単語や文をつくることです。たとえば、こんなの。 ・ 稲垣吾郎(イナガキゴロウ)⇒老後長生き(ロウゴナガイキ) 英語では、 ・ one plus twelve ⇒ two plus eleven どうでしょう。言葉というのは、面白いものです。 (上の英語の諺で、おかしな訳やまちがったところなどがあったら教えてください) <追記>06.06.08 2つ追加します。 ・ All are not thieves that dogs bark at. ……「犬が吠えても、泥棒とはかぎらぬ」⇒人は見かけによらぬもの(?) 同じ意味で、All that glitters is not gold. (光るものすべて金ならず)がある。 ・ Love me, love my dog. ……「私が好きなら、私の犬もかわいがって」⇒坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い(裏の形で。この英語に対応する日本の諺はないようである) ここの dog (犬)は、比喩的には欠点、友達、係累などを表しているという。ということで「私のことが好きなら、多少の欠点くらい我慢できるでしょ」という意味らしい。身勝手だ! 06.06.21 7つ追加します。 ・ A dog is stout on his own dunghill. ……「犬は自分の糞の山の上では威張っている」⇒陰では強がっているが、人の前では思うことも言えない意気地のない人のこと。内弁慶。 ・ A living dog is better than a dead lion. ……「生きている犬は、死んだライオンに勝る」⇒どんな偉大な人でも死んでしまったらおしまいだ。凡人でも生きていた方がまし。 ・ A woman's tears and a dog's limping are not real. ……「女の涙と犬ののろのろ歩きは、本心ではない」⇒女の涙は、男を騙す手段である。確かに……。 ・ The dog that kills wolves is killed by wolves. ……「狼を殺す犬は、狼に殺される」⇒得意な技を持っている者が、かえってその才能に溺れて身を滅ぼすに至るたとえ。 ・ The silent dog first bite. ……「黙っている犬が、最初に噛みつく」⇒黙っているものに、油断するな。無口の人は恐ろしい。派手な言動をせず、人の知らぬ間にコツコツ努力して大事をやり通す、という意味もある。 ・ Where the dogs growl, the wolf devours the sheep. ……「犬たちがいがみ合っているうちに、狼が羊を貪る」⇒両者が争っている間に、第三者が利益を横取りすること。 ・ Where there are no dogs, the fox is a king. ……「犬のいないところでは、狐が王様」⇒自分より強いもののいないところで、得意になって威張ること。 |
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うん、うんと頷きながら読んだけど・・・ |
片靴 2006/06/07 08:44 |
もう四歳半になった我が家の愛犬。良く寝ております。でも家にいたからってライオンになりませんよね。ひめちゃんだって同じでしょう? |
urara 2006/06/07 10:04 |
今日、テレビニュースで犬屋敷の話がありました。30匹以上をほったらかしに飼っているようです。ものすごい劣悪な環境で飼われている状況でした。犬たちは、死んだ犬の肉を食べているそうです。匂いもひどいらしい。かわいそう。(T_T)犬屋敷のご主人は69歳の人。虐待だ〜〜〜。だけど飼い主は虐待ではないと言っているのです。かわいそう。だれか犬たちを早く助けてあげてほしいです。あ〜、犬諺と関係なくってごめんなさい。 |
キョン 2006/06/07 17:52 |
☆ 片靴さん、「Give a dog ……」は新英和大辞典(第4版)で調べて、そのまま載せたのですが、バカ親父もしっくり来ませんでした。日本の諺に直したら何になるのかと考えましたが、適当なのが思い浮かばなかったのです。「人の口に戸は立てられぬ」くらいがいいのかと思ったのですが、ちょっと弱いですね。「人を殺すに刃物は要らぬ、噂一つも流せばいい」というのは知りませんが、合っているようですね。でも、諺でしょうか? 都々逸で「亭主殺すにゃ刃物は要らぬ、役に立たぬと言えばよい」というのは知っています(^.^)。もう一つ、「男殺すにゃ刃物は要らぬ、この人痴漢と言えばいい」というのをネットで見つけました(^0_0^) |
遊哉 2006/06/07 21:02 |
犬は犬を食べない なんかこれ 凄みある言葉 頭のポッケに 仕舞いましょう |
seizi05 2006/06/07 21:05 |
☆ uraraさん、ひめは歳ということもあって、もうほとんど寝ています。エサをやるときだけは元気にやんちゃになりますが^_^;。英語圏の犬は、家ではライオンになるんでしょう、きっと(~_~)。でも、ひめはワンワン吠えるのは家にいる時だけで、外に出るとおとなしいってことはありますが。 |
遊哉 2006/06/07 21:16 |
☆ キョンさん、最近そんな話が多いですね。この前は、猫でも同じような虐待のことをテレビでやっていました。そういうのって、ほんと腹が立ちます。動物愛護法というのがあるけど、実効性が伴っていないようです。米国のいくつかの州では警察と同じくらいの力を持ったレンジャーがいて、虐待されている動物を見つけて保護したり、飼い主を逮捕したりしているようです。そういう人たちが日本にも必要な気がしますね。 |
遊哉 2006/06/07 21:27 |
☆ seiziさん、たしかに凄みのある表現ですね。「人を食う」なんて表現もありますねえ(~_~)。 |
遊哉 2006/06/07 21:31 |
「A dog is stout on his own dunghill」ということわざはどこで見つけましたか。 |
ポール 2006/09/05 16:06 |
☆ ポールさん、申し訳ない。この諺を書いておいた手帳を見てみましたが、出典をメモしてませんでした。ネットで調べた可能性があるので、検索してみましたが、2サイトにこの諺があったものの、見た覚えのないサイトでした。 |
遊哉 2006/09/05 19:54 |
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