団塊バカ親父の散歩話

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<<   作成日時 : 2007/01/24 22:34   >>

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画像 この前の日曜日、夜11時からはいつもの「素敵な宇宙船地球号」を観た。タイトルは“「台所から地球が見える タイ、フグ、ヒラメは山の幸!?」― 不思議な水がつくる未来 ― ”というものである。
 とても興味深いので、紹介してみる。

 ちょっと前に「マグロが食べられなくなる、かも」という記事を書いたが、健康志向の高まりとかBSE(牛海綿状脳症)や鳥インフルエンザの流行もあり、今世界中で魚嗜好が高まっている。中国などは、今や魚の漁獲量、消費量ともに世界第一位である。東シナ海も古くから日本の漁場だったが、最近では日本船よりも中国の漁船が目立っている。
 世界の漁獲量も、この50年で6倍に激増しているという。去年の冬には、アメリカの科学誌『サイエンス』が「このままでは、およそ40年後に天然の魚が全滅するおそれあり」と衝撃的な予測を発表している。

 そんな中で、岡山理科大学専門学校・アクアリウム学科の山本俊政先生が「不思議な水(好適環境水)」を開発したという。なんとこれは、淡水魚と海水魚を一緒に飼育でき、山の中でも魚の養殖ができるというのである。海水の汚濁などにより、日本の海での養殖の先行きは課題が多い現在、陸上での養殖は期待が大きいのである。

 この好適環境水とは、いったいどんな水なのだろうか。

 鮭は川の上流で孵化し、稚魚が川を下って海に入り成魚となり、また川へ戻ってくる。淡水でも海水でも棲息できるが、ふつうの魚は、海水魚なら淡水で生きられないし、淡水魚なら海水では生きられない。海水魚と淡水魚は一緒には棲めないのである。これは、海水魚と淡水魚では正反対の浸透圧の調整を行っているからである。
 海水は塩分が強いから、魚は、そのままではナメクジに塩をふった時のように、体内の水分が沁み出して干からびてしまう。そこで海水魚は、口から大量の水を取り入れ、塩分をエラから出して浸透圧の調整をする。逆に、淡水は塩分が弱いから、魚はそのままでは体内の塩分を薄めようと水をとりいれ、水ぶくれになってしまう。そこで淡水魚は、大量のおしっこをして余分の水分を出し、必要最低限の塩分をエラから取り入れて浸透圧の調整をしているのである。

 そこで山本先生は太古の海に注目した。太古の海では今ほど海水は塩辛くなく、海水魚の祖先も淡水魚の祖先もいっしょに棲んでいたはずである。
 現在の海水の成分はおよそ60種類だが、太古の海を研究した結果、魚にとって必要な成分はカリウム、ナトリウムとあとは数種類があればいいとわかった。
 この魚にとっての必須成分を水に溶かした「好適環境水」の中では、浸透圧の調整が必要なくなるので、海水魚も淡水魚も一緒に棲むことができるのである。
 また、魚にとって、浸透圧調整に要するエネルギー消費は全体の30%であり、それに要するエネルギー消費が少なくなる分、成長も速くなることがわかったのである。

 メリットはまだある。魚が病気にかかりにくくなるのである。魚の病原体には海水型と淡水型があるのだが、好適環境水の中では、その両者ともが死んでしまうのである。
 また、今までも陸上での養殖が試みられたことがあるが、人工海水代や冷暖房費にコストがかかり過ぎうまくいかなかった。ところが、好適環境水はわずかの必須成分を水に溶かすだけだから、人工海水に比べ60分の1のコストで済む。また、使わなくなった鉱山の坑道を利用すれば一年中20℃前後と安定しているから、冷暖房費も最小限で済むのである。
 それに、養殖で使った公的環境水を浄化する時に出た汚れ(汚物)は、肥料としても利用できるとのことである。

 番組では、3か月間山の中で育てたトラフグ、ヒラメ、タイの初出荷の様子を流していたが、出荷先の地元の料理店では料理長が「おいしい。言われなかったら違いはわからない」、お客からも「ヒラメとフグの味がおいしい」との意見があった。とりあえず、この好適環境水での養殖は成功のようである。
 次は、ハマチやシマアジ、その先はマグロの養殖に挑戦するようである。回遊魚の養殖はとても難しいが、日本の養殖技術は世界一である。その技術とこの不思議な水がうまく融合すれば、山の中での魚の養殖という夢も夢でなくなるかもしれない。

<後記>太古の海に着目したというのが面白いですね。たしかに、海水魚も淡水魚も祖先は同じわけで、いっしょに棲んでいた太古の海を再現すれば両者が共棲できるだろうことは言われてみればわかりますが、なかなかこういう発想はできないものだと思います。
 この先、いろんな課題が出てくるとは思いますが、是非、世界の魚資源を守るためにも、このプロジェクトを成功させてほしいと思います。
 一般の家庭で、マグロを飼って食べるなんていうことも、いつか可能になるかもしれない、と夢は広がるのです。

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おもしろ〜〜〜い!あの円柱形の水槽!金魚と熱帯魚が同じ水槽で泳いでるぅ〜はっきり分からなかったけど、ふぐもいた?
そうなんですか〜太古の海は同じだったんだ〜(#^.^#)できれば太古の自然にして欲しいけど無理よね〜(-_-;)
公的環境水の話は前にテレビで取り上げていて、へぇ〜と思ったおぼえがありますが、もう実際に養殖が始まっていたとは知りませんでした。
そのうち「山へ魚食べに行くぞ〜」なんて時代になるのでしょうか。それはそれで寂しいような気もしますが・・・水族館は管理が楽になるかな?
未来の子どもは「むか〜し、むかし、魚は海で獲れたそうな〜」っていう話をお爺ちゃんやお婆ちゃんから聞くのかしら〜〜〜(-_-;)
patyoko
2007/01/25 17:33
☆ patyokoさん、見ましたか。あの水槽は円形じゃなくて八角形らしいけど(~_~)、手前で泳いでるフグみたいなのはハコフグだと思います。
 太古の自然もいいけど、たぶん今の人間じゃ生きていけないんじゃないでしょうかねえ。
 他のテレビでもやっていましたか。この好適環境水はだいぶ注目されているようです。養殖と言っても、まだほんの糸口をつけたところというか研究段階という感じでしたが、大々的にやっていってほしいです。
 そのうち、「○○山の麓ではマグロが旨いそうだ」なんて会話がされるようになるかもしれません(^^♪。やっぱりちょっと寂しい気はしますね(^^ゞ。
 なんでも寄生虫も発生しにくいらしいから、水族館では管理が楽になるでしょうが、海水魚と淡水魚を一緒に展示するのは、教育的にはまずいと思いますけどね(~_~)。飼いやすくはなるでしょうね。
 「むか〜し、むかし、魚は海で獲れたそうな〜」なんていう話は聞きたくないし、話したくもないですねえ。そうならないように、魚を捕り過ぎないように、そして海もきれいに保たなきゃいけません。まぐろも食べ過ぎないようにしなきゃ(~_~)。
遊哉
2007/01/25 21:00
水に大変興味あり、この水で麺を作るとどうなるのか
試してみたいです。」
めん坊
2007/01/26 02:00
すごいものを開発した人がいるのね。世の中はまだまだ研究対象物がいっぱいって事なのね。その水、おいしいのかな?
キョン
2007/01/26 16:57
☆ めん坊さん、いらっしゃい。
 この水で麺を作るとどうなるんでしょうかねえ。バカ親父も大いに興味があります(^^♪。機会があったら、是非一度試してみてください。その節は、ここにコメントしてくださいね。楽しみに待っています(^^♪。
遊哉
2007/01/26 19:10
☆ キョンさん、すごいものを開発した人がいるでしょ。その発想がまたすばらしいですね。知ってみればなるほどと思いますが、なかなか思いつかないものです。世の中には知らないことがいっぱいあるし、研究対象もいっぱいあるんですね。
 一度この水を飲んでみたいですが、たぶん、美味しくないんじゃないかというような気がします(^^ゞ。
遊哉
2007/01/26 19:15

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