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zoom RSS 『新・冒険論』

<<   作成日時 : 2018/07/08 22:13   >>

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                 〔今日の南の夕空〕


 世界の辺境の地で数々の独創的な挑戦を行ってきた、冒険家にして作家の角幡唯介さんの冒険の本質を考察した『新・冒険論』を紹介する。

 まず、目次から内容を紹介しておく。次のようなものである。

 はじめに
第一章 本多勝一の冒険論
 世界の可能性を拓け/冒険とは何か――本田勝一の冒険論/パイオニアワーク論の衝撃/人類史上最高の冒険とは?/「愚の骨頂」と誰もが思った
第二章 脱システムとしての冒険
 エベレスト登山はなぜ冒険でなくなったか/マニュアル化された登山/エベレストツアーにカオスはあるか/神話における脱システム/英雄の冒険を分析する/ナンセンのフラム号漂流と英雄の冒険/ツアンポー峡谷単独探検の神話構造
第三章 脱システムの難しさ
 システムとしてのコスモス/現代のシステム/現代はなぜ冒険が難しくなったのか/情報通信テクノロジーの発達/ジャンル化/登山人気の違和感/脳のシステム化
第四章 現代における脱システムの実例
 変質する北極点到達という行為/ピアリーが選んだ危険なルート/北極点到達の意義/なぜ冒険はスポーツ化するのか/自然環境の競技場化/新しい位相空間をめざす/人間の世界から狼の世界へ/エリスにおとずれた奇跡/服部文祥のサバイバル登山/過酷な冬期サバイバル登山/極夜の探検/天体を頼りに
第五章 冒険と自由
 冒険の批評性/冒険における自由/自由と自力の関係/人はなぜ冒険をするのか/冒険者の倫理と世間の倫理の乖離/死を避けることが最優先ではない/那智の滝事件が意味するもの/自立した社会的異分子/冒険の社会的価値/なぜ冒険を書きのこすのか
 終わりに――放棄される自由を前に
 本書に登場した主要引用・参考文献

 実はこの本を読んだのは、もう2か月ほど前のことである。
 とても興味深く読んだのだが、改めて紹介しようと思うと、だいぶ内容を忘れているところもあるので、何だか気が重い(^^ゞ。
 本を読むときには、気になるところに付箋を貼るのだが、この本は付箋だらけである(^^)/。
 どうしようかなと思いながらも、放っておいた。

 でも、たしかあの本に書評が出ていたはずだと探すとあった。
 月刊誌『BE-PAL』7月号の本の紹介欄に、この本が取り上げられていたのだ。
 書いた方の名前がないので、たぶん編集者がまとめたものだと思う。
 とてもうまく紹介しているので、それを拝借することにした(^^ゞ。
 次のようなものである。


<今、私たちが日常で冒険といえるような事態に直面することはまずない。著名なジャーナリスト本多勝一によれば、ある行為が冒険といえるためには@生命の危険がありA主体的な行為でありB前人未踏の行為(パイオニアワーク)であることが必要とされる。だが現代でBを望むのはもう無理なのではないか。
 実際、エベレストではすでに登頂そのものにパイオニア性はないから、新ルートを切り開いたり登頂時間をいかに短縮するかを競ったりしている。著者はそれはスポーツでありもはや冒険ではないと批判する。
 では現代ではどうすれば冒険ができるのか。そして冒険には今なお価値があるのか。それを冒険史や自らの経験をもとに問い直したのが本書である。
 著者は、冒険の核にあるのはBの流れを汲む脱システムという概念だと説く。システムには、GPSや携帯電話のような情報通信機器だけでなく、国という社会的枠組みから世間の常識まであらゆる要素が含まれる。ではいかにしてシステムから脱するかといえば、地理的空白の探求や目的地到達主義などにとらわれず、新しい視点を持つことだとする。そしてトール・ヘイエルダールによるコンチキ号探検、ショーン・エリスによる狼の群れとの暮らし、服部文祥のサバイバル登山、そして著者の極夜行を分析し、それらが見出した新しい視点を明らかにする。
 だがシステムを脱した冒険家は、自分の命を自分で守らねばならないから、とんでもない不快やわずらわしさを味わうことになる。が、その一方で忘れがたい快感も味わえるらしい。それを実践してきた著者の言葉には恐ろしいほどの説得力がある。
 そして興味深いのは、脱システムは、既成概念や価値を見直すきっかけとなるものだから、冒険に限らず文学でも芸術でも、何かを表現しようとする人、つまり私たちにとっても大きな意味を持つという点だ。冒険は、今も文明や社会を動かす力を秘め、私たちの前に開かれている。>


 「冒険とは何か?」に迫った画期的論考だし、現在生きているわれわれの生き方を考えさせられる内容にもなっている。
 冒険なんかには関係ない、と思っている方にも参考になると思うので、よかったらお読みいただきたい(^^ゞ。


<今日のお薦め本>
『新・冒険論』 角幡唯介 著、インターナショナル新書(集英社インターナショナル)、799円、18.04.11. 第一刷発行
 著者について、奥付から紹介しておきます。
<作家、探検家。一九七六年、北海道生まれ。『空白の五マイル』で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、『雪男は向こうからやって来た』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方』(以上集英社文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞。著書は他に『漂流』(新潮社)、『極夜行』(文藝春秋)などがある。>

新・冒険論 (インターナショナル新書)
集英社インターナショナル
角幡 唯介

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<後記>“人生あるいは生きることは一種の冒険である”とするなら、この本に書かれていることは、その生き方を考えるうえでとても参考になると思います。

 角幡さんは、巻末の「終わりに――放棄される自由を前に」に、次のようなことを書いています。

<(前略)
 自由は面倒くさい。自由みたいに自分で判断しなければならない苦しい状況に比べると、管理社会にいるほうがはるかに楽である。現代人にとっては自由は不要となってしまったように、私には見える。
 だが、私はそうした管理される状態を望む時代の傾向に抗いたいと思っている。自由には今でも人間が闘って獲得するだけの価値があると思うし、実際、私が冒険的行動をやめられないのも、自然のなかで感じられる自由に、生きていることそのものの秘密があるように思えるからだ。冒険が脱システムだということをここまで強調してきたのは、そのことがいいたいからだった。その意味で本書はこの窮屈な時代を、管理されることが当たり前になりつつある時代を脱システムするために書いた本だともいえる。
(後略)>

 そんな本です。興味のある方は是非、お読みください(^^ゞ。

 今日(8日)は雲は多かったものの、朝から陽射しが届いて蒸し暑くなった。
 カミさんは午後から用があって実家に行った。
 バカ親父は、テレビを観てから本を読んでいた。

 夕方の散歩は、5時40分ころに出かけた。
 公園を回っていった。

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 南の空は、青空に薄雲が浮かんでいた。

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 夕日は雲に隠れがちだった。

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 東の空にも薄雲が浮かんでいる。

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 原っぱに出た。日曜日だからか、子どもたちや家族連れがたくさん来ていた。
 ベンチも空いていないので、ウロウロしていくことにする。

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 東から南の方は、青空に薄雲が浮かんでいる。

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 馴染みの白ラブとトイ・プードルが来たので、飼い主さんたちとおしゃべりした(^^ゞ。

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 おしゃべりが終わって、SORAはスリスリした。
 まだ大トイレをしていなかったので、もう少しウロウロすることにした。

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 夕日は雲に隠れてしまっていた。

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 SORAが大トイレを済ませたので、帰ることにした。

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 午前中、SORAの姿が見えないので探すと、

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 玄関に通じる廊下で寝ていました。ここはわりと涼しいので、夏になるとよく寝ています(^^ゞ。

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 午後は庭で面した廊下で、うつらうつらしていました(^^ゞ。

 明日(9日)の横浜の南の端っこの天気は、朝はにわか雨が降るかもしれません。昼間も雲が多くムシムシした暑さになりそうです。夕方からは晴れてくるようです。

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2018/07/13 23:54

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