アイディタロッド犬ぞりレース

画像 「アイディタロッド犬ぞりレース」というものについて書いてみたい。何でまた、犬ぞりレースと思われるかもしれないが、実は、紹介したい本があって、その前座噺という感じで気軽にお読みいただきたい。

 1925年のことである。アラスカでこんなことが起こった。
 その年の冬、ノームの孤立した村で、ジフテリアが爆発的に流行した。大勢の子どもたちが命の危険にさらされたのである。それを突き止めたカーティス・ウェルチという医師が、近隣地域に抗毒素血清を援助してくれるよう要請したのである。一刻も早く血清が届かないと、ノームの子どもたちの多くが命を失うことになるのだった。

 当時のアラスカには、飛行機は2機しかなく、その2機ともが冬の間は装備を外され、フェアバンクスの格納庫で眠っている状態だった。スコット・C・ボーン州知事は、犬ぞりのチームを使い、血清を輸送させることにした。
 20人のマッシャー(犬ぞり使い)が選抜され、ネナナからノームまでの674マイル(約1085㎞)の雪に埋もれた険しい山道をリレーすることになった。
 疲れきった犬のチームを従えてノームの第一大通りにたどり着き、血清を届けたのはリレーの最後のマッシャー、ガナー・カーセンという人だった。マッシャーたちが、数百人の幼い命を救ったのだった。

 その後、この彼らの偉業を称えるために1973年から開かれるようになったのが、アイディタロッド犬ぞりレースである。血清を運んだ道が、途中にある町「アイディタロッド」の名前から「アイディタロッド・トレイル」と呼ばれていたことから、このレースの名前がつけられたということである。

 このレースの正式名は、「アイディタロッド・トレイル(国際)犬ぞりレース(Iditarod Trail Sled Dog Race)」といい、世界的に有名な犬ぞりレースである。厳寒のアラスカを横断する、世界最長でもっとも過酷なレースと言われている。
 毎年60~100人のマッシャーと1000頭以上の犬たちが参加し、3月の第一土曜日にアンカレッジをスタートし西北に向かう。ゴールは、約1800㎞離れたベーリング海に面した町ノームである。
 それぞれのマッシャーは7頭から20頭のそり犬で1チームを編成する。犬たちは一日に約160kmを走り続け、マッシャーの平均睡眠時間は2~3時間という。約10日から2週間をかけて険しいアラスカ山脈や凍りつくユーコン川、ノートン・サウンド湾の浮氷群など、アラスカの大自然を駆け抜ける雄大な犬ぞりレースである。ちなみに、1800㎞とは東京から沖縄県南部付近までの距離に相当する。

 犬ぞりレースについて詳しく知りたい方は、ここがいいと思います

画像<後記>小学校の3年生のときに、バカ親父はジフテリアに罹ったことがあります。今ではあまり聞きませんが、昔はわりとあったようです。たしか、法定伝染病で喉に白い膜が張って、息ができなくなる病気です。血清ができるまでは、死に至る怖い病気だったようです。
 このレースは、マッシャーにとっても犬たちにとっても、半サバイバルレースと言ってもいいほど過酷なものです。途中でリタイアするマッシャーも多いようです。もちろん犬も例外ではなく、怪我や凍傷、衰弱などで途中のチェックポイントでリタイアさせ、送り返されることもあるということです。
 日本でも最近はこの犬ぞりレースが盛んになってきたようですね。バカ親父もやってみたいですが、レース用の犬を飼わなきゃいけないし、お金もかかるし、体力もないので、とてもじゃないけど、ほとんど無理です。
 このレースにかかわる本の紹介は、次のブログに書くつもりですが、これが、なかなか難しくて困っています^_^;。

* 下の写真は、前々回に書いた梅の実を砂糖漬けにしたものです。カミさんによると、醗酵を抑えるために、ホワイトリカーを少し入れるそうです。一昨日の夜は、この梅のへた取りをやらされました。

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この記事へのコメント

2006年05月23日 00:05
ふう~~ん・・・へえ~~~・・・って感じ。
気が遠くなるような話だけど、もし、これが
映画になったら是非見たいな。
アメリカ映画が好きなんだけど、アメリカ
映画に出て来る犬や猫って、あんまり死ぬ
設定になったないんだよね。特に犬・・・
最後で必ずどこからかトコトコトコトコ歩いて
出て来るの。だからあんまり心配しないで
見られるんだ!私。今日のお話、超、感動的!
遊哉
2006年05月23日 01:07
☆ さよちん さん、ひょっとしたら映画になっているかもしれないね。日本人でも何人かはこのレースに参加していて、舟津圭三という人が有名です。だいぶ前だけど、テレビでドキュメンタリーとしてやっていました。
 動物愛護のアメリカでやる犬ぞりレースだから、犬の健康管理は厳しいようですよ。チェックポイントに獣医がいて、リタイアなどはちゃんと判断するようです。リタイア犬が一定数を超えると、人もリタイアしなければならないそうです。
 犬ぞりレースって、面白そうでしょ(^.^)。
片靴
2006年05月23日 08:53
主題に関係のないことで、恐縮ですが、シロップを作るには、梅が隠れるほど砂糖を入れるのですか。我が家の梅は、まだ小さいのですが、今年はシロップにしてみようと思っています。
遊哉
2006年05月23日 20:23
☆ 片靴さん、カミさんは砂糖をぎゅうぎゅう詰めています。いつもこのやり方で作っていますので、大丈夫です。この瓶の大きさで、醗酵防止に100ccほどのホワイト・リカーを入れます。梅の処理は梅酒のときと一緒で、1日水につけておいてから、水気をよく切ってへたを取ればいいです。是非、シロップを作ってみてください。
2006年05月23日 21:03
犬ぞりをやりたい? すごいこと考えてる 考えるだけで すごーいと思う 完敗
遊哉
2006年05月23日 21:35
☆ seiziさん、やってみたいと思ってるだけ。若かったらなあ……
片靴
2006年05月24日 08:52
遊哉さん
有り難うございました。家の山妻も乗り気になっています。やってみます。
遊哉
2006年05月24日 19:19
☆ 片靴さん、奥さんも乗り気になられているなら、是非やってみてください。梅酒と一緒で、体にもいいようですよ(^.^)。

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