つみきハウス

画像 子どものころに、よく積み木遊びをした。厚さ1cm、一辺が5cmくらいの四角い木の積み木で、片側に「あいうえお……」の五十音、裏側にその五十音で始まるものの絵が描いてあったと思う。
 その積み木でいろんなものをつくって遊んだ。高く積み重ねたり、並べてドミノ倒しをしたり、四角く積み重ねて家をつくったりした。積み木でつくった家は、ちょっと触れば壊れたものだ。

 そんな積み木のように木を積み重ねてつくる家がある。「つみきハウス」というもので、ずぶの素人でも日曜大工感覚で家を建てることができるという。
 長さ36㎝、高さ6cm、厚さ7.5cmを基本に、穴を開けた5種類の木製ブロックを使って、釘は使わず、鉄筋に通しながら積み上げていく、という新工法である。上側が凸状、下側が凹状になっていて、組み合わせながら積み重ねていけばいいのである。一番人気のある3坪ほどのバンガロータイプのキットなら、素人だけでも1週間ほどで完成できるという。

 このつみきハウスの特徴は、次のようになる。
① 天然素材でシックハウスなどになる心配はない。
② 保温・遮音・湿度調節効果に優れる。
③ 楽しく簡単につくれる。
④ 強度に優れる。
⑤ 自由な設計ができる。
⑥ 地球に優しい住まいである。

 出来上がった家はレンガ造りのようで、なかなか洒落た感じがする。ボルトで締めて土台と桁を一体化するから、暴風や地震にも強いという。
 天然の無垢材を使うので、シックハウス症候群とも無縁である。それに山で切り倒されそのまま放置されてきた間伐材を使えるという長所もある。地球環境に優しいのである。
 7.5cmの厚さだが、断熱効果は厚さ1mのコンクリートの壁に負けないという。音も遮るし、湿度調節機能もある。
 ログ・ハウスと似ているが、太くて長く重い丸太を使うわけではないから、大型の起重機などの機械を使う必要もない。人力で自由な設計の家を、楽しみながら簡単につくれるのである。

 考案したのは、宮崎県高千穂町の中尾繁男さん(69)で、土木建築業を営んでいたが、道路工事などで伐採した杉の活用策を常々考えていたという。そんなとき、孫娘とブロックのおもちゃで遊んでいて、新工法が閃いたということだ。
 北海道や茨城、栃木など、全国でペンションや子ども部屋として200棟以上が建っていて、多くは持ち主が自ら組み立てたという。熊本県では、公衆トイレだけで50棟を数えている、ということである。

 去年、「わらの家(ストローベイルハウス)」(3/5)のことを紹介したが、つみきハウスも天然の素材で、機能性も高く、安く、素人でもつくれる、というのが魅力的である。自分でつくるかどうかは別として、環境にも優しいから増えるといいと思うし、いつか自分でもつくってみたいと思うのである。

<後記>ストローベイルハウスは、藁と土でつくります。このつみきハウスも天然の木でつくります。地上でつくられた物ですから、解体しても自然に戻るし、燃やしても炭酸ガスが増えることはありません。地球温暖化の防止にも貢献できるわけです。
 今までもてあまし気味だった間伐材を使えるから、無駄もなくなるし、外国で伐採した木材を輸入している日本にとっては、その量が少しでも減れば、地球環境保全にも役立つことになるでしょう。
 こういう工法が日本で生まれたのは嬉しいですね。この技術は、ひょっとしたら外国へも輸出できるかもしれません。
 ここでも、つみきハウスの施工例が見られます。

* 今日の写真は、9日にアップした写真の花が咲いたものです。名前は、わかりません。ご存知の方は、教えてください。

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この記事へのコメント

さよちん
2006年06月13日 22:54
花の名前は知るよしなしの「さよちん」
でごめん。でも、文中の「宮崎県高千穂町の中尾繁男さん(69)で、土木建築業を営んでいたが、道路工事などで伐採した杉の活用策を常々考えていたという。」ここで、宮崎が出て来る
とは思わなかっただけに、ビビっと来ちゃった!o(*^▽^*)oあはっ♪「積み木くずし」しか
知らない。うちの「さよぴ」がいつも積み木を
散らかしてる、なあぁ~んて、冗談はやめて、
もう一度しっかり読みますから。
遊哉さんも環境問題を真剣に考える人なのね。
私ってホントに駄目な人間だわ。今日はリンク
出来ないようにしとこ!
遊哉
2006年06月13日 23:20
☆ さよちん さん、バカ親父も花の名前はよく知らないのです。動物にはわりと強いんだけどね。
 アハハ、宮崎の中野さん知らなかった。故郷とはいえ、知るわけないよねえ(^.^)。
 三浦綾子の『積木の箱』なんていうのもあったね。
 環境問題には興味ありますよ。子どもや孫やそのあとの子孫にも、きれいな地球(環境)を残したいものねえ。“リンク出来ないようにしとこ!”って、気になるぞ~。
さよちん
2006年06月13日 23:28
だって意識が低いって、わざわざ宣伝
したくないもん。だからリンク出来ない
ようにしたの。o(*^▽^*)oあはっ♪
たったそんだけのこと。。。。。。。。。
遊哉
2006年06月14日 00:10
☆ さよちん さん、そんなこと気にしないほうがいいよ……(~_~)
2006年06月14日 00:52
積み木はよく遊びました。表面が滑らかだったので、確かによく崩れましたね。そのはかなさが良かったのかな、とっかえひっかえいろんな「建造物」を作っていたような記憶が………。小学校途中あたりからレゴを持っている友だちが増えてきたけれど、なじめなかったな~。あと、金持ちの子や一人っ子が汽車セット(線路、橋、駅、踏切など)を買ってもらい、遊びに来いと誘うパターンにも乗り切れず。積み木とか砂場遊びが好きでした。そこからビー玉、メンコ、やがてパチンコ、マージャンと。何ができるか予想がつかず、宴の後は何も残らないっていうのが好きなのかも?
2006年06月14日 07:04
おはようございます(すっかり朝型^^)
つみきハウス、おもしろそうです。地球の環境を考えても有効な開発だと思います。
こどものおもちゃは、私のころにはプラスティック製品が色も綺麗で、軽くて、それまでのブリキにかわって大量に出てきたと思うのですが、今は、木のおもちゃに人気がありますね。でも、かなり高い!値段!保育園でも、木のおままごとがセットで用意されていますが、キッチンセットとあわせると、何万円もしてしまいます。
間伐材を使い、輸入に頼らず・・ローコストで楽しみながら造り、シックハウスにも悩まされないとなったら、いいこと尽くめですわ~。
遊哉
2006年06月14日 20:27
☆ Ganbare Dankaiさん、積み木というのは子どもにとっては面白いもんなんでしょうね。レゴは大人になってから出てきましたが、子どものころにあったら、遊びたかったですね。最近は知りませんが、値段の高いものでした。
 積み木感覚でできる家は、子どものころの楽しさをよみがえらせるのかも知れません。
遊哉
2006年06月14日 20:44
☆ yu_mamaさん、すっかり朝型になってよかったですね(^.^)。体にも心にもその方がいいですよ。
 おもちゃといえば、バカ親父が子どものころはブリキのものが多かったですね^_^;。セルロイドはあったけど、プラスティックなんてなかったような気がします。出てきたときも、やたら高かったような覚えがあります。
 木のおもちゃは多少高くても、手触りがいいし、直しも利くから、素材としてはいいんでしょうね。保育園でいろいろ気づいたことを、そのうちブログにしてくださいよ。
 つみきハウスは無駄になっていた間伐材を使えるから、赤字に悩む林業にとってもいいことで、森林保全にも寄与できるような気がします。普及すれば、ますます安くなっていいような気がするんですがねえ。どうなんだろうか。
2006年06月14日 21:50
楽しく簡単に 作れるって言われてもなー
遊哉
2006年06月14日 21:58
☆ seiziさん、そりゃあねえ、お金もいるし、積み木と同じってわけにはいきませんなあ。
ハンナ
2006年06月16日 14:30
初めまして、こんにちは。
時々このブログに、お邪魔しているものです。
団塊、視点、花がキーワードかな?
とても読みやすく、ファンになってしまいました。今回の花の名前のことですが、見たことあるなあとおもいつつ読み過ごしていてました。(誰か知っている人がいるだろうし、あえて私がお教えしなくても…ってね) ところがまだ未解決のようなので、調べてみました。以下に貼り付けましたので、ご参考にしてください。

ボリジ  ムラサキ科 ルリヂシャ属 Borago officinalis

 ヨーロッパ南部原産の一年草。高さ80cm程度。春まきの開花期は7-8月。花はエディブルフラワーとして料理に、若葉はサラダ等に利用される。キュウリのような香りがする。

分布 ヨーロッパ南部原産
花期 7-8月

遊哉
2006年06月16日 20:56
☆ ハンナさん、いらっしゃい。読みやすいといっていただけると、とても嬉しいです。
 花は見るのは好きなのですが、名前はあまりよく知らないのです。この花について調べていただいたそうで、ありがとうございます。
 ボリジということですが、とてもよく似ているのですが、ちょっと違うような気がします。まず、高さが80cm程度ということですが、長いのでも15cmくらいしかありません。ボリジで調べてみると、茎などに毛があるということですが、まったくありません。あとは、花びらと花びらの間にガクのようなものがあるようなのですが、それもありません。葉っぱは食べられそうで美味しそうなんですけど、キュウリのような香りもしません^_^;。どうも、ボリジとは違うようです。せっかく調べていただいたのに、申し訳ありません。また、該当しそうなのがあったら、懲りずに教えてください。
 これからも、お気軽においでくださいね。
ハンナ
2006年06月17日 22:37
遊哉さんごめんなさい(^^;
仕事で花を扱っているということで、花の名前をよく知っていると思われがちな私です。けれど、実際はこんなもんです。ムラサキ科で間違いないと思ったのですが、違ったみたいですね。ごめんなさい(^^ゞ
遊哉
2006年06月17日 23:01
☆ ハンナさん、いえいえ、とんでもない。
 仕事で花を扱ってらっしゃるんですね。仕事だと大変でしょうが、でも、なにか心が豊かになるようでいいですね。
 この花の名前、もしわかったら教えてください。懲りずに、いつでも気軽においでください(~_~)。

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