『生きるコント』



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 大宮エリーさんの『生きるコント』という本の紹介である。
 ところで、大宮エリーさんという方をご存知だろうか。最近は、ときどきテレビにも出ているから見た方もいるかもしれない。

 この本のカバー裏から紹介してみる。

<1975年大阪生まれ。映画監督・脚本家・作家・演出家・CMプランナー。東京大学薬学部卒業後、電通に入社。06年フリーに。多数のヒットCMを生み出す傍ら、スピッツ、山崎まさよし、ケツメイシなどのMVも手掛ける。主なテレビ作品に、NTV系「the波乗りレストラン」、「木下部長とボク」、CX系「Room Of King」の脚本、演出などがある。映画「海でのはなし。」、舞台「GOD DOCTOR」、「SINGER 5」など活躍の場は多岐にわたる。>

 実は、大宮さんのことはあまりよく知らないままに、いつも読んでいる『週刊文春』に連載していたエッセイで知ったのである。
 面白いことを書く人がいるものだと思ったのが、最初の印象である。
 残念ながら、連載の方は終わってしまったが、今年の3月に単行本にまとめられたものが文庫本になったので、改めて読んでみた。
 相変わらず、面白いのである。

 引用してみようと思うのだが、抄録が難しいので、一篇だけ全文を載せてみることにする。週刊誌の1頁のエッセイだから、すぐに読めると思う。
 それでは、「おかん犬」と題された一篇を。


<最近、撮影現場に犬を連れてくるスタッフさんが多い。決まって結構大きな犬で、すごく仲が良さそうなのだ。聞けば、いつでも一緒だそうで、「家に帰ると犬だけだよぉ、出迎えにきてくれるのはさ」なんて言って、目を細めている。
 そのたびに、いいなあ、わたしも飼いたい、と思う。けれど、わたしには、ちょっとしたトラウマがあるのだ。
 小さい頃からアパート住まいで、何回か引越しをしたものの、毎度、犬を飼ってはいけません的なところに住むことになった。いつか犬と暮らしたいと思っていたが、どこかで犬を飼うことをあきらめていた。というのも、犬のことを言うたびに、うちのおかんが、「どうせあんたは世話などできないし、あんたが飼うと、犬が死んじゃう」と恐ろしいことを言うからだ。好きだからこそ、飼わないでおく。おかん流の間違った洗脳教育は、見事、成功していたのだった。
 会社に入って数年経ち、忙しくて、忙しくて彼氏もいなくて辛かったわたしに、ある日、友人が、犬を飼えばいいのに、と勧めてくれた。安易だ、と思ったが、OLの寂しさは犬でまぎれるのよ、と彼女にさらりと言われると、なんだかそういう気もしてきた。そういえば、彼女、いつもニコニコしている。犬ってそんなにすごいの? 犬、欲しいぞ、なんとしてもここは、お犬様に癒してもらうんだ!
 その日帰宅して早々、思い切って言ってみた。「ねえ、犬、飼いたいんやけど」おかんは、きょとんとして、「犬は飼われへんって言うてたやろー」と、何を今更、みたいな顔で言った。
 やっぱりそうか。けれど、犬が欲しくてたまらなくなっていたわたしは、もう一度粘ってみる。
 「このマンションさあ、ペット禁止やけど、あんまり吠えへん犬にしたらバレへんのとちゃう?」
 わたしは、子供らしくごねてみた。そして、社会人らしく理屈もこねてみた。
 「おかんも、犬がいたほうが、わたしが仕事でいない間、寂しくないやろし」
 すると、おかんは、わたしをじっとみてこう言ったのである。
 「そんなにあんた、犬が飼いたいんやったら、おかんが、犬になったるわ」
 一瞬、意味が分からなかったが、おかんは突然、わたしの前で、赤ん坊のようにハイハイをし、ワン、と言った。こたつのまわりをワンワン言いながら走りはじめた。
 わたしは呆然として、その恐ろしい光景をぼんやり見ていた。これは止めないと、ヤバい。でも、どうしたらいいか分らない。おかんは、ワンワン回っている。わたしは、なんだか泣きたくなりながらも、ムツゴロウの動物王国を思い出して、おかん犬に抱きついた。
 「よーし、よーし、うわしゃしゃしゃしゃ」
 寝転がりおかんを強く抱きしめ愛撫する。おかん犬は、気持ちよさそうだった。お互い自棄(やけ)になっていた。トコトン、犬だと思ってやろうじゃないの。おかんの頭をなで、キスをした。おかんは、わたしの腕の中で、ワンワン言っている。鳴きやまない。無邪気な犬をやめない。ダメだ、負けた。負けたよ、おかん。わたしは、つぶやいた。
 「もう犬を飼いたいなんて、言いません」
 するとおかんは、あっさり、そやったらええわ、と言い、さっと立ち上がって台所のほうに消えた。
 おかんよ。それ以来、わたしは、どんなに可愛い犬が現場に来ていても、抱きつけない。>


 大宮さんは、この本について「文庫本あとがき」で、こんなことを書いている。

<七年間のOL生活を突如辞め、途方に暮れていたらこれまた突然決まった「週刊文春」での連載。一本、一本を大事に、相撲をとるように書いて参りました。家族ネタで押し切るときもあれば、仕事ネタですくい投げを狙ってみたり。とにかく日々雑感的なエッセイではなく、読んだ人がそれをネタとして話したくなるような、落語的エッセイにしたい、と、自分なりに目標をたて続けて参りました。
 こうして文庫になってみると、なんだかこの小さな一冊に、わたしという人間の生きてきた証みたいなもんがつまっているような気がします。だって自分の話ですから。一生懸命やっても空回りして辛かったことを笑いに変えて書き綴ったそんな本です。みなさん、読んでくださって俺のほうがましだ、あたしのほうがましだ、と思ってもらえれば幸いです。>

 真面目に一生懸命生きている大宮エリーさんなのだが、どうも世の中の流れというか常識からはちょっと外れているようで、すべてがコントになってしまうようである。
 なんでそうなるのかはわからないが、そうなってしまうのである。
 それで落ち込んだりするのだが、それでも、それを大阪の笑いのノリで書き綴るのである。そんなエッセイである。

 なんだかなあ、ちょっと疲れちゃった~、というようなときに読んでみるといいかもしれない本である(^^ゞ。


<今日のお薦め本>
『生きるコント』 大宮エリー 著、文春文庫、490円、10.04.10. 第1刷
 目次は次のようなものです。
 ビキニ/アライグマ/おかん犬/おかんタイム/ひげ女/やります/立てない/無意識な女/バレンタイン傷/絆弁当/弁慶/結婚願望/イブなんて知らん/性別不明/おすぎ派/勇気のしるし/グラミー/島よ/ワイハ/自分ビンタ/おかんだYO!/東大受験/ゴッドおとん/カリフォルニアデイズ/LAやでぇ/インフルエンザ/母の日/どこでも家族/腰痛カモン/ボルしぇー/おじいさん女/孤独な夜は/名マネージャー/初夢事故/虫嫌い/横暴ごっこ/入隊関連/おとなの健康/二代目チャリ/にちようび/上下関係/Kのその後/知りたくなかった/気功師/ステーキ四時/嗚咽の空/交通事故/御岳山/ゴキブリふたたび
 特別対談 おすぎvs大宮エリー 「大宮エリーってなんなのよ!」
 文庫版あとがき
 解説 片桐仁「逆境の幸せ」


<後記>面白い本です。おかんの話を取り上げましたが、数は少ないけど、おとんの話もあります。おかんもおとんもユニークです(~_~)。
 この前、TBSテレビの「世界ふしぎ発見」を観ていたら、回答者として大宮さんが出ていました。いろいろな仕事をしているようですが、これから活躍しそうです。楽しみです。

 今日は一日雨で寒かったです。
 カミさんがお袋さんの介護用の靴下を買いたいというので、3駅離れたちょっと大きな街に車で行きました。着いてから別れて、バカ親父は本屋に行きました。
 お袋さんは膝が悪くて、杖をついて家の中を歩いていましたが、この前倒れて全身を打って、半寝たきりになりました。
 なんとか復帰して起き上がれるようになりましたが、デイ・ケアに行ってリハビリを受けるようにとお義兄さん夫婦が勧めるのに、絶対に行かないと言っているそうです。
 カミさんが、近々説得に行くそうです。
 お袋さんは84歳ですが、その年代の人はデイ・ケアなんかに行きたがらない人が多いようです。一度行けば、意外と行くようになるんですけどね。
 はたして、どうなりますかねえ(^^ゞ。


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この記事へのコメント

2010年04月16日 05:12
大宮エリーさんのエッセイ。なんだか、せつないですね。
冷たい雨の振る中、狂犬病予防の注射のため、リリィを連れて下の広場に。
注射器を見たとたん、逃げようとして大暴れ。
捕まえて抱きかかえている間に、ブスッ!
前回の注射から一年もたっているのによく覚えているものだと感心するやらあきれるやら。(+o+)

88歳になるうちのオフクロも、ディケアに行きません。
あれはボケ老人が行くところじゃ!だそうです。
あなたも十分ボケているんですが・・・・(+_+)
トド
2010年04月16日 07:22
最近は楽しい所ですがね、、。
外出がおっくうで、おしゃれな服もないから?とかお化粧もしてないからとかの理由も女は有るみたいですから、素敵な服を選んであげて、この時は着易くて、明るいのを、そしてお化粧を、上品に、口紅はお忘れなく。少し慣れると外出したくなりますかも、。
私は今高齢者にお化粧をのボランチアをしてます、。
化粧品屋の回し者ではなく、デイケアに行くのもおしゃれが大切だそうです。奥様はプロでは?
遊哉
2010年04月16日 11:57
☆ ねこのひげ さん、そうなんです、大宮エリーさんのこのエッセイは、切なくておかしいんです。特に、おかんが関西のお笑いのノリで面白いです(^^ゞ。
 リリィちゃん、狂犬病の予防注射に行きましたか。ちゃんと覚えていたんですね(~_~)。前にいた“ひめ”という犬は大暴れして大変でしたが、SORAは大人しくされてます。犬によってずいぶん違うものです(^^ゞ。
 お母さんもデイ・ケアに行かれませんか。行けば楽しいし、お風呂にもゆっくり入れてもらえていいんですけどね。“ボケ老人が行くところじゃ”と思い込んでいると、なかなか難しいかもしれません。まあ、ボケ老人がいることはたしかですけどね(^^ゞ。
 子どもの言うことは、わがままも出るから聞かないことが多いですね。おかあさんが素直に言うことを聞ける方がいるといいんですがねえ。
遊哉
2010年04月16日 12:14
☆ トドさん、そうですね、“外出がおっくうで、おしゃれな服もないから、お化粧もしてないから”ということも、女性の場合はあるのかもしれませんね。
 ただ、この年代の人は、“そういうところに行くこと自体が恥ずかしいこと”というような思い込みがあるような気がします。車椅子で外に出ることも嫌がります。そのあたりの気持ちの切り替えがうまくできればいいんでしょうね。
 亡くなった親父も、最初は嫌がっていましたが、一度デイ・ケアに行ったらそれからは自分から行く気になりました。たしかに、慣れが必要でしょうね。
 カミさんはさっき、実家に説得に行きました。“家にずーっといると、お義姉さんが気を抜けなくて大変だから、ワガママを言わずに行きなさい。リハビリもデイ・ケアに行ったほうが、設備も整っていて効果があるから行きなさい”という論理で説得すると言ってました(^^ゞ。
 カミさんはヘルパー2級の資格も持っているし、独居老人の世話をしたこともあるし、亡くなった親父の世話もしましたが、血のつながった親となると、親の方もワガママが出るから難しいものがあるんですよね。
 はたしてどういう結果が出るか、見ものです(~_~)。
2010年04月16日 12:31
 私もコントみたいに、楽しく生きていけたら良いなぁ。
 ウチのお義父さんは、最初は、デイケアへは、入浴から始まりました。それから少しずつ知り合いが増え、楽しそうな笑顔の写真が増えてきました。きっと行けば楽しい事増えるよね。男性より女性の方が、お友達作りはじょうずだから、お母様もきっと大丈夫でしょう。
 
遊哉
2010年04月16日 14:12
☆ キョンさん、生きていると、いろいろドジをしたり、真面目にやっていても空回りしたりしますが、見方をちょっと変えればコントにできるかもしれません。そうすれば、楽しくなりそうですよね(^^ゞ。
 お義父さんは、入浴からデイ・ケアに行くようになりましたか。カミさんのお袋さんも、入浴は今は出張で来てもらってますが、デイ・ケアでのほうが楽なんじゃないかと思います。その意味でも、一度でも行けば、その良さがわかると思うんですけどね(~_~)。
 気持ちをうまく切り替えることができるといいんですけどね……カミさんの説得がどうなりますことやら(^^ゞ。
2010年04月16日 21:07
この本、本屋さんで見かけて面白そうだなあと思ってました
おかん犬には爆笑です。著者の面白さは、まちがいなくこのおかんのDNAですよね(笑)
お義母さん、説得に応じてデイケアに通われるようになるといいですね。でも、お年寄りにはなかなか新しいことを受け入れるのが難しいんでしょうね。
説得が成功することを祈ってます。
2010年04月16日 22:05
「おかん犬」読んで大爆笑です^^素敵な本を紹介してくださり、ありがとうございます。(私は本は図書館で借りる派なので、探してみます!)^^
2010年04月16日 22:36
こんばんはm(__)m
気持ち玉ありがとうございます。午後沼津から帰って来ました。
久しぶりに私向きの本のご紹介ですね(笑)読んでみたくなりましたが、当分手に入りそうもないですねぇ~知ってれば、帰りに買ってこれたのに残~念(-_-;)
奥様、ご心配でしょうね(-_-;)ウチの母(81)も膝が悪く洗濯物を干していて縁側から落ちてしばらく杖をついていましたが、今は何とか杖なしで歩けるので安心していますが。この年齢になるとちょっとした事で寝たきり状態になってしまうんですね(-_-;)お母様が喜んでデイに行かれるようになるといいのですが。。。二人の生徒さんのお義母さんがどちらも車椅子で全く外出しない方々です。年齢も同じくらいですが、恥だと思っているようで、「デイに行くような人は(身内で世話してもらえない)可哀そうな境遇」という考えを持ってるようです。。。。難しいですね。特に実の娘には味方になって貰いたがる母が多いように聞きます。奥様もある時は優しく時にはビシッと接して何とか少しでもリハビリに行かれるようになるといいですね。
遊哉
2010年04月16日 22:46
☆ キーブーさん、面白そうだと思ってましたか。面白いですよ~(~_~)。そうですね、著者にもまちがいなく、このおかんのDNAが伝わっているでしょうね(~_~)。
 ひょっとして、大阪のおかんはみんなこんな母親じゃあないかと心配になりましたが、キーブーさんはいかが? いつか、ジャック・スパローの真似してませんでしたっけ(~_~)。
 カミさんは今日実家へ行って説得に当たりましたが、失敗しました(^^ゞ。絶対に行くのは嫌だ! といって聞かなかったそうです。どうも、デイ・ケアについてのおかしなイメージがインプットされているようです。カミさんも好い加減頭にきたようで、“まったく、あのクソバアさんは……”と言ってました(~_~)。時間をかけて説得するほかなさそうです(^^ゞ。
遊哉
2010年04月16日 22:50
☆ かるきち さん、「おかん犬」は面白いでしょう。他のも、こういうエッセイばかりです(~_~)。
 単行本が既に出ているので、図書館ではそのほうが早く手に入るかもしれません。探してみてください。楽しめると思います(^^♪。
遊哉
2010年04月16日 23:11
☆ patyokoさん、こんばんは♪
 コメントは続きが終わってからと思って、とりあえず気持ち玉にしました。秩父宮記念公園にまた行きたくなりました~(~_~)。
 この本はpatyokoさん向きかもしれません。ゲラゲラ笑えると思います(^^ゞ。新刊だから、どこの本屋にも今ならあると思うので、機会を見つけて本屋を覗いてみてください。
 上のコメントにも書きましたが、カミさんは今日実家に行きましたが、説得に失敗しました(~_~)。
 お母さんも大変でしたね。おおごとにならなくてよかったです。義母はもともと膝が悪かったのですが、歳が歳だからちょっとしたことで寝たきりになっちゃうんですね。今はベッドの上では起き上がれるようですが、家にいるだけではますます悪くなるような気がします。デイ・ケアでちゃんとリハビリを受けるといいんですけどね。
 そうなんです。その年代の人は、デイ・ケアに行くことが恥だと思っちゃうんですね。それに、可愛そうな境遇とも思うようで、義母も「そんなにみんながじゃまにするんなら、首を吊って死んでやる」なんて言ったそうです(^^ゞ。カミさんも呆れてました。夜、お義姉さんからカミさんに電話があって、これはもう時間をかけて、ケア・マネージャーなどと相談しながら、うまくもっていくほかないだろうね、ということになったようです。
 歳をとると頑固になるというか依怙地になるというか、頭が固くなるので難しいです。反面教師にしよう! とカミさんと話してます(~_~)。
2010年04月17日 08:14
年をとって 転ぶのは ホントに 恐い もう その世界に入って来ました お互い 転ばないように しましょう! 切に願う
遊哉
2010年04月17日 09:55
☆ seiziさん、1月に転んで鎖骨を折ってますから、これ以上転ばないように気をつけます(^^ゞ。
 seiziさんも、充分気をつけてください(^^♪。
ランプリング
2010年04月17日 15:14
面白そうだったので読んでみました。
しかし、このエリーさん母子はタフですね。
こういう出たとこ勝負でなりふり構わずの体当たりな行動力って大阪人の特徴なのかしらとも思うけど田辺聖子さんのようにハニカミや照れを知っている大阪人もいるし。

分かんないなーと思って読んでいましたが、おみくじの話でいくら引いても「凶」ばかり出ていいかげん止めたいのにオトンが「そんなもん、納得いくまでひいたらええんや!」と叫ぶところはなるほどコレはカモカのおっちゃん風で、やはり聖子さんも間違いなく大阪人だわと納得したりして。

この本を読んでいるとつくづくわたしなんか枠に嵌ったショボイ人生を送ってるなと反省しましたね。

久々にゲラゲラ笑わさせて貰い、面白くて一気に読んでしまいました。

それと写真とっても好いですね。

2010年04月17日 15:22
私のツボにはまるエッセイです。
笑った後で、自分の中に大きなタネが残ってます。

ディアケアで思い出したこと。
付き添った友人が、施設内で無表情にボール投げをしているお年よりを見て、でしゃばったそうです。
「一人ずつに声を掛けなきゃ!」と。
そして、ボールを投げながら、
「ハイ、底の青い服の大川橋蔵さん!」
「そちらの素敵な山本富士子さん」
と呼びかけました。
急に、場が華やいだそうです。

いい話だと思いました。
2010年04月17日 16:09
私も年取って、デイ・ケアに行ったら?(その時あるかわからないけど)と言われたらどうするかな?と考えてしまった。・・・犬になってみようかな?
遊哉
2010年04月17日 19:23
☆ ランプリングさん、早い! 読んじゃいましたか~。一気に読めますよね(~_~)。
 そうですね、母子ともに逞しいというか、常識にとらわれない発想のユニークさがあると思いますが、そのあらわれ方はちょっと違うかもしれません(^^ゞ。
 おかんは、まさに“出たとこ勝負でなりふり構わずの体当たりな行動力”をもった大阪人のような気がしますが、エリーさんは子どものころにイジメにあっていたりして、ちょっと屈折しているかもしれません(^^ゞ。
 おとんも面白いですね。たしかにカモカのおっちゃん風かもしれません(~_~)。聖子さんはハニカミや照れもありますが、大阪人にまちがいはないでしょうね(^^ゞ。
 片桐仁さんの解説を読むと、エリーさんの仕事への取り組み方の厳しさを感じるし、いろいろ大変なようです。広告会社でのいろんな修羅場もくぐってきたんだと思います。
 人生は人それぞれでいいんじゃないでしょうか。ランプリングさんの人生が枠に嵌まったショボイ人生かどうかはしりませんが、それもまた人生です(^^ゞ。バカ親父なんて、失敗ばかりのロクでもない人生です(~_~)。
 この本は、ちょっと気持ちが沈んだ時などに読むと、元気にさせてくれるような気がします。面白いですよね(^^♪。
 写真は前回の落日の写真と同じ時に撮ったものですが、こんな素敵な雲もありました。面白いです(~_~)。
ミンガ
2010年04月17日 19:41
始めまして!
無料動画で「木下部長とボク」を見ました、外国で暮らしているのですが、とても気に行った映画でしたが、作者について今知りました。今後このエリーさんを応援したいです。
遊哉
2010年04月17日 20:14
☆ 七海さん、ツボにはまりましたか~(^^ゞ。面白くて笑わせてくれますが、何かのタネをのこしてくれるような内容ですね。
 デイ・ケアは職員の対応の仕方で、ずいぶん感じが違ってくると思います。そのお友達の対応はすばらしいと思います。
 以前はみんなでゲームなどをすることが中心だったようで、それが嫌だという人もいたようです。でも最近は、それだけでなく、それぞれが好きなことをできるようにもなっているようです。
 それに、変に子ども扱いするようなところもありましたが、それも変わってきているんじゃないでしょうかねえ。
 いろいろ難しいものがありますが、少しずつ良くなっていると思います。義母も昔のイメージがあるのかもしれません。行くようになってくれるといいんですけどね(^^ゞ。
遊哉
2010年04月17日 20:20
☆ paarubiさん、先のことはわかりませんが、バカ親父なんて今から「デイ・ケアなんて、絶対に行かないからな!」と言ってます(~_~)。まあ、その時になってどうなるかわからないし、家族で介護する人のことを考えたら、行ったほうがよさそうな気はしてますけどね(^^ゞ。
 いろいろ考えてみることは、いいかもしれません。犬になってみたいですか。なんだかいいですよねえ(^^ゞ。でも、人は犬にはなれませんから、人として生きていきましょうね。それに、人としてどうするかを考えていきましょうね(~_~)。
遊哉
2010年04月17日 22:52
☆ ミンガさん、「木下部長とボク」は全部は見ていないんですが、板尾創路さんをはじめ面白い役者がそろっていて面白いですね。
 大宮エリーさんが脚本だけでなく、演出もやっているというのがすごいです。これからの活躍が楽しみです(^^♪。
2010年04月19日 20:54
”おかん犬”はボクには何だか怖いお話のような気がしますね。
ボクは猫が飼いたいのですが、許可がでません。
どうしても飼いたいといった時に、奥さんが”ニャ-ニャー”鳴き出して止まらなかったら、なんて想像したらぞっとしましたよ(~0~ヾ
遊哉
2010年04月19日 23:09
☆ moumou.h53さん、アハハ、たしかに怖いものがありますね。エリーさんも、たぶん怖かったんだと思いますが、そのおかんの乗りに、自分も乗ってみないとますます怖いものになると思ったんじゃないでしょうか。おかんの乗りは、関西人の乗りを越えたものがありそうですね(~_~)。
 いつの日か、奥さんがニャーニャー鳴き始めたら、エリーさんみたいに対応してみてください(~_~)。どうなるかは、わかりませんが(^^ゞ。

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