ドッグとビッチ




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 いつもロム専(読み専門)だけしているブログがいくつかある。

 そのひとつに、英国在住で英国人と結婚している日本女性のブログがある。
 文章が軽妙で、内容も面白くて、英国と日本との違いなどを教えられて勉強にもなるブログである。

 最新の記事で、興味深いことが書いてあった。
 あるパーティーで、馬を愛する老紳士と知り合い、話していたときのことである。
 最初は馬の話だったのだが、そのうちにパーティー会場となっているお宅で飼われている犬の話になった。
 その犬はスパニエルなのだが、老紳士によれば、ちょっと耳が遠くて鈍い性格に見えるものの、狩猟場に連れて行くとすばらしい働きをするという。
 その家の女主人が、狩猟犬の育成に関して確かな腕をもっているのだそうだ。

 老紳士も、その家から狩猟犬をもらったという。
 そこで、彼女が「ほほう、いい犬ですか?」と聞いたところ、
 「ああ、いいビッチだ」
 という答えが返ってきたというのである。

 彼女は一瞬言葉を失った。
 というのは、「ビッチ“Bitch”」というのは「メス犬」という意味だが、「性悪女」という意味もあり、上流人士が女性の前で使うような言葉ではないからである。
 少なくとも、彼女はそう思っていたのである。

 そこで、彼女は言葉を変えて聞いてみる。
 「よくキジを見つけられる賢いお嬢さんですか」
 すると、老紳士は言う。
 「よく鼻の利くビッチだ!」

 彼女はさり気なくからかわれたのかとも思ったのだが、どうもそうではないらしい。
 英国の一部社会、特に狩猟をするような場合と人士の間では、「ビッチ」は本来の「メス犬」という意味で使われるらしいとわかった。
 という話である。

 とはいっても、最後に彼女はこう書いている。
 英語圏において、迂闊に女性に「ビッチ」と言ってはいけない。洒落にならないレベルの問題を引き起こすから、と。 

 バカ親父は、「ビッチ“Bitch”」という言葉そのものがあまりいい意味に使われないというのは、洋画でわりと出てくるので知っていた。
 “Son of a bitch”と言えば、「畜生!」とか「この野郎!」とかいう意味である。
 “She's a real bitch”なら、「本当に性悪女だ」ということである。

 でも、ビッチの意味までは知らなかった。本来は「メス犬」という意味だとはねえ(^^ゞ。
 それでは、オス犬は何というのだろうか? それに、犬一般を表わす「ドッグ“dog”」との関係はどうなのだろうか?
 という疑問が起きた。
 英和辞典で調べてみた。

 “dog”というのは、広義では「イヌ科の動物の総称」で、ジャッカル“jackal”などのことも指すという。
 そして、狭義ではオス犬のことで、オオカミやキツネのオスも指すという。“a dog wolf”と言えば、オスのオオカミだそうである。
 反対に、“bitch”はメス犬のことで、オオカミやキツネのメスも指すという。
 「メス犬」「オス犬」という意味では、「ビッチ“bitich”」と「ドッグ“dog”」は反対語になる、というわけである。

 どうも、英語圏の人間社会では、ドッグやビッチはあまりいい意味では使われないようだが、純粋に「オス犬」「メス犬」という意味では使ってもよさそうである。
 でも、くれぐれも人間のメスに向かっては、「ビッチ」は使わないように気をつけたいものである(^^ゞ。
 まあ、どうまちがっても、使うような場面には遭遇しそうもないけどね(~_~)。


<後記>“dog”も、犬とかオス犬という意味以外だと、「下劣なやつ」「くだらないもの」「見栄」「密告者」など、あまりいい意味はないようです。
 慣用句としても、
 “(as) sick as a dog”と言えば、「ひどく気分が悪い」「意気消沈」
 “dog eat dog”と言えば、「食うか食われるかの争い」「仲間争い」「共食い」
 “go to the dogs”だと、「落ちぶれる」「(身体の調子が)悪くなる」
 などという意味になるそうです。

 ドッグもビッチも人間相手には、あまり使わない方がよさそうです(^^ゞ。

 昨日も今日も寒かったです。
 昨日の夕方は、ちょっと風があって小焼けも見られました。

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 銀杏並木の落葉がますます多くなっています。

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 今日は昨日よりますます寒くなりました。朝のうちだけは晴れ間もありましたが、あとは曇りました。
 夕方の散歩でも、どこを見回してもどんよりとした雲だらけ(^^ゞ。

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 夜になって雨が少し降りましたが、明日(3日)は日中は曇り、夜になって雨になるようです。
 寒そうです。

 ちょっと忘れていましたが、昨日(12月1日)はSORAの誕生日でした。といっても、SORAは野良だったから、本当の誕生日はわかりません(^^ゞ。
 たぶん12月のはじめころだろうと、切りのいい1日にしたということです。
 5歳になりました。人間でいうと三十代後半というところでしょうか。
 正真正銘のおばさんになりかけてます(^^ゞ。

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この記事へのコメント

2012年12月03日 05:38
人を動物に例えるときは、あまりいい意味では使われませんね。
「幕府の犬め!」とか「犬畜生」「猿が・・・」「タヌキ親父」なんて・・・・
人間が動物より上だと思っているのでしょうね。

昨日の朝は、寒くて、新聞を取りに出たら、睡蓮鉢に氷が張ってました。
初氷です。
今朝は、8℃で、平年並みだそうですけど、午後には雨が降るといってますね。

12月1日は、SORAちゃんの誕生日でしたか。
おめでとうございます。
遊哉
2012年12月03日 11:00
☆ ねこのひげ さん、人に飼われているものは、みんな畜生だったんでしょうね。
 犬や猿や狸などは、人の身近にいてわりと頭がいいから、人になぞらえていたのかもしれません。
 西洋でも東洋でも、人が感じることは同じだったんでしょうね(^^ゞ。
 睡蓮の鉢に氷が張ってましたか。寒かったですね。
 こちらの今日は曇りがちで、夜になってから雨という予報でした。気温は上がりそうもありません。
 12月1日をSORAの誕生日ということにしています。別になにもしませんけどね(^^ゞ。でも、何だか嬉しいです。ありがとう(~_~)。
2012年12月03日 19:14
今回もためになるお話しありがとうございました。

SORAちゃん、お誕生日だったんですね!
おめでとうございます
小太郎はもうすぐ6歳なので
正真正銘のオジさんです(笑)
遊哉
2012年12月03日 20:38
☆ malineさん、バカ親父も勉強になりました。知らないことがたくさんあるものです(^^ゞ。
 ありがとうございます。SORAがうちに来たのは、ほんのちょっと前だと思っていたのですが、早いものです。
 小太郎君は6歳ですか。かわいい正真正銘のオジさんですね(~_~)。
2012年12月05日 16:21
SORAちゃん、お誕生日おめでとうございます
英語でも、良くないたとえに犬が使われることが多いのですね。日本語でも『犬死』『負け犬』なんて言いますもんね。
犬って、ひとに最も近い、愛すべき存在なのに。なんででしょうねえ(~_~;)
英国紳士が女性と喋ってて「ビッチ」と言う言葉を口にするなんて、ちょっとびっくり。そのブログ主の方も驚かれたでしょうね^^;
遊哉
2012年12月10日 21:14
☆ キーブーさん、お返事が遅くなりました♪
 ありがとうございます。SORAはついこの前、うちに来たと思っていたのに、5歳になりました(~_~)。
 犬は英語圏でも日本語でも悪い意味に使われる言葉になってますね。何ででしょうね。
 犬は人間の身近にいるから、良い面も悪い面もよくわかっていて、マイナス面を人間になぞらえやすいのかもしれません。
 この前、イギリスの映画を見ていたら、「ビッチ」の字幕が「このクソ女」になっていました(^^ゞ。向こうの映画によく出てきますよね(~_~)。
 英国紳士が女性の前で使うような言葉じゃないんでしょうが、純粋に「メス犬」という意味ならいいようです。面白いですね(^^ゞ。

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