誤嚥(ごえん)を防ぐためには




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              [終わりかけのランタナとその実]

 若いころにはほとんどなかったことだが、最近、食事をしている時にわりとむせて咳き込むことがある。
 一度咳き込むとしばらく止まらないから、水を飲んで収めようにもなかなかできない。
 カミさんが「ジイさんや! 食べ物を飲み込むときには、これから飲み込むんだと意識して飲み込まなきゃいけないんだよ」なんぞとのたまう。
 口惜しいが、返す言葉がない。

 21日の朝日新聞・「元気のひけつ」という欄に、「口を大きく開けて10秒間 ものを飲み込む時、むせるのを体操で防ぐ」という記事が載っていた。
 飲み込んだものが誤って気道に入ってむせてしまう「誤嚥(ごえん)」を予防する方法(体操)を解説している。
 覚書として、概要をまとめてみた。

 誤嚥が怖いのは、次のような理由による。
 食べ物や飲み物は口から食道に入るが、誤って隣の気道に入ってしまうと、普通は防御反応が起きて激しくむせ、入った食品などを気道から外に押し出そうとする。
 しかし、加齢や病気でこの反応が鈍ると、食べたものが肺の中まで入ってしまい、誤嚥性肺炎といった病気の原因となってしまうのである。

 誤嚥を起きにくくするためには、食べ物を咀嚼(そしゃく)して飲み込む嚥下(えんげ)反射が、適切に起こるようにする必要がある。
 そのためには、口の中の感覚を研ぎ澄まして嚥下にかかわる筋肉を鍛えればいい。

 まず、口の中の感覚を研ぎ澄まして鈍らせないためには、歯磨きをしっかりして、口内をいつも清潔に保つことが重要。

 次に、嚥下にかかわる筋肉を鍛えるには、下記のような誤嚥予防の体操をすればいいという。
 嚥下にかかわる筋肉には、唇や頬(ほお)、顎(あご)など口の周辺や、舌や喉の周りに複数あるので、それらを鍛えるのである。
 なお、高齢者は滑舌が悪くなるが、しゃべる時はものを食べる時と同じ筋肉を使うので、誤嚥予防の体操は、滑舌が悪くなることを防ぐ効果もあるということである。


○ 誤嚥を予防する体操

① 唇を鍛える
 唇は、食品を咀嚼している最中や、飲み込む時にこぼさないために大切。
 ・ 突き出し、横引き……「う~」と言いながら、唇を前に突き出す。次に「い~」と言いながら横に引く。これを繰り返す。
 ・ 唇をすぼめたまま左右に動かす。

② 頬を鍛える
 頬や舌の筋肉は、食品を噛みやすい位置に移動するなど、噛む動作と協調して働く。
 ・ 息を吹き込む……水を満たしたコップにストローを入れ、息を吹き込む。
 ・ 頬を膨らませたり、凹ませたりする。

③ 舌を鍛える
 ・ 舌の先を、左右の口角(口の端)につける。
 ・ 舌を突き出す。
 ・ 舌の先を、上唇と下唇につける。

④ 顎を鍛える
 飲み込む時には、喉仏のあたりにある「喉頭(こうとう)」が上に移動して、食道を開ける。
 ところが、年をとると顎から喉にかけての筋肉が衰えて、喉頭が下がり気味になったり、ものを飲み込んでから喉頭が上がるまで時間もかかるようになり、誤嚥が起きやすくなるのである。
 ・ 口を大きく開け、閉じる……口をできる限り開けた状態を10秒間維持する。5回1セットで、1日に2セット行う。ただし、顎の関節が痛い人には向かない。

 なお、誤嚥予防には姿勢も大切だという。
 前かがみの姿勢は、喉の前面が突っ張り、飲み込み動作がしにくくなるので、背筋を伸ばして食事するのがいいということである。

 記事には、次のような参考となるサイトが2つ紹介されていた。
・ 「摂食・嚥下障害のリハビリテーション」(慶応義塾大病院の医療・健康情報サイト「KOMPAS」)
・ 「嚥下障害のリハビリテーション(基礎訓練)」(長寿科学振興財団の「健康長寿ネット)
 興味のある方や、詳しいことを知りたい方はご覧いただきたい。


<後記>4年前に96歳で亡くなった親父は特養にいて、息苦しさと熱が出たので入院して、2日ほどで亡くなりました。
 直接の死因は肺炎でしたが、多臓器不全の状態で、いわゆる老衰ということです。
 親父は飲み込む力も相当落ちていたので流動食でしたが、肺炎の原因はたぶん誤嚥ではなかったかと思っています。
 年寄りの死因では、肺炎というのが多いそうです。誤嚥は気をつけなきゃいけないでしょうね。

 そういえば、正月になると餅を喉に詰まらせて亡くなる人がいますが、年寄りが多いようです。やはり、噛む力や飲み込む力が衰えているんでしょうね。
 バカ親父のように食事の時にむせて咳き込むことが多くなったら、今日紹介した誤嚥防止の体操をしたほうがよさそうです(^^ゞ。

 バカ親父はおしゃべりが苦手で、ふだんは寡黙なので、カミさんには「もっと、おしゃべりした方がいいよ」とも言われています。返す言葉もありません(~_~)。

 今日(26日)は、曇りがちで時々にわか雨が降りました。
 夕方の散歩の時も雲が多くて、強い北東の風で速いスピードで流れていました。

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 明日(27日)は、陽射しが戻って秋晴れになるようです。朝は気温が下がってひんやりするそうです。
 風邪を引かないように、気をつけましょう。

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この記事へのコメント

2013年09月27日 02:44
先日も新聞の死亡欄のところに誤嚥性肺炎で亡くなった方の記事が載っていました。
気負つけねばいけませんね。
ねこのひげも顎の下などがたるんできたので引き締める体操というのをやっていましたが、誤嚥防止にも効果がありそうですね。
いま、18℃です。サブについて外に出てみたら月のそばでオリオン座が輝いておりました。
今日は秋晴れのようです。
2013年09月27日 07:32
おはようございます♪
介護の仕事を始めて興味深く読ませてもらいました。
施設内でも誤嚥には充分に気をつけて食事の介助しています。口腔ケアもしっかり行っていますね。入れ歯の方もマッサージのつもりで歯磨きしています。
若い頃は自然に出来てきたことが出来なくなる。考えられないことだけど、しかたないんですねぇ。

私はまだ誤嚥はないものの食道が細いのか、詰まる時があって、食べる時は”これから食べるよ”と気合を入れて食べます、飲み物は必ず手元に置いて^^;
奥様の言葉が愛情ありますね、噴出してしまいましたけど(笑)
土方 歳三
2013年09月27日 08:50
一人暮らしの母は、回りの注意も聞かず
こっそりあんこ餅を食べて気管支に詰まらせて
死にました。前輪の過ちは、後輪の戒めですな。。。
遊哉
2013年09月27日 09:00
☆ ねこのひげ さん、誤嚥性肺炎というのは意外と多いようです。歳をとると飲み込む(嚥下)力も衰えるだろうし、誤嚥したときに吐き出す力も衰えるから、気をつけなきゃいけないでしょうね。
 顎の下のたるみを引き締める体操というのがあるんですね。誤嚥防止の体操に繋がるところがありそうです。是非、その体操を続けてください(^^ゞ。
 今朝は冷えましたね。来週はまたちょっと暑くなるようです。寒暖差が激しいので、体がついていけなくなりそうです(^^ゞ。
 オリオン座がきれいに見える季節になったんですね。秋晴れが続いてほしいです。
遊哉
2013年09月27日 09:20
☆ とわ さん、おはようございます♪
 介護の場では、誤嚥というのは気をつけなきゃいけないことでしょうね。
 食物を口の中で混ぜたり、噛む力も衰えているから、食事後に食べ物が残っていることが多いですね。口腔ケアがとても大事になると思います。面倒でしょうが、入れ歯の方でも歯磨きをしっかりしてあげてください(^^ゞ。
 年とともに心身ともに衰えていくのは仕方がないと思います。それを補助・援護する介護という仕事の意味もそのあたりにあるんでしょうね。大変なこともあると思いますが、無理しないように頑張ってください(^^ゞ。
 食道が細くて詰まるときがあるんですか。バカ親父もそんな感じかもしれません。今朝も、カミさんから水分をとりながら食べなさい、と注意されました。自分にちゃんと飲み込むように、意識させることも大事でしょうね(^^ゞ。
 バカ親父は年とともに子どものようになるようです。カミさんはしだいに母親のようになってきているようです(~_~)。
遊哉
2013年09月27日 09:44
☆ 土方歳三さん、なるほど、そんなことがあったんですね。
 これからは、ますます高齢者の一人暮らしは増えてくると思いますが、いろいろ課題はあるでしょうね。
 バカ親父も、他山の石にしたいと思います。
2013年09月27日 14:43
遊哉さん、大きい声を出す朗読はきっと効果あると思いますよ。朗読だと必ず滑舌練習をやりますから。やって見られたらいかがですか?
遊哉
2013年09月27日 15:31
☆ ごろーさん、朗読は誤嚥防止にはいいでしょうね。ごろーさんは、まず誤嚥をするようなことはないと思います(^^ゞ。
 バカ親父は一日、一言もしゃべらなくても何の苦もないほど寡黙ですが、少し考え直さないといけないようです(^^ゞ。
 中・高生のころを思い出して、英語の練習でもしようかしらん(~_~)。
ペパーミント
2013年09月27日 19:07
こんばんは。
確かに年齢を重ねるごとに、食事の時むせる事が増えたと私も思います。特に焼きそばみたいなパサパサしたものとか。意識して水分を必ず一緒にとるようにしています。
誤嚥予防の体操は簡単ですぐできそうだし、いいですね。
亡くなった母は7年程、病気で入退院を繰り返していたのですが、誤嚥性肺炎でも何度か入院していたのを思い出しました。
遊哉
2013年09月27日 19:23
☆ ペパーミントさん、こんばんは♪
 やはり食事の時にむせることが増えましたか。
 そうですね、水分の少ないパサパサしたような食べ物の時は多いかもしれません。水分をいっしょにとることが必要でしょうね。
 この誤嚥予防の体操は、ふだんでもすぐにできるので、お互いにやりましょうね(^^ゞ。
 お母さんも誤嚥性肺炎で何度か入院されたんですね。ちょっと調べてみたら、“肺炎は全死亡原因の第4位なのに、高齢者に限ると第1位。高齢者肺炎のほとんどは、誤嚥(ごえん)による肺炎で、よく繰り返す”という統計もあるそうです。
 ある程度の歳になったら、注意が必要ですね。
2013年09月28日 12:23
私病気が丁度このリハビリをしています。食べ物を食べるのが難しく成ってきて誤嚥をし易く成って来ているので一生懸命していますが中々筋肉が弱ると元に戻るのは難しいですがまだこの病気で物を食べられるのは奇跡に近いと先生に言われました。
何でもあきらめずに前向きに遣る事が大事だと思います。
私はアメーバーブログで闘病記の記事を毎日書いていますが皆同じ事で悩んでいます。
ブログの名前は同じなので良かったら読んでみて下さい。
遊哉
2013年09月28日 16:19
☆ ヤマチャン、ALSの場合は、食べることも不自由になっていくんでしょうね。老化でもやはり噛んだり飲み下すのが難しくなってくるようで、このリハビリ法が効果があるようです。
 リハビリも大変だと思いますが、いつまでも物を食べられるように前向きに頑張ってください。バカ親父も、頑張ります(^^ゞ。
 アメーバーブログの闘病記も覗かせていただきます(^^ゞ。
2013年09月28日 18:37
遊さんと 一緒 一緒 咳き込んでーーー
ちゃんと のみこもうね お互いに
遊哉
2013年09月28日 19:28
☆ seizi05さん、やはり咳き込むことがありますか~。
 この体操は歩きながらでもできるから、やりましょう!(^^ゞ。

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