高齢者のうつ(鬱)
昨日の朝日新聞(夕刊)の「体とこころの通信簿」に、高齢者のうつ(鬱)についての記事が載っていた。
高齢者になると現れる特徴もあるということなので、備忘録としてまとめてみた。
まず高齢者は、ストレスの大きい生活上の変化を多く体験しやすく、老化に伴う心身機能の低下が不安につながるので注意が必要だという。
○ 高齢者のうつの特徴
・ 配偶者や友人が亡くなったり、大きな病気にかかる機会が多くなり、健康面の不安も増す。
・ 退職や子どもの自立によって、自らの社会的役割を見失ったり、経済面の不安を抱えたりしやすい。
・ 一方で、核家族などで単身世帯が増え、周囲からの支援が受けにくくなっている。
・ 脳卒中の発症後に、うつ状態になるケースも多い。
・ 老化による脳の変化もあり、脳内に小さな梗塞(こうそく)ができるなどして神経のネットワークに障害を来し、うつ状態になることがある。これは「血管性うつ病」と呼ばれ、認知機能や記憶力も低くなる傾向がある。
○ 高齢者のうつの表れ方や注意点
・ 若い世代のうつは憂鬱(ゆううつ)さや悲しい感じが目立つのに対し、高齢者は不安や焦りが目立つケースが多い。
・ ベッドから一歩も動けず言葉も発しなくなるという状態よりも、じっとしていられずイライラが募ったり、不安を強く訴えたりする。
一見、活動的で日常生活に大きな支障がないため気づきにくく、注意が必要。
・ 今までと何か違うという変化を感じたら、周囲がうつを疑ってあげる必要がある。
・ 不眠や食欲の低下などもポイントで、頭や腰の痛み、便秘など、体の不調の背景にうつがあることもある。
・ いくら体の治療をしても改善しない場合などは、うつを疑い医師に相談してみることも必要。
○ 高齢者のうつと認知症との関係
・ 高齢者のうつは認知機能の低下も起こりやすく、認知症との区別がつけにくい。
・ うつと認知症との違いは……
うつでは本人が自ら深刻に不安を訴えるのに対し、認知症ではあまり訴えない。
記憶などを問う質問をすると、うつでは「わからない」と答えることが多く、認知症ではわかっているかのような言い訳や取り繕いをすることが多い。
・ 認知症とうつが一緒に起きることもあり、高齢のうつの人はその後、認知症になるリスクが高まるという報告もあるという。
○ うつの治療
重要なことは、うつを見逃さず、治療につなげることである。
治療には十分な休養が基本で、カウンセリングや薬によって治療するが、それでも改善が難しい場合は電気けいれんによる治療もあるという。
「電気けいれんによる治療」というのを調べてみた。
これは「電気けいれん療法」(Electro Convulsive Therapy: ECT)と呼ばれるもので、頭部に電気を流し「けいれん」を起こすことで、脳の機能を改選する治療法。うつ状態・そう状態・興奮状態・強い幻覚や妄想がある状態の時に、高い効果・即効性があるという。
かつては患者に苦痛を与えるという欠点があったが、近年は全身麻酔で行うなど苦痛のない「修正型電気けいれん療法」(modify ECT: m-ECT)になっているという。
記事では、次のような高齢者のうつのチェックリストが載っていた。
高齢者のうつ、あなたは大丈夫?
① 気分がすぐれず、やる気がわかない
② 趣味などが楽しめず、関心も薄れた
③ 夜なかなか眠れない
④ 食欲がわかない
⑤ 最近、配偶者や親しい友人を亡くした
⑥ 大きな病気にかかり健康不安がある
⑦ 退職や家族の介護など生活に変化があった
⑧ 頭痛や便秘などがあり、治療の効果もない
⑨ 焦りや不安が強くなった
⑩ 記憶力や注意力が落ちた
このチェックリストの見方(診断法)は……
①~④は、うつの代表的な症状。長く続いている場合は注意が必要。
⑤~⑦は、高齢者になるとみられるストレスのかかる生活上の変化で、うつ状態を引き起こすきっかけになる可能性がある。
高齢者のうつでは、⑧のように若者より体の症状が目立って出やすく、ときには気分の落ち込みよりも、⑨のような感情が強く目立つことがある。
⑩は、認知症との判別がつきづらく、受診が望ましい。
高齢者の方は、自分でこのチェックリストをやってみるのがいいかもしれません。
高齢者のいる家族の方は、このリストをその方にあてはめてチェックしたり、今までとちょっと何かが違うという変化を感じたら、うつを疑って医師に相談するのがいいかもしれません。
<後記>バカ親父の場合は、チェックリストの③と⑩が該当しますが、③は夕方に昼寝をしたりするので、そのせいでしょうね(^^ゞ。
記憶力や注意力が落ちたのは、年齢相当程度だと思うので、気にしないことにしてます(^^ゞ。
高齢者は大きな病気をしないまでも、体力が落ちてくると気力も萎えてくることが多いと思います。そんな時に生活上の大きな変化やストレスがかかると、うつになりやすいのかもしれません。
うつは誰でも罹る可能性のある病気だから、おかしいなと思ったら、あるいは家族が変化に気づいたら、できるだけ早めに医師に相談する必要がありそうです。
認知症と判別しにくいところもあるようなので、気をつけなきゃいけませんね。
昨日(3日)、庭に出て見たら白梅が咲き始めていました。
夕方の散歩は、カミさんが買い物に行きたいというので、歩いて25分くらいかかるスーパーに行きました。わりと雲が多かったです。
カミさんが買い物に行っている間、SORAはいつものごとくスーパーの入り口をじーっと見ていました。
買い物が終わってから、丘の上に上りました。細い月が見えました。
丘の上からは、落日直後の西空がよく見えました。
左上に月、真ん中の雲の下に飛行機雲が見えます。
今日(4日)は、午後3時ころから小雨になりました。
4時半ころに散歩に出ると、時々白いものが混じります。
サザンカの花びらがたくさん落ちていました。
雪になることもありましたが、大したことはなかったです。でも、寒かった。
SORAはあちこちウロウロ。
早めに帰ってきました。
こういう時は、SORAはエネルギーが有り余っているので、帰ってきてからボール遊び(^^ゞ。
自分でボールを咥えていってスリスリ。
このあと、SORAを座らせておいて、ボールを上に投げて咥えさせるというのをさんざんやりました(^^ゞ。
明日(5日)は晴れるようですが、寒そうです。雪は積もりませんでしたが、路面が濡れているので凍結が心配です。
高齢者になると現れる特徴もあるということなので、備忘録としてまとめてみた。
まず高齢者は、ストレスの大きい生活上の変化を多く体験しやすく、老化に伴う心身機能の低下が不安につながるので注意が必要だという。
○ 高齢者のうつの特徴
・ 配偶者や友人が亡くなったり、大きな病気にかかる機会が多くなり、健康面の不安も増す。
・ 退職や子どもの自立によって、自らの社会的役割を見失ったり、経済面の不安を抱えたりしやすい。
・ 一方で、核家族などで単身世帯が増え、周囲からの支援が受けにくくなっている。
・ 脳卒中の発症後に、うつ状態になるケースも多い。
・ 老化による脳の変化もあり、脳内に小さな梗塞(こうそく)ができるなどして神経のネットワークに障害を来し、うつ状態になることがある。これは「血管性うつ病」と呼ばれ、認知機能や記憶力も低くなる傾向がある。
○ 高齢者のうつの表れ方や注意点
・ 若い世代のうつは憂鬱(ゆううつ)さや悲しい感じが目立つのに対し、高齢者は不安や焦りが目立つケースが多い。
・ ベッドから一歩も動けず言葉も発しなくなるという状態よりも、じっとしていられずイライラが募ったり、不安を強く訴えたりする。
一見、活動的で日常生活に大きな支障がないため気づきにくく、注意が必要。
・ 今までと何か違うという変化を感じたら、周囲がうつを疑ってあげる必要がある。
・ 不眠や食欲の低下などもポイントで、頭や腰の痛み、便秘など、体の不調の背景にうつがあることもある。
・ いくら体の治療をしても改善しない場合などは、うつを疑い医師に相談してみることも必要。
○ 高齢者のうつと認知症との関係
・ 高齢者のうつは認知機能の低下も起こりやすく、認知症との区別がつけにくい。
・ うつと認知症との違いは……
うつでは本人が自ら深刻に不安を訴えるのに対し、認知症ではあまり訴えない。
記憶などを問う質問をすると、うつでは「わからない」と答えることが多く、認知症ではわかっているかのような言い訳や取り繕いをすることが多い。
・ 認知症とうつが一緒に起きることもあり、高齢のうつの人はその後、認知症になるリスクが高まるという報告もあるという。
○ うつの治療
重要なことは、うつを見逃さず、治療につなげることである。
治療には十分な休養が基本で、カウンセリングや薬によって治療するが、それでも改善が難しい場合は電気けいれんによる治療もあるという。
「電気けいれんによる治療」というのを調べてみた。
これは「電気けいれん療法」(Electro Convulsive Therapy: ECT)と呼ばれるもので、頭部に電気を流し「けいれん」を起こすことで、脳の機能を改選する治療法。うつ状態・そう状態・興奮状態・強い幻覚や妄想がある状態の時に、高い効果・即効性があるという。
かつては患者に苦痛を与えるという欠点があったが、近年は全身麻酔で行うなど苦痛のない「修正型電気けいれん療法」(modify ECT: m-ECT)になっているという。
記事では、次のような高齢者のうつのチェックリストが載っていた。
高齢者のうつ、あなたは大丈夫?
① 気分がすぐれず、やる気がわかない
② 趣味などが楽しめず、関心も薄れた
③ 夜なかなか眠れない
④ 食欲がわかない
⑤ 最近、配偶者や親しい友人を亡くした
⑥ 大きな病気にかかり健康不安がある
⑦ 退職や家族の介護など生活に変化があった
⑧ 頭痛や便秘などがあり、治療の効果もない
⑨ 焦りや不安が強くなった
⑩ 記憶力や注意力が落ちた
このチェックリストの見方(診断法)は……
①~④は、うつの代表的な症状。長く続いている場合は注意が必要。
⑤~⑦は、高齢者になるとみられるストレスのかかる生活上の変化で、うつ状態を引き起こすきっかけになる可能性がある。
高齢者のうつでは、⑧のように若者より体の症状が目立って出やすく、ときには気分の落ち込みよりも、⑨のような感情が強く目立つことがある。
⑩は、認知症との判別がつきづらく、受診が望ましい。
高齢者の方は、自分でこのチェックリストをやってみるのがいいかもしれません。
高齢者のいる家族の方は、このリストをその方にあてはめてチェックしたり、今までとちょっと何かが違うという変化を感じたら、うつを疑って医師に相談するのがいいかもしれません。
<後記>バカ親父の場合は、チェックリストの③と⑩が該当しますが、③は夕方に昼寝をしたりするので、そのせいでしょうね(^^ゞ。
記憶力や注意力が落ちたのは、年齢相当程度だと思うので、気にしないことにしてます(^^ゞ。
高齢者は大きな病気をしないまでも、体力が落ちてくると気力も萎えてくることが多いと思います。そんな時に生活上の大きな変化やストレスがかかると、うつになりやすいのかもしれません。
うつは誰でも罹る可能性のある病気だから、おかしいなと思ったら、あるいは家族が変化に気づいたら、できるだけ早めに医師に相談する必要がありそうです。
認知症と判別しにくいところもあるようなので、気をつけなきゃいけませんね。
昨日(3日)、庭に出て見たら白梅が咲き始めていました。
夕方の散歩は、カミさんが買い物に行きたいというので、歩いて25分くらいかかるスーパーに行きました。わりと雲が多かったです。
カミさんが買い物に行っている間、SORAはいつものごとくスーパーの入り口をじーっと見ていました。
買い物が終わってから、丘の上に上りました。細い月が見えました。
丘の上からは、落日直後の西空がよく見えました。
左上に月、真ん中の雲の下に飛行機雲が見えます。
今日(4日)は、午後3時ころから小雨になりました。
4時半ころに散歩に出ると、時々白いものが混じります。
サザンカの花びらがたくさん落ちていました。
雪になることもありましたが、大したことはなかったです。でも、寒かった。
SORAはあちこちウロウロ。
早めに帰ってきました。
こういう時は、SORAはエネルギーが有り余っているので、帰ってきてからボール遊び(^^ゞ。
自分でボールを咥えていってスリスリ。
このあと、SORAを座らせておいて、ボールを上に投げて咥えさせるというのをさんざんやりました(^^ゞ。
明日(5日)は晴れるようですが、寒そうです。雪は積もりませんでしたが、路面が濡れているので凍結が心配です。
この記事へのコメント
現代医学でも病気の20パーセント程度しか原因がわかってないそうで・・・後の80%は不明なので、いくら医者が偉そうにふんぞり返ってもその程度ですから、ケセラセラとのんびり死ぬまで生きていきましょう。
こちらは雪が積もりました。
現在もまだチラリチラリと落ちてます。
地面がバリンバリンに凍ってます。
スリップ事故が起きなければいいが・・・と思ってますが・・・・(~_~;)
こちらでも梅が咲き出しました。
蝋梅もいい匂いを漂わせてます。
こういう記事で、病気の起こるメカニズムを少しでも知って、それを逆手にとってケセラセラと生活することが、うつにならないコツかもしれません。
病気も含めて自然の営みについては、人間の知っていることは高が知れていると思います。頭ばかりで考えていると、ロクなことにはならないでしょうね(^^ゞ。
そちらは雪が積もりましたか。関東でも北の方がより降ったようですね。今朝は氷点下になったところが多かったようだから、道路の凍結もあったと思います。事故にならないといいですね。
梅があちこちで咲き始めたようです。蝋梅の香りは春の香りですね(^^ゞ。
心配で鬱になりそう・・・
電気ショックは電気椅子を連想していやだし。
10番各当です。今のうちに写真修行に励みます。
まあ、病気などがあったらできるだけしっかり治したりして、あとは気楽に楽しく生活するようにしましょう。先のことはわからないから、心配だけしても詮無いことは心配しないほうがよさそうです。
電気ショックなんて嫌ですよね。でも、効果はあるようです(^^ゞ。
写真は頭も体も使うし、情緒的にもよさそうです。おおいに撮っていきましょう(^^♪。
夫婦二人だけだと、一方が体調が悪かったり鬱々としていたら、もう片方もおかしくなりそうです。これからは、気をつけなきゃいけないと思ってます。
若くても鬱は起こるわけでですが、年寄りは生活の急変や体力の衰えなどが引き金になりやすいということでしょうね。
梅が咲くと春がすぐ近くまで来ているという感じがします。いいものですね(^^♪。
私は⑩と、②が少し気になりました。「最近忘れっぽいよ!」と、子供たちにも言われておりますよ(^^ゞ
今の主人は私より若くバリバリ働く世代ですが、生活しているうちに、そういえば、気になるいくつかの症状が薄れたように思います。きっと良い刺激になっているのかなと!良いにつけ悪いにつけ、環境の変化というのも重要なカギになるのかなと、記事を拝見して思っています。
ケセラセラ!とても励みになる言葉をありがとうございます。
SORAちゃんは孫と同じ名前なので、いつも微笑ましく拝見していますし、トワイライトのお写真すてきですね!
歳とともに忘れっぽくなったり、覚えが悪くなってくるのは仕方ないと思っています。みんなそうなるんだから、当然のことと思って気にしない方がいいでしょうね。忘れたことを忘れるようになったら、ちょっとアブナイですけどね(^^ゞ。
生活や環境に大きな変化があると、心身ともにいろんな影響があるでしょうね。それがいい影響になったようでよかったですね。何があっても、後ろ向きでなく前向きに生活していくことが大事なんじゃないでしょうか。
なるようにしてなることは努力して、なるようにしてもならないことは“ケセラセラ”がいいと思います(^^ゞ。
お孫さんの名前が“そら”なんですね。SORAは「空」をイメージして名づけましたが、お孫さんも大らかに育っていってほしいです(^^♪。
お宅のももちゃんとの散歩、いつも楽しく拝見してます(^^ゞ。夕方の空の様子が面白くて写真に撮っています。楽しんでもらえれば嬉しいです(*^_^*)。
笑うしかないのですが・・・
ここ数年・・すべて当てはまりました(笑)
ウツになるはずですね~(^_^;)
でももう大丈夫です。
お蔭さまで上手にリセットすることが
できました。
遊哉さんからも、たくさんヒントをもらいました。
感謝しています。
そのようですね(^^ゞ。大きな変化が起きたりすると、うつになりやすいということなんでしょうね。
過ぎたことは簡単には忘れることができないでしょうが、そーっと置いておいて、前向きに毎日を楽しく生活していくことが大事なんだと思います。
リセットすることができて、「もう大丈夫です」という言葉に安心しました(^^ゞ。
バカ親父の書いた記事が、それに少しでも貢献できたようで嬉しいです。
⑧と⑩が該当していました。
私も、老化現象ですね。
更年期に軽い鬱(らしい)になりましたが、自分で自覚したら心が軽くなりました。
女性は更年期に、男はリタイアしたときに、わりと鬱になることが多いようです。
自分でしっかり自覚することも必要なのかもしれませんね。
老化現象は誰にでも起きることだから、あまり気にしない方がいいですね(^^ゞ。