「かくれ脱水」にご注意!
昨日(4日)の朝日新聞・夕刊に「高齢者の脱水症 異変察知が肝心、塩分も十分に」という記事が載っていた。
今までも何度か記事にした熱中症だが、その元は脱水症である。
湿度が高く、汗をかいても体温が下がらず脱水症になり、異常な体温上昇が起きて熱中症になるのである。
特に危険なのは高齢者だという。
ということで、年寄りの覚書としてこの記事の要旨を紹介してみる(^^ゞ。
高齢者はふだんから水分の余裕がなく脱水症になりやすいので、自分ではわかりにくい「かくれ脱水」に気をつけなければならないという。
人は体重の10%を失うと命の危機に陥るが、3%以上を失うと脱水症になる。
「かくれ脱水」は、1、2%を失った脱水症の予備軍の状態を言うのである。
高齢者には、体の異変に気づきにくいという問題もある。
だから、室温が高くても冷房を使うのを嫌ったり、寝る前に水分を避けたりしがちである。
喉の渇きなどを感じる感覚や体温調節機能も衰えているのである。
立ちくらみやめまいが出たら熱中症の初期で、救急車を呼ばなければならない。
そんなことにならないように、「かくれ脱水」のうちに見つけて、適切に水分補給する必要があるのである。
しかしだからといって、水だけ飲むのは逆効果。なぜなら、脱水症はほんとうは「脱塩水症」なのだという。
汗をかくと、体内から水とともに塩分も失われていく。水だけ補うと、体内の塩分が薄くなり、塩分濃度を正常に保つために尿量が増え、余計に水分を失ってしまう。それでさらに汗をかく。
この繰り返しで「脱水スパイラル」にはまり込んでしまうという。
そこから抜け出すには、水だけでなく、塩分を適量とらなければならないのである。
それでは塩分を適量とるには、どうすればいいのだろうか。
水とともに梅干しや塩昆布を食べるといい。味噌汁もいいという。
一般のスポーツ飲料もよさそうだが、実は塩分が足りないという。
「経口補水液」が市販されているが、これは塩や吸収を早めるブドウ糖などの成分を調整してあっていい。スポーツ飲料より塩分が濃く、糖分が少ないので、普通はやや塩辛く感じる。もし、補水液をおいしいと感じたら(塩辛いと感じなかったら)、人は体内に不足している物を欲するので、かくれ脱水の疑いがあるということになるという。
水分のある酒類ならいいかというと、これは利尿作用があるのでよくない。野球観戦中にビールを飲んでいて脱水症になる人もいるという。
なお、経口補水液は家庭で簡単につくれる。水500ミリリットルに、砂糖20グラム、塩1.5グラムを溶かすだけである。
これは人間の体液に濃度が近いので、寝る前に飲んでも夜間の多尿症にはならないということだ。
ただし、家庭では無菌でつくって清潔に保存するのが難しいので、つくり置きは勧められないということである。
最後に、「かくれ脱水」のチェック項目が載っていたので紹介しておく。
次の5つである。
① 皮膚がかさつくようになった
皮膚につやがなく、乾燥したり、ポロポロと皮膚が落ちたりする。もともとある皺(しわ)とは違う。常に皮膚の様子に注意する必要がある。
② 口の中がねばつくようになった
食べ物がパサついたり、つばが少なくて、ゴクンと飲めなくなったりする。体内の水分(体液)が減っている証拠だが、年寄りは喉の渇きに気づきにくいのである。
③ 便秘になった、あるいは以前よりひどくなった
排便の間隔には個人差があるが、毎日だったのが2日おきになったり、下剤(便秘薬)を使う頻度が増えたりなどの変化があったときは注意が必要。
④ 以前よりも皮膚に張りがなくなった
手の甲を摘み上げ、山に見立ててチェックする。放した後に、戻りの時間が長くなっているなと感じたら注意が必要。
⑤ 足のすねにむくみが出るようになった
靴下のゴムの跡が、脱いだ後に10分以上残ったら該当する。
以上の①から⑤のうち、一つでも当てはまれば、「かくれ脱水」の疑いがあるということである。
なお、記事には次の2つの参考サイトが載っていました。よかったら、ご覧ください。
○ 環境省の熱中症予防情報サイト……暑さ指数を公表している。
○ 医師や看護師でつくる「教えて!『かくれ脱水』委員会」のサイト……脱水症や熱中症の見分け方や対策などの情報を載せている。
<後記>バカ親父はホット・コーヒーが好きで、一日に4、5杯は飲みますが、あれも利尿作用があるし塩分補給にはならないので、脱水症の予防にはならないでしょうね。
梅干しや塩昆布が出てきましたが、暑い夏を乗り切るための日本人の知恵の産物かもしれません。そういえば、地域によるのかもしれませんが、日本の家は夏を旨とすべし、というようなことが言われます。昔から日本の夏は暑かったんでしょうね(^^ゞ。
最後の「かくれ脱水」のチェック項目では、2つ気になることがありました。
一つは、皮膚のかさつき。冬の間はカサカサで時に白い粉を吹いたようになります。でも、夏の間はそれほどでもなくなるので、これは大丈夫そうです(^^ゞ。
もう一つは、足のすねのむくみ。夏の間はふだんは靴下ははきませんが、出かけるときにはいて、帰ってきて脱いでから、時としてゴム跡がしばらく残っていることがあります。かくれ脱水の兆候なのかもしれません。気をつけたいと思います。
みなさんも、「かくれ脱水」には充分お気をつけください。
今日(5日)は、カミさんは11時ちょっと前に着付けの仕事に行くことになっていましたが、出かける時になって、駅まで車で送ってほしいと言い出しました。
暑くて、駅まで歩くと汗だくになっちゃうということなので、送りました。それほど今日は暑かったです。
夕方の5時40分ころに散歩に出ましたが、まだ陽射しがとても強かったです。
月に飛行機。
原っぱに行って、SORAとボール遊びをたくさんしました。そのあとSORAは日陰で、ボールをガシガシと噛んでいました。
夕日は地平線に沈んでいきます。
SORAはなおもボールをガシガシ(^^ゞ。
南の空高くに月が上っていました。
真ん中あたりに月のようなものが見えますが、小さな雲です(^^ゞ。
明日(6日)も猛暑で、蒸し暑そうです。
今週末には、台風11号が九州に近づきそうですね。台風12号の影響で大雨になったところは、再度の大雨で土砂災害などが起きやすくなると思うので心配です。充分、お気をつけください。
今までも何度か記事にした熱中症だが、その元は脱水症である。
湿度が高く、汗をかいても体温が下がらず脱水症になり、異常な体温上昇が起きて熱中症になるのである。
特に危険なのは高齢者だという。
ということで、年寄りの覚書としてこの記事の要旨を紹介してみる(^^ゞ。
高齢者はふだんから水分の余裕がなく脱水症になりやすいので、自分ではわかりにくい「かくれ脱水」に気をつけなければならないという。
人は体重の10%を失うと命の危機に陥るが、3%以上を失うと脱水症になる。
「かくれ脱水」は、1、2%を失った脱水症の予備軍の状態を言うのである。
高齢者には、体の異変に気づきにくいという問題もある。
だから、室温が高くても冷房を使うのを嫌ったり、寝る前に水分を避けたりしがちである。
喉の渇きなどを感じる感覚や体温調節機能も衰えているのである。
立ちくらみやめまいが出たら熱中症の初期で、救急車を呼ばなければならない。
そんなことにならないように、「かくれ脱水」のうちに見つけて、適切に水分補給する必要があるのである。
しかしだからといって、水だけ飲むのは逆効果。なぜなら、脱水症はほんとうは「脱塩水症」なのだという。
汗をかくと、体内から水とともに塩分も失われていく。水だけ補うと、体内の塩分が薄くなり、塩分濃度を正常に保つために尿量が増え、余計に水分を失ってしまう。それでさらに汗をかく。
この繰り返しで「脱水スパイラル」にはまり込んでしまうという。
そこから抜け出すには、水だけでなく、塩分を適量とらなければならないのである。
それでは塩分を適量とるには、どうすればいいのだろうか。
水とともに梅干しや塩昆布を食べるといい。味噌汁もいいという。
一般のスポーツ飲料もよさそうだが、実は塩分が足りないという。
「経口補水液」が市販されているが、これは塩や吸収を早めるブドウ糖などの成分を調整してあっていい。スポーツ飲料より塩分が濃く、糖分が少ないので、普通はやや塩辛く感じる。もし、補水液をおいしいと感じたら(塩辛いと感じなかったら)、人は体内に不足している物を欲するので、かくれ脱水の疑いがあるということになるという。
水分のある酒類ならいいかというと、これは利尿作用があるのでよくない。野球観戦中にビールを飲んでいて脱水症になる人もいるという。
なお、経口補水液は家庭で簡単につくれる。水500ミリリットルに、砂糖20グラム、塩1.5グラムを溶かすだけである。
これは人間の体液に濃度が近いので、寝る前に飲んでも夜間の多尿症にはならないということだ。
ただし、家庭では無菌でつくって清潔に保存するのが難しいので、つくり置きは勧められないということである。
最後に、「かくれ脱水」のチェック項目が載っていたので紹介しておく。
次の5つである。
① 皮膚がかさつくようになった
皮膚につやがなく、乾燥したり、ポロポロと皮膚が落ちたりする。もともとある皺(しわ)とは違う。常に皮膚の様子に注意する必要がある。
② 口の中がねばつくようになった
食べ物がパサついたり、つばが少なくて、ゴクンと飲めなくなったりする。体内の水分(体液)が減っている証拠だが、年寄りは喉の渇きに気づきにくいのである。
③ 便秘になった、あるいは以前よりひどくなった
排便の間隔には個人差があるが、毎日だったのが2日おきになったり、下剤(便秘薬)を使う頻度が増えたりなどの変化があったときは注意が必要。
④ 以前よりも皮膚に張りがなくなった
手の甲を摘み上げ、山に見立ててチェックする。放した後に、戻りの時間が長くなっているなと感じたら注意が必要。
⑤ 足のすねにむくみが出るようになった
靴下のゴムの跡が、脱いだ後に10分以上残ったら該当する。
以上の①から⑤のうち、一つでも当てはまれば、「かくれ脱水」の疑いがあるということである。
なお、記事には次の2つの参考サイトが載っていました。よかったら、ご覧ください。
○ 環境省の熱中症予防情報サイト……暑さ指数を公表している。
○ 医師や看護師でつくる「教えて!『かくれ脱水』委員会」のサイト……脱水症や熱中症の見分け方や対策などの情報を載せている。
<後記>バカ親父はホット・コーヒーが好きで、一日に4、5杯は飲みますが、あれも利尿作用があるし塩分補給にはならないので、脱水症の予防にはならないでしょうね。
梅干しや塩昆布が出てきましたが、暑い夏を乗り切るための日本人の知恵の産物かもしれません。そういえば、地域によるのかもしれませんが、日本の家は夏を旨とすべし、というようなことが言われます。昔から日本の夏は暑かったんでしょうね(^^ゞ。
最後の「かくれ脱水」のチェック項目では、2つ気になることがありました。
一つは、皮膚のかさつき。冬の間はカサカサで時に白い粉を吹いたようになります。でも、夏の間はそれほどでもなくなるので、これは大丈夫そうです(^^ゞ。
もう一つは、足のすねのむくみ。夏の間はふだんは靴下ははきませんが、出かけるときにはいて、帰ってきて脱いでから、時としてゴム跡がしばらく残っていることがあります。かくれ脱水の兆候なのかもしれません。気をつけたいと思います。
みなさんも、「かくれ脱水」には充分お気をつけください。
今日(5日)は、カミさんは11時ちょっと前に着付けの仕事に行くことになっていましたが、出かける時になって、駅まで車で送ってほしいと言い出しました。
暑くて、駅まで歩くと汗だくになっちゃうということなので、送りました。それほど今日は暑かったです。
夕方の5時40分ころに散歩に出ましたが、まだ陽射しがとても強かったです。
月に飛行機。
原っぱに行って、SORAとボール遊びをたくさんしました。そのあとSORAは日陰で、ボールをガシガシと噛んでいました。
夕日は地平線に沈んでいきます。
SORAはなおもボールをガシガシ(^^ゞ。
南の空高くに月が上っていました。
真ん中あたりに月のようなものが見えますが、小さな雲です(^^ゞ。
明日(6日)も猛暑で、蒸し暑そうです。
今週末には、台風11号が九州に近づきそうですね。台風12号の影響で大雨になったところは、再度の大雨で土砂災害などが起きやすくなると思うので心配です。充分、お気をつけください。
この記事へのコメント
犬はガシガシするのが好きですね。子どものうちは、ぬいぐるみなどをよく壊したものです(^^ゞ。
レイ君というパピオンがいるんですね。SORAも遊ぶ時は元気ですが、日中はゴロゴロと寝てばかりです。犬はそんなもんでしょうね(^^ゞ。
まだまだ暑さが続くでしょうから、お互いに体調に気をつけましょう。