団塊バカ親父の散歩話

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zoom RSS 『藤田嗣治 手紙の森へ』

<<   作成日時 : 2018/02/16 23:48   >>

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               〔今日の夕散歩時の帰りの西空〕


 藤田嗣治(ふじた つぐはる)という画家が好きなのだが、林 洋子さんが、その手紙や日記から藤田さんの人生を描き出そうとした本『藤田嗣治 手紙の森へ』を紹介してみる。

 これまで、林さんの『藤田嗣治 手しごとの家』『藤田嗣治 本のしごと』という本を紹介してきたが、この本は藤田さんの背景に広がる私的な世界を紹介・分析する3冊目に当たるものである。

 林さんは「はじめに」で、この本について次のように書いている。

<(前略)
 二〇一八年は、この画家が逝って五〇年にあたる。彼は一九二〇年代のパリで、油彩画の本場ヨーロッパで初めて本格的に勝負し、相応の成果をあげ、作品を現地で売ることで生活できた最初の日本人美術家、パイオニアとなった。むしろ、はじめてのアジア系美術家といってもいいだろう。
 一方で、太平洋戦争下の「作戦記録画」への前のめりな取り組みや振る舞い、そしてその後の離日、国籍変更、カトリックへの改宗など、前半生の功績をかき消すほどの「ノイズ」が多い作家でもある。こうした毀誉褒貶(きよほうへん)のはげしい、生々しい存在が、死後、時間が経過し、次第に歴史的存在へと、身体感覚が希薄になるなかで、彼が残した作品だけでなく、「書きもの」=日記や手紙の存在が確認され、整理公開、復刻が進んでいる。
 本書は生前の画家が書いた手紙をテーマとする。(中略)藤田のもとに残っていた来信はそう多くないが、彼から手紙をもらった人が、もしくはその遺族や関係者が守っていたのである。それらは、家族あて、同業者(美術家)あて、コレクターなど支援者あてと三種類に大別し得る。航空郵便(エアメイル)の全盛期、目方を軽減するための裏面が透けるような薄い便箋に、インクでぎっしり書かれた文字群には相手への思いのこもったイラストレーションが添えられることもしばしばで、こうした紙の上の「手しごと」をまとめることが藤田の多面性のいっそうの理解につながると願う。いくつかの手紙は、彼の人生の「転機」の証言者となるはずだ。
 さあ、手紙の封を切ろう。>

 そんな性格の本である。
 目次から内容を紹介しておく。

はじめに
第一信 明治末の東京からはじまる
 父・嗣章への手紙/同級生への手紙
第二信 一九一〇年代の欧州から、日本の妻へ
 妻・とみへの手紙/綴られるパリでの生活/第一次世界大戦、フランス残留の決意/父との断信、とみとの離縁/フランス人社会、美術界で広がる藤田の人脈
第三信 一九二〇年代のパリで
 手紙と作品でつながる母国/ユキをともなって凱旋帰国
 コラム1:明治一九年生まれのふたりの「文房具漫談」
       ――藤田と谷崎潤一郎
第四信 一九三〇年代 中南米彷徨から母国へ
 ユキとの別離/手紙の数限られる国際的放浪の時代/一九三〇年代後半の、日本での手紙
 コラム2:藤田と日記
第五信 太平洋戦争下の日本で――後続世代へ
 作戦記録画の時代/木村荘八への手紙/《アッツ島玉砕》で得た作戦記録画制作の確信/東京美術学校改革でのクーデター人事と挫折感/猪熊弦一郎への手紙/描かれた戦線取材の画家仲間たち/猪熊が大切に残していた藤田からの手紙
第六信 敗戦の影――パリに戻るまでの四年半
 戦犯容疑の影と海外渡航への準備/伊原宇三郎への手紙/ヘンリー杉本への手紙に記された「外国生活」への希求離日へ
第七信 フランク・シャーマンへの手紙――GHQ民政官との交流
 恩人・シャーマンへの返礼としての手紙/描かれたニューヨーク生活/ニューヨークでの「レオナルド」との再会/つのる君代への想い/KIMIYO ARRIVE SAFELY
終信 最晩年の手記、自らにあてた手紙としての
 洗礼と晩年/レオナールの遺言
おわりに
藤田嗣治略年譜
主要参考文献

 手紙が主だが、個人的な日記も載せられていて興味深く、藤田嗣治という画家の人となりがよくわかるものとなっている。
 同時に、手紙に添えられたイラストレーションが、手紙そのものにもまして藤田の人柄や生活や考えなどを表していて、とても面白いのである(^^ゞ。


<今日のお薦め本>
『藤田嗣治 手紙の森へ』 林 洋子 著、集英社新書ヴィジュアル版、1296円、18.01.22. 第一刷発行



<後記>藤田さんの「書きもの」はもちろんですが、たくさんのイラストレーションが、とても興味深く面白かったです。
 ひとりの画家の手紙をたどることによって、その人の人生を追っていくことになったという、なかなか味わいのある本になっていると思います。
 興味のある方は、是非お読みください(^^ゞ。

 今日(16日)は午前中は陽射しもありましたが、しだいに雲が増えていきました。気温は昨日より下がり10℃くらいだったでしょうか。まあまあでした(^^ゞ。
 今日はオリンピックはあまり興味のあるものがなかったので、そこそこ観ました。
 面白かったのはスノーボードクロスです。男子・女子とも決勝がありましたが、スノボーで山から滑り降りる短距離競争という感じで、途中で転倒などもあり興奮しながら観ていました(^^)/。
 男子のカーリングの対スイス戦は負けて、1勝2敗になりました。3敗までが限度のようなので、次回戦から頑張ってほしいです。
 男子フィギュアスケートが話題になっていますが、興味がないので観ませんでした(^^ゞ。

 夕方の散歩は4時50分ころに出ました。
 
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 空は雲に覆われ、低空には濃い雲がありました。

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 公園に行って、すぐに原っぱに向かいました。

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 北の空には、交差しているような雲があって面白かったです。
 原っぱをうろうろしながらベンチに向かいました。

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 南の方は雲が薄めでした。

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 南東には白い大きな雲の塊がありました。

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 ベンチに座りましたが、SORAは立ったままワンコたちを見ていました。

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 北の雲に空きができてきました。南西の風が吹いていて、雲は北東に流れているようでした。

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 SORAはベンチに上がってきて、あちこち見ていました。

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 SORAが帰りたそうにベンチを下りたので、帰ることにしました(^^ゞ。

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 SORAは草つきの斜面で、しばらくマッタリしました(^^ゞ。

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 ウッディのちょっと面白い写真を一枚。

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 次女が「こっち向いて!」と言ったら、こんなに首をかしげたそうです(^^ゞ。
 SORAも首を傾けることはありますが、こんなにはしません(^^)/。

 明日(17日)は一時曇ることもあるようですが、晴れて陽射しの温もりを感じられそうです。
 ただ、朝晩は冷えて、午後は風が強くなってくるようです。

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