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zoom RSS 『アベルVSホイト』

<<   作成日時 : 2018/03/02 22:59   >>

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                〔夕日に照らされる大木〕


 米国の実力派作家トマス・ペリーの、謎の未解決事件をめぐり元刑事の夫婦と殺し屋夫婦が対決するノンストップ・アクション・スリラー『アベルVSホイト』を紹介する。

 プロローグは次のように始まる。

<暗闇のなか、男が流されていた。コンクリートの水路のなかを、ときには水面に浮かび上がり、ときには押し流されている。はじめはゆっくりとした流れだったが、やがて時間とともに数フィート上の舗道でしぶきを上げる春の豪雨が雨水排水管に注ぎ込み、水の勢いが増すにつれて次第に速くなっていった。ときおり、大きな激流によって男は水路のコンクリートの壁面に打ちつけられたり、擦りつけられたりすることもあった。だが、下流へと流れていく何トンもの水の力はあまりにも激しく、男はしばらくどこかに留まることなどできなかった。そのとき、状況が変わった。
 ビル・カーモディが通りの角から二百フィート離れたところに公共事業局(DPW)の白いトラックを停めたのは、午前零時をまわったころだった。雨が筋を作るフロントガラスを通し、前方の交差点でかさを増していく水没箇所に目を凝らした。このあたりの道路は中央が高くなっているので、雨水は道路脇へ流れ、側溝から排水管へと注ぎ込んでいる。
(後略)>


 ある大雨の夜、排水管から男の死体が発見された。殺人事件にまちがいないが、担当刑事が交通事故で亡くなるなどということもあり、その後1年経っても警察の捜査に進展はなかった。
 被害者はロサンゼルスのインターセレロン・コーポレーションの社員で化学者のデイヴィッド・ヘンフィルという黒人だった。

 彼の会社の理事会は捜査が進まないことに業を煮やし、有名な犯罪学者のダニエル・ミリカン教授に相談する。
 理事会は、教授に紹介された元刑事で私立探偵をしているシッド(シドニー)・アベルと妻のロニー(ヴェロニカ)夫婦に再調査と真相解明を依頼した。

 だが、被害者が排水管に投げ込まれたと思われる住宅開発地区の調査にふたりが行くと、不審な車に後をつけられていることに気づく。確かめようと車で近づくと、不審車は全速力で逃走を始めた。
 距離が縮まった時、その車の助手席から身を乗り出した人物に銃撃され、フロントガラスを撃ち抜かれてしまう。
 この捜査活動に対する妨害である。
 逃げた車に乗っていたのは、謎の人物に雇われた殺し屋夫婦のエド・ホイトとその妻ニコールだった。
 二組のプロフェッショナル夫婦の知略を尽くした命がけの激しい攻防の幕が切って落とされた。

 あの手この手で襲ってくるホイト夫婦に、アベル夫婦は身を守るのが精一杯で思うような調査ができなくなってしまう。
 それでも少しずつ被害者ヘンフィルの身辺を探っていくと、思いもよらない隠された真相が浮かび上がってきた。
 一方、ホイト夫婦の方では、殺人依頼の仲介者との間にトラブルが生じ……とんでもないことが起きた。
 アベルとホイト、さらには謎の殺人依頼主や警察までが入り乱れ、物語は新たな展開を見せ始めた。

 アベル夫妻は事件を解決できるのだろうか?
 アベル夫婦とホイト夫婦の対決はどちらが勝利するのか?
 アベル夫婦殺害の依頼主は誰で、そこに秘められた謎とはいったい何なのか?

 アクションあり、サスペンスあり、ユーモアもありの軽快なテンポで展開する一級のエンターテインメント・ミステリーである(^^)/。


<今日のお薦め本>
『アベルVSホイト FORTY THIEVES』 トマス・ペリー 著、渡辺義久 訳、ハヤカワ文庫、994円、18.02.25. 発行
 著者について、「訳者あとがき」にまとめられているので、紹介しておきます。
<1947年、ニューヨーク生まれ。コーネル大学で学士号を、ロチェスター大学で英文学の博士号を取得。森林伐採業、漁師、大学職員、教師、テレビの放送作家やプロデューサーなどさまざまな仕事を経験。
 小説家としては、1982年の処女作『逃げる殺し屋』でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀新人賞を、2001年に刊行された Pursuit でガムシュー賞を受賞。そのほかにも数多くの賞にノミネートされています。現在は南カリフォルニアに在住しています。
 母国アメリカではほぼ毎年のように作品を発表しつづけ、その数は二十作以上になります。ですが、日本で翻訳されたものは前述の『逃げる殺し屋』のほかには、『メッツガーの犬』『ビッグ・フィッシュ』『アイランド』『殺し屋の息子』『蒸発請負人』くらいで、あまり多いとは言えません。この『蒸発請負人』のジェーン・ホワイトフィールド・シリーズや、『逃げる殺し屋』『殺し屋の息子』のブッチャーズ・ボーイ・シリーズなど、シリーズものも多く手掛けています。>

アベルVSホイト (ハヤカワ文庫NV)
早川書房
トマス ペリー

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<後記>二組の夫婦が登場するわけですが、それぞれの行動が交互に描かれていきます。
 どちらもおしどり夫婦と言ってよく、魅力的なキャラクターです。
 敵と言っていい殺し屋のホイト夫婦ですが、読み進めるうちにふたりのキャラに魅せられ、その活躍する姿にワクワクしてきます(^^)/。

 また、それぞれの奥さんがなかなか頭がよくて、ときに主導権を握って夫をうまく動かすというか引っ張っていく強い女性でもあります。
 ふたりは一見弱そうでも逞しく、女性のコワさを教えられます(^^ゞ。

 ラストは、そう来たか! と思わされる結末になっています(^^)/。
 わくわくドキドキしながら一気読みできる面白いミステリーです。
 
 今日(2日)は朝から穏やかな晴れになりました。

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 これは昼前に買い物に行った時の昼空です。少し薄雲がありましたが、青空でした。

 夕方の散歩は、カミさんといっしょにSORAを獣医に連れていきました。

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 途中で東の東京湾を見ると、房総までよく見えました。

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 落日直前の夕日が見えました。

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 途中通った公園では、樹々が夕日に照らされていました。

 獣医のところで肛門腺を絞ってもらって、サプリメントをもらってきました。
 いつもの公園に行くことにしました。

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 途中の公園です。

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 カミさんがペット屋にエサを注文に寄ると、出てくるまでSORAはお座りして待っていました(^^ゞ。

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 いつもの公園の原っぱに上っていきました。

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 穏やかな夕暮れで、落日後の西空が染まっていてきれいでした。
 だいぶ暗くなっていて、ワンコはいませんでした。

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 草つきの斜面を下りて帰ることにしました。

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 帰り道で見つけました(^^)/。

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 昇ってきたばかりの赤い大きな満月です。
 ズームで大きく撮ったのですが、ブレブレでした(^^)/。

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 朝のエサを食べたあとのSORAです。廊下のカーテンの向こうで伏せをして、朝食中のカミさんを見ていました。
 そのちょっとあとには、

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 寝たままカーテンから顔半分を出して、こちらを見ていました(^^ゞ。

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 午後1時ちょっと過ぎです。カミさんが昼食の支度に台所に行くと、SORAも行ってカミさんをじーっと見ていました(^^ゞ。
 SORAはガッツキです(^^)/。

 明日(3日)は一時曇っても、陽射しがよく届いて穏やかに晴れそうです。
 昼間は気温が高く春の陽気となりますが、朝晩は冷え込みそうです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
わぁ〜綺麗な夕焼けですね。
とても素敵な景色が広がっていますね〜
幸せですね・・

SORA君のカーテン越しの顔がいいですね。
全て分かっているようですね。
人間も、動物も全て尊い命なんですね。

コメント何時もありがとうございます。
張り合いが出てきます。
夕焼け
2018/03/03 14:53
☆ 夕焼けさん、夕焼けっていいですね(^^ゞ。
 広い空間が広がる原っぱがあるので、夕焼けが見られると嬉しいです。
 SORAはこの廊下のカーテンにくるまっているのが好きですが、ときどここちらを見てます。何を考えてるんでしょうね(^^)/。
 まあ、食べることでしょうね(^^♪。
遊哉
2018/03/03 21:53

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