『ゴーストリコン ワイルドランズ:ダークウォーターズ』



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          〔夕散歩で見つけた大輪のダリア〕

 特殊部隊“ザ・ゴースト”がアマゾンでの人質奪還に挑む戦闘アクション(冒険サスペンス)小説『ゴーストリコン ワイルドランズ:ダークウォーターズ』を紹介する。
 本作は、米国の作家リチャード・ダンスキーの作品だが、シューティングゲーム『ゴーストリコン:ワイルドランズ』の前日譚となるスピンオフ(波及・関連した)小説だという。
 ゲームについてはまったくわからないのだが、このゲームはベストセラー作家トム・クランシーの名を冠したゲームシリーズで、これまでに多数の作品がリリースされているということである。
 この小説も、いってみればトム・クランシーのお墨付きのストーリーということで、面白いのである(^^ゞ。

 プロローグは、次のように始まる。


<   プロローグ

 ウクライナに〝ヴィンペル部隊〟がいるはずがない。
 頭上を銃弾が飛んでいくなかでノマドが最初に考えたのは、そのことだった。彼は銃弾から身を守るため、道路脇の排水溝に身をひそめていた。もっとも、ゴーストがドネツクを走りまわっているはずもないのだから、ある意味ではお互いさまである。
 とはいえ、ロシア軍特殊部隊にもう一度出し抜かれたら、生きてここから脱出するのは難しいだろう。右手には、草に覆われた平原がどこまでも広がっていた。まるで駐車場のように、芝や雑草のあちこちに、焼け焦げあるいは銃弾を浴びた跡のある車が何台も転がっている。左手には東ウクライナの親ロシア〝独立〟部隊の野外司令本部があった。ただ本部といっても、ジャッキで持ち上げられた二台連結の車のそばに砂袋の山が積まれているだけだ。車の上には、簡易式の衛星通信用パラボラアンテナが設置されていた。その後ろに置かれた発電機が作動している。
 ジョーカーとセージが目標と合流するはずだったその本部のなかで、銃口が閃光(せんこう)を放つのが見えた。
 ノマドは通信機の操作ボタンを押した。「セージ。ジョーカー。複数の敵から攻撃を受けている」頭上をまた銃弾が飛び、鋭い音とともに句読点よろしく発言をさえぎる。「状況を教えてくれ。荷物(パッケージ)は確保したのか?」
「いや、ノマド、パッケージは死んだ。ジョーカーは撃たれたが軽傷だ」回線に銃声とガラスが割れる音が入り込んだものの、セージの声はあくまで落ち着いていた。彼は経験の豊富さと、正面から戦車が突っ込んできてもいっさい動じない沈着冷静さを買われて、部隊の指揮官をつとめていた。それが賢人(セージ)というコールサインの由来でもある。彼はゴースト・リードではなく、セージを使うことにこだわっていた。「おれたちも攻撃されている。脱出できるよう裏口を確保できるか?」
(後略)>


 主人公は、ここに出てくる特殊部隊“ザ・ゴースト”の少佐で、ノマドというコールサインをもつアンソニー・ペリーマンである。
 “ザ・ゴースト”というのは、次のようなものである。
 「特殊戦略部隊を指し、合衆国陸軍の不正規戦対応軍の最前線を務める。高度に専門化し、際立った技量を備えた直接行動部隊である。
 危険な状況に最初に展開し、事態が切迫した際には最後に離れる。もし彼らが任務を正しく果たせば、誰も彼らがそこにいたことすら知らないままになる。長年の間に、メンバーは変わってきたが、部隊――そしてその伝説――は今も生きている」

 ゴーストは、戦闘のスペシャリスト4人編成で活動し、通常の作戦行動では対応不可能な、危険極まりないミッションのみを扱う。失敗は許されず、成功してもその存在が表に出ることは決してない、ということである。

 ウクライナでの作戦活動で、不覚にも敵の待ち伏せと奇襲にあい、リーダーのセージと隊員のジョーカーが負傷したため再編を余儀なくされ、急遽ノマドが新チームの指揮をとることになった。彼がリーダーをつとめるのは今回がはじめてである。
 新メンバーはノマド以下、次のような3人である。
 ウィーバー:高い射撃技術を誇るスナイパーで、謎めいた一面もある。ノマドとはこれまでも同じ作戦行動をともにした親友同士であり、今回はノマドの重責を補佐する頼もしい存在となる。
 ホルト:ドローンを駆使する情報収集のエキスパートで、ハンサムで女好きである。一見すると軽いが、極めて優秀で責任感が強い。
 ミダス:沈着冷静な技術者で、口数は少ないが信頼できる男である。かつては神父を目指していたが、聖職者の役割に限界を感じて軍隊に入ったという変わり種である。
 こんな個性が豊かすぎるメンバーが、当初はギクシャクするものの、やがて力を合わせて作戦行動を遂行していく。

 新たな任務は、ベネズエラで立て続けに起きた誘拐事件の人質の救出だった。
 続くあらすじは、「訳者あとがき」やカバー裏のあらすじを参考にまとめてみる(^^)/。

 ジャングルの奥地で研究を進めていた米国の研究者たちが、現地のアマゾナス自由革命軍を名乗る武装勢力に誘拐されたという。ただし、ゴーストの派遣が求められたということは、当然ながら単純な誘拐事件ではなかった。
 人質が捕らわれている場所は2か所に分かれているため、まず一方の人質を救出して安全な場所に送り届けたあとで引き返し、別の場所の人質も救出しなければならないという難しい状況だったのだ。
 時間的な制約から、二つのチームを同時に2か所の現場に派遣することはできなかった。しかも誘拐された人質の写真には、かつてベネズエラの秘密警察で恐れられていた悪名高きジルベルト・ウルビナの姿が写り込んでいた。敵として戦うには、とてつもなく厄介な相手なのだ。
 すでに事件が発生してから日数が経っており、人質の安否が気遣われることから、迅速な対応が求められていた。

 ゴーストはまずブラジル北部へと飛び、能天気な釣り客を装って川を北上し、人質が捕らわれている地点へと向かうが、ジャングルの奥でアマゾナスの兵士に追われる村人を助けたことから、事態は予想外の方向へと進んでいく。
 それに、意外な事実も明らかになっていった。
 二転三転する状況下でノマドたちは、いかなる決断を下すのか?
 はたして人質たちを無事に救出することはできるのか?
 支援はおろか通信さえろくにできないジャングルの中で、ノマドたちの息もつかせぬ怒濤の戦闘が展開されていくのである(^^)/。


<今日のお薦め本>
『ゴーストリコン ワイルドランズ:ダークウォーターズ TOM CLANCY'S GHOST RECON WILDLANDS : DARK WATERS』 リチャード・ダンスキー 著、野中誠吾 訳、竹書房文庫、1100円、19.10.28. 初版第一刷発行
 著者について、カバー裏から紹介しておきます。
<ノースカロライナ在住。ユービーアイソフトとレッドストームのゲームデザインなどをするかたわら、作家業にも取り組んでいる。
 これまでに6作の小説を上梓しており、2013年には短篇集 Snowbird Gothicが出版された。>

ゴーストリコン ワイルドランズ ダークウォーターズ (竹書房文庫)
ゴーストリコン ワイルドランズ ダークウォーターズ (竹書房文庫)

<後記>昨日紹介した『熊の皮』は北米の東部にあるアパラチア山脈の森林地帯が舞台でしたが、今日のは南米のアマゾン地帯北部のジャングルが舞台です。
 こういう大自然を舞台にした冒険物が大好きです。
 とはいえ、『熊の皮』は厳しいとはいえ詩情豊かな自然のなかでの冒険ですが、今日のは過酷な自然のなかの戦闘アクションものでずいぶん違います。
 でも、面白いです(^^ゞ。
 バカ親父が若かったら、アマゾン川の上流から河口までカヤックかカヌー、または小型船で下ってみたいものです。
 夢のまた夢ですが……(^^ゞ。

 今日(17日)も朝から秋晴れになった。気温は20℃くらいになり過ごしやすかったです。
 カミさんは10時半ころに着付けの仕事に出かけました。
 日中はダラダラと過ごししました(^^ゞ。

 夕方の散歩は4時ちょっと前に出ました。

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 雲が少しあるものの、夕日が眩しい(^^)/。
 公園を斜めに上っていきます。

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 原っぱに出てウロウロしていきました。

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 公園を回ることにしました。

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 夕日は沈んでいきました。

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 原っぱに戻ってウロウロしていきます。

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 SORAがクネクネスリスリを始めました(^^ゞ。

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 場所を少し変えて、

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 またクネクネスリスリ(^^ゞ。

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 おじさんが飛ばしていたドローンを、親子が楽しそうに見ていました(^^ゞ。

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 SORAはクンクンウロウロと歩き続けます。

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 西空に舞う薄雲がきれいです(^^)/。
 SORAが草つき斜面を下り始めたので、帰ることにしました。

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 明日(18日)の横浜の南の端っこの天気は、雲が優勢で、午前中は雨が降りそうです。昼間は一時陽射しが届くことがあるものの、曇り空が続くようです。
 南寄りの風が強く吹きそうです。

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この記事へのコメント

2019年12月02日 00:17
トム・クランシーのお墨付きというのに心惹かれ
ました。これはぜひ読んでみなければ(^O^)
ちなみに私は今トム・クランシーを読んでいるところ
です。
ジョン・クラークの誕生物語みたいなお話で、すごく
面白いです。これも感想を書くのでまた読みにいらして
下さいね(^O^)
遊哉
2019年12月02日 22:48
☆ キーブーさん、トム・クランシーがお好きでしたね(^^ゞ。
 正直言って、彼の名声は聞き及んでいるものの、あまり読んでいないんです。「レッド・オクトーバーを追え」も読んだような気がするんですが、映画で観ただけかもしれません(^^ゞ。
 この作品は彼の名を冠したゲームが基となっているようで、面白さという点では間違いないと思います。
 読んでみてください(^^ゞ。