団塊世代のファッション
高校のときだったが、アイビールックというのが流行った。これは、米国東部の大学フットボール・リーグのアイビー・リーグにちなみ、在校生や卒業生が着始めたスタイルである。
ちなみに、アイビー・リーグとういうのは、ツタ ivy の絡まる校舎に象徴されるように、高度な学問的実績、社会的威信で知られる8つの大学の総称である。ハーバード大学、イェール大学、コロンビア大学、プリンストン大学、コーネル大学、ダートマス大学、ブラウン大学、ペンシルベニア大学の8校である。
アイビー・ルックの基本は、上着はずん胴型で自然な肩、シングルで3つボタン、ズボンは細身で直線形、裾はダブルの折り返しで、ボタンダウンのシャツを合わせる、ネクタイはレジメンタル・タイといったところだろうか。あのジョン・F・ケネディなんかが着ていたスタイルである。
日本では、先月亡くなった石津謙介氏が創業したVAN(ヴァンヂァケット)が商品化した。1960年代の特に65年ころを中心に大流行をしたのだが、ちょうど高校生だったバカ親父も憧れた。だが、なにせ金がない。当時、名古屋の高校の寮に入っていて、まわりは岐阜や三重県から来たお坊ちゃんが多かったから、彼らのおしゃれ振りを指を咥えて見ていた。
高価なジャケットやズボンは買えなかったが、シャツくらいは買えた。厚手の綿のボタンダウンシャツで、それも洗濯したものをそのままハンガーにかけて干した、洗いざらしを着て粋がっていたものだ。
そのアイビー・ルックの影響は今でも続いていて、3つボタンの上着、ボタンダウン・シャツ、レジメンタル・タイは欠かせない。
団塊世代がみんなその影響を受けているなんてことはないが、すくなからず影響は受けているはずである。ところが、たとえば今はやることもなくなったが、社員旅行なんかでおじさんたちが着てくるものといえば、お洒落したつもりがせいぜいゴルフのスタイルだったり、くすんだジャンパーやズボンだったりしたものだ。
今でも似たようなもので、団塊世代はゴルフや趣味にはお金をかけるが、服装にはあまりかけない人が多い。といっても、別に金をかければいいというわけではなくて、安くてもいいから色づかいに気をつけるとか、チノパンやジーンズにジャケットをなにげなく引っ掛ければ、それなりに様になると思うのだが……
朝日新聞(6/3)で、石津謙介氏の長男でファッションディレクターの石津祥介氏は、団塊世代は「流行に流されない層」であり、「会社で何十年もスーツ姿で過ごした。いきなり人と違うものを着るのは難しい」という。また、服飾業界にとっては、「団塊の世代はライフスタイルや趣味、好みが広く、多様な価値観をもっている。流行という『網』にかかるような『魚』ではない。一人ひとりに焦点を合わせる事が大事」だとも言っている。おしゃれをするにも、させるにも、なかなか難しい世代なのである。
石津祥介氏の団塊世代へのアドバイスは、次のとおりである。
○ 年代に関係ないトラッドなものを選ぶ。
○ お手本になる身近な人を見つけてまねる。
○ マフラーやネクタイなど小物を流行のものにする。
○ 妻や娘と一緒に服選びをする。
また、スタイリストの政近準子さんは、次のようにアドバイスする。
○ 作業着のように見えるジャンパーは着ない。
○ 出ているおなかを隠そうと1サイズ上を選ばない。
○ 何十年も昔の高いものもいいが、お金をかけずに、今っぽいものを採り入れる。
くすんだ色のウジウジおじさんにならないために、団塊世代はファッションにも気をつけたほうがいいかもしれない。奥さんや子どもたちも、それに少しは協力してやってください。
<後記>クールビズにしても、どうも襟元がだらしなくて見ていられません。ボタンダウン・シャツにでもすれば、ぐっと引き締まると思うのですがねえ。それに白ばっかしで、もっと色柄物のシャツにしてもいいのに、と思います。
クールビズといえば、ノーネクタイで温暖化防止に貢献しようとしていますが、実は冬は逆で、ネクタイをしていた方が温暖化防止にはいいのです。ネクタイをしていると、首周りから体温が逃げなくて温かいので、そのぶんエアコンの設定温度を下げられます。日本の気候に合わせて、うまく服装を工夫していけばいいんでしょうね。
ちなみに、アイビー・リーグとういうのは、ツタ ivy の絡まる校舎に象徴されるように、高度な学問的実績、社会的威信で知られる8つの大学の総称である。ハーバード大学、イェール大学、コロンビア大学、プリンストン大学、コーネル大学、ダートマス大学、ブラウン大学、ペンシルベニア大学の8校である。
アイビー・ルックの基本は、上着はずん胴型で自然な肩、シングルで3つボタン、ズボンは細身で直線形、裾はダブルの折り返しで、ボタンダウンのシャツを合わせる、ネクタイはレジメンタル・タイといったところだろうか。あのジョン・F・ケネディなんかが着ていたスタイルである。
日本では、先月亡くなった石津謙介氏が創業したVAN(ヴァンヂァケット)が商品化した。1960年代の特に65年ころを中心に大流行をしたのだが、ちょうど高校生だったバカ親父も憧れた。だが、なにせ金がない。当時、名古屋の高校の寮に入っていて、まわりは岐阜や三重県から来たお坊ちゃんが多かったから、彼らのおしゃれ振りを指を咥えて見ていた。
高価なジャケットやズボンは買えなかったが、シャツくらいは買えた。厚手の綿のボタンダウンシャツで、それも洗濯したものをそのままハンガーにかけて干した、洗いざらしを着て粋がっていたものだ。
そのアイビー・ルックの影響は今でも続いていて、3つボタンの上着、ボタンダウン・シャツ、レジメンタル・タイは欠かせない。
団塊世代がみんなその影響を受けているなんてことはないが、すくなからず影響は受けているはずである。ところが、たとえば今はやることもなくなったが、社員旅行なんかでおじさんたちが着てくるものといえば、お洒落したつもりがせいぜいゴルフのスタイルだったり、くすんだジャンパーやズボンだったりしたものだ。
今でも似たようなもので、団塊世代はゴルフや趣味にはお金をかけるが、服装にはあまりかけない人が多い。といっても、別に金をかければいいというわけではなくて、安くてもいいから色づかいに気をつけるとか、チノパンやジーンズにジャケットをなにげなく引っ掛ければ、それなりに様になると思うのだが……
朝日新聞(6/3)で、石津謙介氏の長男でファッションディレクターの石津祥介氏は、団塊世代は「流行に流されない層」であり、「会社で何十年もスーツ姿で過ごした。いきなり人と違うものを着るのは難しい」という。また、服飾業界にとっては、「団塊の世代はライフスタイルや趣味、好みが広く、多様な価値観をもっている。流行という『網』にかかるような『魚』ではない。一人ひとりに焦点を合わせる事が大事」だとも言っている。おしゃれをするにも、させるにも、なかなか難しい世代なのである。
石津祥介氏の団塊世代へのアドバイスは、次のとおりである。
○ 年代に関係ないトラッドなものを選ぶ。
○ お手本になる身近な人を見つけてまねる。
○ マフラーやネクタイなど小物を流行のものにする。
○ 妻や娘と一緒に服選びをする。
また、スタイリストの政近準子さんは、次のようにアドバイスする。
○ 作業着のように見えるジャンパーは着ない。
○ 出ているおなかを隠そうと1サイズ上を選ばない。
○ 何十年も昔の高いものもいいが、お金をかけずに、今っぽいものを採り入れる。
くすんだ色のウジウジおじさんにならないために、団塊世代はファッションにも気をつけたほうがいいかもしれない。奥さんや子どもたちも、それに少しは協力してやってください。
<後記>クールビズにしても、どうも襟元がだらしなくて見ていられません。ボタンダウン・シャツにでもすれば、ぐっと引き締まると思うのですがねえ。それに白ばっかしで、もっと色柄物のシャツにしてもいいのに、と思います。
クールビズといえば、ノーネクタイで温暖化防止に貢献しようとしていますが、実は冬は逆で、ネクタイをしていた方が温暖化防止にはいいのです。ネクタイをしていると、首周りから体温が逃げなくて温かいので、そのぶんエアコンの設定温度を下げられます。日本の気候に合わせて、うまく服装を工夫していけばいいんでしょうね。
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