キャリアマトリックス

画像 ネットに「職業の百科事典」といえるようなサイトがある。500を超える職業を紹介する情報データーベース「キャリアマトリックス(CAREER MATRIX・職業とキャリアに関する基盤情報システム)」というものである。

 独立行政法人の労働政策研究・研修機構が公開しているもので、仕事の内容や平均的な賃金、労働時間だけでなく、どんな人がその職業に向いているかなど、多面的な情報を発信している。
 就職に悩む若者や転職に迷う人に役立ててもらうことを狙っているようだ。

 網羅している職業は504で、日本の労働者全体の9割がこれらの職業に就いているという。
 それぞれに「どんな職業か」、就職要件や資格を解説した「就くには」、「労働条件の特徴」があり、また国勢調査などを基に計算した平均的な賃金、年齢などもわかる。動画で実際の仕事風景を見せるホームページともリンクしていたりする。

 実際のサイトを見ていただきたいが、職業検索は「フリーワード検索」「職業分野検索」「テーマ検索」などからアプローチできる。
 たとえば、次のような分類で探すことができる。

○ フリーワード検索 (職業名や仕事内容から検索)
 入力例としては、「職人、事務、NC旋盤工、エンジニア、コンピュータ、金属、資格、研究する、配達する、ビルを建てる」などとなっている。

○ 職業分野検索(フリーワード検索と掛け合わせて検索することもできる)
・ モノづくりの職業(100)
・ 建設の職業(32)
・ オフィスの職業(32)
・ 販売の職業(49)
・ 専門・企業サービスの職業(27)
・ 個人サービスの職業(55)
・ 福祉・公務の職業(34)
・ 医療・保健の職業(28)
・ 教育・研究の職業(33)
・ 運輸の職業(28)
・ マスコミ・デザイン・芸術の職業(63)
・ 自然・動植物の職業(23)

○ テーマ検索
 モノを加工する(47)、金属を加工する(26)、モノを組み立てる(30)、整備・点検する(48)、生活用品をつくる(23)、クラフト・伝統工芸(17) 、料理する(15)、食品をつくる(24)、食料をつくる(17)、ファッション(23)、インテリア(9)、住宅やビルを建てる(24)、ダムやトンネルをつくる(12)、生活をクリーンにする(8)、エネルギーをつくる(6)、交通の仕事(24)、自動車を扱う(19)、運ぶ・配達する(21)、モノを設計する(31)、デザインする(29)、創作・創造する(50)、ミュージック(15)、ものを書く(20)、本・雑誌をつくる(14)、報道する・番組をつくる(15)、コンピュータ・IT(16)、研究・調査する(51)、自然を探る(10)、環境を守る(13)、語学を生かす(31)、マネーを扱う(18)、会社を動かす(5)、経営を助ける(9)、法律・政治(15)、デスクワーク(20)、人をケアする(26)、健康を守る(35)、こころを支える・いやす(11)、教える・指導する(36)、生き物を育てる・世話する(24)、給仕する・もてなす(18)、イベントで活躍する(17)、レジャーを支える(21) 、TV・舞台で活躍する(28)、勝負する・スポーツ(14)、モノを売る(45)、外まわりの仕事(16)、海外で活躍する(23)、海の仕事(12)、空の仕事(14)、国・社会の安全を守る(17)、公務員(41)、深夜も働く(30)、その他の職業(5)

 さらに、「適職検索ナビ」とか「キャリア分析ナビ」などもあり、適職を探すことや、これまでの職歴を生かした転職先があるのかを、探すことも可能である。
 これから仕事を探そうという若者や学生はもちろん、社会人の新しい可能性の発見やキャリアアップ、あるいは教員やキャリアカウンセラーにも、ガイダンスとか進路決定支援などに活用できるようである。
 将来は、ハローワークなどの職業紹介サイトなどともリンクする計画のようである。

<後記>ちょっと前ですが、村上龍の『13歳のハローワーク』という本が話題になりました(ネットでもサイトがあります)。あれは中学生を対象とした職業紹介でしたが、大人が読んでもなかなか面白いものでした。
 この「キャリアマトリックス」というサイトは、もちろん大人向けですが、高校生くらいでも将来のために、具体的な職業がどんなものかを知る手段として、有効なような気がします。
 好きな仕事を一生続けていければ、とても幸せだと思いますが、それが自分にほんとに合っているかどうかを見極めるのは難しいものがあります。それに、世の中の風潮や流行だけで仕事を選ぶと、不幸な結果になることが多いと思います。
 そんなときに、このサイトはとても役に立つような気がします。団塊世代の定年後の再就職にも、利用できそうです。
 いずれにしろ、自分を生かして、できるだけ楽しく生きるために、自分に適した仕事を選びたいものだと思います。

"キャリアマトリックス" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント