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『ストーンサークルの殺人』

        〔雲が多いものの陽射しが強かった昼空〕  英国の作家M・W・クレイヴンの連続焼殺魔と警察との闘いを描くミステリー『ストーンサークルの殺人』を紹介する。  主人公は国家犯罪対策庁(NCA)の重大犯罪分析課(SCAS)の部長刑事ワシントン・ポーである。  本書は〈ワシントン・ポー〉シリーズの第一作で、201…
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『笑う死体』

          〔小さな雲穴がある夕方の西空〕  英国マンチェスター市警巡査(元刑事)エイダン・ウェイツを主人公としたシリーズ第2弾が邦訳されたので、紹介する。  著者は英国の作家ジョセフ・ノックスで、去年紹介した第1弾『堕落刑事』と同じく、謎解きの面白さを満喫できるミステリーである。  次のような12章で構成…
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『チェス盤の少女』

      〔ライオンかゴジラのような夕方の入道雲(^^ゞ〕  拉致・監禁されたチェスの天才少女と誘拐犯との闘いを描いたダーク・ミステリー『チェス盤の少女』を紹介する。  作者は本書がデビュー作となる英国の作家サム・ロイドである。  本書は2部構成で、第一部のプロローグは、次のように始まる。 <  イライ…
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『神と罌粟(けし)』

          〔今日の夕散歩時の東の夕空〕  現代メキシコの恐怖が支配する闇を赤裸々に描いた異色クライム・サスペンス『神と罌粟(けし)』を紹介する。  著者はオーストラリア生まれの異色の経歴を持つ作家ティム・ベイカーである。  次のような四部構成になっている。  第一部 星のない街  第二部 砂丘の蜃気楼…
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『ヘッド・ハンター』

          〔夕散歩で見た桜の黄色い葉〕  何十年ぶりかで、大藪春彦さんの小説を読んでみた。  その作品は、できるだけ大きく立派な角をもつ鹿や山羊などの頭部(ヘッド)を求めて旅を続ける男を描いたハードボイルド小説『ヘッド・ハンター』である。  大藪春彦といっても、今では知らない人が多いと思うので、カバー裏か…
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『北のはてのイービク』

     〔夕方、ベンチからワンコたちを眺めるSORA(^^ゞ〕  グリーンランドに住むエスキモーの少年イービクの極限のサバイバル旅を描いた物語『北のはてのイービク』を紹介する。  作者は既に亡くなっているが、スウェーデンの女性作家ピーパルク・フロイゲンで、子ども時代を過ごした北グリーンランドでの思い出を基に書いたという…
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『東京レトロ写真帖』

         〔今日の落日直前の橙色の丸い夕日〕  1年ほど前に、秋山武雄さんの『東京懐かし写真帖』という写文集を紹介したが、その続編『東京レトロ写真帖』が出たので紹介する。  秋山さんは15歳でカメラを手にしてから約70年、浅草橋の洋食屋「一新亭」を営むかたわら趣味で撮りためた風景写真が、東京の貴重な記録となっ…
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『旅のつばくろ』

       〔朝日の強い陽射しでできたSORAの影(^^ゞ〕  『深夜特急』などの旅のルポが多い沢木耕太郎さんの、日本の旅とそれにかかわることや思いなどを綴ったエッセイ集『旅のつばくろ』を紹介する。  JR東日本車内誌「トランヴェール」に連載されたものが単行本化されたものである。  次のようなタイトルの話が載せら…
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『その手を離すのは、私』

           〔夕方見た面白い形の小雲〕  英国の女性作家クレア・マッキントッシュのミステリーでサスペンスでサイコロジカル・スリラーでもある『その手を離すのは、私』を紹介する。  警察小説であり、主人公は英国ブリストル警察犯罪捜査課(CID)の警部補レイ・スティーヴンスだが、その部下の巡査ケイト・エヴァンスや巡査…
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『ポップス大作戦』

        〔夕散歩で、ぼんやり見えた夕日(^^ゞ〕  写真家でエッセイストの武田 花さんのポップで色彩はじけるフォト&エッセイ集『ポップス大作戦』を紹介する。  以前にも、『イカ干しは日向の匂い』とか『道端に光線』などを紹介したことがあるが、武田さんの写真やエッセイが大好きである。  今回の本は、モノクロ写真ばか…
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『時計仕掛けの歪んだ罠』

           〔落日ちょっと前の夕陽〕  スウェーデンの作家アルネ・ダールの衝撃のサスペンスシリーズの第一弾『時計仕掛けの歪んだ罠』を紹介する。  主人公は、ストックホルム警察犯罪捜査課の警部サムエル(サム)・ベリエルと、公安警察の女性潜入捜査官モリー・ブロームのふたりである。  四部構成となっているが、プ…
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『キリン解剖記』

        〔なかなか形の整ったはみ出し草(^^ゞ〕  郡司芽久(ぐんじ めぐ)という女性が、学生の時にはじめてキリンを解剖してから、たくさんのキリンを解剖し、キリンの研究で博士号を取得するまでの約9年間の物語をまとめた本『キリン解剖記』を紹介する。  なんだか気持ち悪そうと思われそうだが、そんなことはない(^^ゞ。…
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『ワイルドサイドをほっつき歩け ― ハマータウンのおっさんたち』

         〔夕方の南の空に見えた雲穴(^^ゞ〕  約1年前に紹介した『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の作者・ブレイディみかこさんのエッセイ集『ワイルドサイドをほっつき歩け ― ハマータウンのおっさんたち』を紹介する。  『僕はイエローで、……』は、英国人の夫との間に生まれた息子の生活や成長について…
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『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ ~扉子と空白の時~』

          〔午前11時ちょっと過ぎの昼空〕  前回の、シリーズ本編の後日譚だった「扉子と不思議な客人たち」から1年10か月を経て再始動したシリーズの一作目『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ ~扉子と空白の時~』を紹介する。  本作は次のような3話で構成されている。  プロローグ  第一話 横溝正史『雪割草…
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『ケルト帝国の秘薬を追え』

           〔夕空に描かれた飛行機雲〕  米国の作家クライブ・カッスラーの冒険小説 “ダーク・ビット・シリーズ” の最新作『ケルト帝国の秘薬を追え』を紹介する。  このシリーズは1973年に刊行されたカッスラーのデビュー作『海中密輸ルートを探れ』がシリーズの第1作で、本作は2019年刊行の第25作になる。 …
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『欲が出ました』

         〔黒雲の間からボヤっと見えた朝日〕  脱力系のイラストが楽しくて、挿絵画家や絵本作家などとして多角的に活躍しているヨシタケシンスケさんのエッセイとイラストをまとめた画文集『欲が出ました』を紹介する。  ヨシタケさんによると本書は、ふだん描きとめているスケッチ(イラスト)について、自分で解説したものを語り…
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『発火点』

      〔原っぱの草の上でマッタリするSORA(^^ゞ〕  前作『鷹の王』から1年8か月ぶりとなる、米国の作家C・J・ボックスの“ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット”シリーズの新邦訳『発火点』が出たので紹介する。  前作までは講談社文庫で刊行されていたが、本作からは創元推理文庫に入ることになった。  12…
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『パーキングエリア』

            〔なぜかシマウマ(^^ゞ〕  極限状態での、ひとりの女子大生の活躍を描くミステリーでサスペンスでサバイバル小説でもある『パーキングエリア』を紹介する。  作者は米国の作家テイラー・アダムスである。  次のような5部構成で展開したあと、エピローグを迎える。   第一部 夕方   第二部 夜 …
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『特捜部Q ― アサドの祈り ―』

       〔夕散歩の公園でマッタリするSORA(^^ゞ〕  特捜部Qシリーズの「自撮りする女たち」から2年半ぶりに、待ちに待った第8弾『アサドの祈り』の邦訳が出たので紹介してみる。  特捜部Qというのは、カール・マーク警部補が率いるコペンハーゲン警察の未解決事件を専門に扱う部署である。警察本部では虐げられていて…
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『蓼(たで)食う人々』

      〔原っぱの草の上でマッタリしたSORA(^^ゞ〕  民俗学をテーマとして、人々の生活に入り込んで取材しているイラストレーターでもある遠藤ケイさんの、日本人が享受してきた自然の恵みとそれを取り巻く人たちを描いた本『蓼(たで)食う人々』を紹介する。  次のような食材を取り上げている。  野兎/鴉/トウゴロウ…
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『ファントム・ピークス』

             〔南の上空の夕空〕   早逝した稀有の才能をもつ作家、北林一光(きたばやし いっこう)の傑作サスペンス小説『ファントム・ピークス』を紹介する。  本書は2007年に刊行された単行本が文庫化されたもので、現在19版まで発行されている。  この本を本屋で見かけたとき、ちょっとおかしなことに気が…
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『チャイルド・ファインダー 雪の少女』

             〔面白い形の夕雲(^^ゞ〕  米国の女性作家でジャーナリストでもあるレネ・デンフェルドによる、ミステリー・サスペンス『チャイルド・ファインダー 雪の少女』を紹介する。  主人公は、行方不明となった子どもを探し出す “子ども見つけ屋(チャイルド・ファインダー)” のナオミである。  舞台は、米国…
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『念入りに殺された男』

          〔実もできていたランタナ(^^ゞ〕  フランスの女性作家エルザ・マルポによる、とても独創的な設定のサスペンス小説『念入りに殺された男』を紹介する。  次のような4部構成で、それぞれに章立てされている。   第一部 大きな赤い狼   第二部 カメレオン   第三部 切り傷   第四部 邪悪な分身…
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『スノーマン』

            〔夕方の壁の雨染み〕  ノルウェーの作家ジョー・ネスボの、〈刑事ハリー・ホーレ〉シリーズの第7作目『スノーマン』を紹介する。  以前に紹介した『贖い主 顔なき暗殺者』の次の作品となる。  舞台はノルウェー王国の首都オスロで、主人公はオスロ警察の警部ハリー・ホーレである。  プロローグは、次…
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『驚くべき日本語』

           〔壁に写った夕日の反射〕  英語が母語で、ロシア語やポーランド語を勉強し、日本に来てからは宮沢賢治の研究でも有名な、ロジャー・パルバースさんのユニークな日本語論『驚くべき日本語』を紹介する。  パルバースさんは長年日本で過ごし、多くの日本文学を英訳して世界に紹介してきた。  日本語というのは、複雑…
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『ブラックバード』

            〔切り込みの入った壁〕  “中年の殺し屋と少女の物語” であるバイオレンスクライム・ロードノベル『ブラックバード』を紹介する。  味わいはちょっと異なるが、リュック・ベッソン監督の「レオン」や「ニキータ」を彷彿とさせる物語である。  構成は、次の5章に分かれている。  IAD ワシントン・…
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『蕎麦湯が来ない』

             〔ピンクのサツキ〕  文筆家のせきしろ さんと芸人で作家の又吉直樹さんの、404句の自由律俳句と50篇のエッセイをまとめた本『蕎麦湯が来ない』を紹介する。  ふたりの本は、『カキフライがないなら来なかった』、『まさかジープで来るとは』についで第3弾である。  自由律俳句というのは、五七五と…
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『美しき小さな雑草の花図鑑』

        〔道路に飛び出していたブラシノキ(^^ゞ〕  ふだんはじっくりと眺めることのないような雑草の、きれいでかわいい花をまとめた図鑑『美しき小さな雑草の花図鑑』を紹介する。  カバー裏には、こんなことが書かれている。 <植えてもないのに勝手に生えて、  どんどん増える厄介な草。  そんな植物を、私たち…
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『銀河の片隅で科学夜話』

          〔公園で咲いていたエゴノキ〕  物理学者の全 卓樹(ぜん たくじゅ)さんが、科学の面白さをわかりやすく解説したエッセイ集『銀河の片隅で科学夜話』を紹介する。  著者は次のような方である(奥付から)。 <京都生まれの東京育ち、米国ワシントンが第三の故郷。東京大学理学部物理学科卒、東京大学理学系…
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『ヒト、犬に会う 言葉と論理の始原へ』

     〔ネギ坊主みたいな、オオハナニラと思われる蕾(^^ゞ〕  ヒトとイヌの出会いが、人の言葉や論理的思考などの人間的心の特性を誕生させた、という興味深い話をまとめた本『ヒト、犬に会う 言葉と論理の始原へ』を紹介する。  著者は人類学を学び、現在はアイアイの保護活動に邁進している島 泰三(しま・たいぞう)さんである。…
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