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『ひとり旅立つ少年よ』

     〔石垣からの、紅葉したはみ出し草〕  大好きな米国の作家ボストン・テランの新邦訳『ひとり旅立つ少年よ』を紹介する。  ニューヨークからミズーリまでの長い旅を、わずか12歳にして強いられることとなったチャーリー(シャルルマーニュ)・エゼキエル・グリフィンの、人間として逞しく成長していくさまを描いたロード・ノベ…
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『はっとりさんちの狩猟な毎日』

       〔公園の花壇で咲き始めたダリア〕  サバイバル登山家の服部文祥さんの奥さん・小雪さんが、狩猟に目覚めた夫と子どもたちとの生活を、楽しいイラストとともに描いたエッセイ集である。  サバイバル登山というのは、装備を切り詰め狩猟などをし ながら食糧を現地調達していく登山のことである。  そんな登山を始めた夫…
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『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

       〔原っぱでマッタリするSORA(^^ゞ〕  英国のブライトンに住む日本人ブレイディみかこさんが、思春期真っただ中の12歳のひとり息子とともに考え、悩みを乗り越えていく“親子の成長物語”『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を紹介する。  著者は、カバー裏から紹介すると、次のような方である。 …
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『潤みと翳り』

      〔クネクネスリスリのあとマッタリするSORA(^^ゞ〕  オーストラリアの女性作家ジェイン・ハーパーの邦訳第2弾『潤(うる)みと翳(かげ)り』を紹介する。  ちょうど1年前に紹介した『渇きと偽り』と同じ主人公で、メルボルンで財務捜査を担当する連邦警察官アーロン・フォークが活躍する。  プロローグは、…
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『神戸・続神戸』

          〔夕散歩の帰りに昇ってきた月〕  俳人の西東三鬼(さいとう さんき)さんが、第二次大戦下の神戸トーアロードにあった奇妙なホテルの住人たちを描く私小説というか回想記『神戸・続神戸』を紹介する。  まず、西東三鬼さんについてカバー裏から紹介しておく。 <(1900-1962)岡山県生れ。日本…
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『カリ・モーラ』

      〔夕日が雲に隠れている今日の西空〕  傑作サイコ・スリラーを書いている、米国の作家トマス・ハリスの新作『カリ・モーラ』を紹介する。  トマス・ハリスといえば、映画化もされた『羊たちの沈黙』などの“レクター・シリーズ”四部作でサイコ・スリラーの金字塔を打ち立てた作家である。  彼の新作なら読まねばなる…
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『沈黙の少女』

           〔今夕の赤い夕日〕  ドイツの作家ゾラン・ドヴェンカーの緊張感溢れるミステリー・サスペンス『沈黙の少女』を紹介する。  この作家は以前に、『謝罪代行社』という作品でドイツ推理作家協会賞を受賞し、日本でも好評で話題になった。  実は、この作品はバカ親父も読み始めたのだが、途中でなんだかプ…
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『レパード 闇にひそむ獣』

        〔薄い飛行機雲を引いて飛ぶ飛行機〕  ノルウェーの作家ジョー・ネスボの、〈刑事ハリー・ホーレ〉シリーズの第8作目『レパード 闇にひそむ獣』が邦訳されたので、紹介する。  プロローグは、次のように始まる。 <  1 溺死  彼女は眼を覚ました。漆黒の闇のなかで瞬(まばた)きをし、…
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『俺たちはどう生きるか』

          〔「はいっては いけません」(^^ゞ〕  団塊世代のジジィである芸人の大竹まことさんのエッセイ集『俺たちはどう生きるか』を紹介する。  大竹まことさんについて、知らない方もいると思うので、奥付から最初に紹介しておく。 <一九四九年東京都生まれ。東京大学教育学部附属中学校・高等学校卒業。一…
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『ダラスの赤い髪』

          〔夕日の見えない今日の曇り空〕  米国の女性作家キャスリーン・ケントの警察小説『ダラスの赤い髪』を紹介する。  警察小説だが犯罪・ノワール小説ともいえるもので、主人公の女性刑事ベティ(エリザベス)・リジックの一人称で語られる物語である。  このベティ・リジックという主人公がなかなか興味深…
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『骸骨巡礼』

            〔公園の花壇〕  『骸骨巡礼』なんて何だかおどろおどろしいが、ミステリーではない(^^ゞ。  解剖学者の養老孟司さんが南欧(イタリア、ポルトガル、フランス)のお墓や納骨堂を巡礼して、思ったこと感じたことを自由気ままに綴った紀行エッセイである。  以前に『身体巡礼』として中欧(ドイツ、オースト…
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『ドリトル先生航海記』

          〔夕方の上空のどんより空〕  有名な物語だが、はじめて読んだ本で、新たに訳された『ドリトル先生航海記』を紹介する。  井伏鱒二の翻訳が有名だが、これは生物学者の福岡伸一さんが原著初版に忠実な訳文で、長年の念願だったという新訳を実現したものである。  また全60章にわたって原著そのままに、著者…
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『ブラック&ホワイト』

         〔夕方見かけた電線上のムクドリ〕  はじめて読む米国の女性作家カリン・スローターの『ブラック&ホワイト』を紹介する。  スローターは有名なベストセラー作家で、この作品はジョージア州捜査局の特別捜査官“ウィル・トレント”を主人公とするシリーズの第7作目になる。  本作について、池上冬樹さんが…
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『IQ2』

       〔電線に止まっていたムクドリ3羽〕  この前紹介した『IQ』の第2弾『IQ2』を読み終わったので紹介してみる(^^ゞ。  原題は“RIGHTEOUS”で、「公正な、高潔な」ということであり、米国の俗語では「本物の、優れた」ということらしい。  その意味するところは物語のラストでわかってくる…
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『IQ』

               〔今日の夕景。SORAも写ってます(^^ゞ〕  米国の日系人作家ジョー・イデの黒人探偵を主人公にしたミステリー『IQ』を紹介する。  本作は昨年度の刊行で好評を博し、あちこちの「2018年度のミステリーベスト10」に必ずといっていいほど入っていた。  だいぶ前に読んでいたの…
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『まだすべてを忘れたわけではない』

               〔夕日の上部に見えた幻日?!(^^)/〕  米国の女性作家ウェンディ・ウォーカーの、一気読みせずにはいられないサイコロジカル・サスペンス『まだすべてを忘れたわけではない』を紹介する。  プロローグは、次のように始まる。 <    1  男は女を追い、家の裏手に…
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『卵をめぐる祖父の戦争』

               〔屋根の上の寂しそうなカラス(^^ゞ〕  米国の作家デイヴィッド・ベニオフによる、ロード・ノベルで相棒(バディ)小説の傑作長篇『卵をめぐる祖父の戦争』を紹介する。  本書は2010年にハヤカワ・ミステリ(ポケミス)として刊行され好評を博した作品で、その後、文庫化されたものであ…
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『山藤章二の四行大学』

             〔夕日がぼんやりと見えた今日の夕空〕  ブラック・ユーモア溢れ、諧謔味のあるイラストでお馴染みの山藤章二さんが、日々感じたことや考えたことを4行という短い文章まとめ綴った本『山藤章二の四行大学』を紹介する。  本書は次のような5章にジャンル分けされている。  前口上 第1…
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『東京懐かし写真帖』

               〔今日の西の雲の多い夕空〕  東京の下町の街角や庶民の日常を切り取り、戦後復興や東京の変貌の記録となっている写文集『東京懐かし写真帖』を紹介する。  本書は、読売新聞都民版で8年300回を数え、現在も連載中の秋山武雄の懐かし写真館」から、選りすぐりの72本を収録している。 …
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『気ままに、デジタルモノクロ写真入門』

               〔今日の夕方の影(^^ゞ〕  写真家でエッセイイストの丹野清志さんが書いた『気ままに、デジタルモノクロ写真入門』を紹介する。  丹野さんはスナップ写真の名手だが、デジタル写真でいかにモノクロ写真を楽しむかを説いた本である。  バカ親父が子どものころはカラー写真などなく、写真…
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『指名手配』

               〔電線に止まるカラス〕  米国の作家ロバート・クレイスの“コール&パイク・シリーズ”の17作目『指名手配』が出たので紹介する。  ロサンゼルスの私立探偵エルヴィス・コールが主人公で、相棒で海兵隊あがりの元警官ジョー・パイクが探偵事務所の主にバイオレンス部門を担当している(^^ゞ。…
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『椿宿の辺りに』

               〔今日の夕空と夕景〕  梨木香歩さんの5年ぶりの長篇小説『椿宿の辺りに』を紹介する。  プロローグは次のように始まる。 <冬の雨というのは、例えば半日やそこらの短い間なら、そして凍える思いで傘をさす日の霙(みぞれ)混じりのようなものでなければ、むしろ空気を清澄にし、…
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『終焉の日』

               〔夕方の上空の薄雲〕  スペインが舞台で、複数の時代を行き来しながら、運命を狂わされた人々を描くミステリーでサスペンス小説『終焉の日』を紹介する。  スペイン人作家ビクトル・デル・アルボルの作で、ヨーロッパミステリ大賞を受賞した。親子三代にわたる濃密な人間ドラマが繰り広げられる大…
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『わが天幕焚き火人生』

          〔今日の西の夕空。夕日はぼんやりとしか見えない〕  雑誌に掲載された椎名誠さんの各種のエッセイをまとめた本『わが天幕焚き火人生』を紹介する。  まずは目次から、内容を紹介する。 口絵(「Ⅰ マゼラン海峡航海記」から)――撮影・椎名誠 Ⅰ マゼラン海峡航海記 ①チリ海軍…
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『償いの雪が降る』

               〔夕散歩の帰りの時の東の空。月も見えた〕  余命わずかな元服役囚の過去に犯した殺人事件の真相を探るミステリー『償いの雪が降る』を紹介する。  作者は米国の作家アレン・エスケンスで、本作がデビュー作である。  主人公は、語り手でもある21歳のミネソタ大学の学生ジョー・タルバー…
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『緋(あか)い空の下で』

               〔庭の片隅で未だ咲いているミヤコワスレ(^^ゞ〕  実在した青年レジスタンスの冒険を描く、衝撃のイタリア戦争秘史『緋(あか)い空の下で』を紹介する。  著者は米国の作家マーク・サリヴァンである。  プロローグは、次のように始まった。 <     1 一九…
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『生物学探偵セオ・クレイ ― 森の捕食者』

             〔暖かかったので、脚を伸ばして寝ているSORAです(^^ゞ〕  生物情報工学を駆使する天才教授で探偵のセオ・クレイを主人公とするシリーズ第一弾『生物学探偵セオ・クレイ ― 森の捕食者』を紹介する。  プロローグは、次のように始まる。 <   1 一九八九年  あの…
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『善く死ぬための身体論』

               〔公園の雨に濡れた新緑の樹々や草〕  思想家で武道家の内田 樹さんと、ヨーガ行者でその指導者でもある成瀬雅春さんの対談集『善く死ぬための身体論』を紹介する。  この本は、カバー裏の紹介文によれば次のような内容である。 <緊張と不安の時代に、「善く死ぬ」とはどういうことか…
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『悪魔の赤い右手 殺し屋を殺せ2』

               〔朝の散歩で見た満開のボタン〕  2年ちょっと前に紹介した『殺し屋を殺せ』の第二弾『悪魔の赤い右手 殺し屋を殺せ2』を紹介する。  主人公は、殺し屋を殺す殺し屋のマイクル・ヘンドリクスである。  プロローグは次のように始まる。 <   七 年 前  その男は…
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『ザ・プロフェッサー』

               〔夕方見つけた藤の花〕  米国の作家ロバート・ベイリーの傑作リーガル(法廷)スリラーの、シリーズ第1弾『ザ・プロフェッサー』を紹介してみる。  法廷ものというのはどうも苦手なのだが、この本のある書評を読んでどうしても読みたくなってしまったのである。  それは『週刊文春』(3…
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