テーマ:

『蓼(たで)食う人々』

      〔原っぱの草の上でマッタリしたSORA(^^ゞ〕  民俗学をテーマとして、人々の生活に入り込んで取材しているイラストレーターでもある遠藤ケイさんの、日本人が享受してきた自然の恵みとそれを取り巻く人たちを描いた本『蓼(たで)食う人々』を紹介する。  次のような食材を取り上げている。  野兎/鴉/トウゴロウ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『ファントム・ピークス』

             〔南の上空の夕空〕   早逝した稀有の才能をもつ作家、北林一光(きたばやし いっこう)の傑作サスペンス小説『ファントム・ピークス』を紹介する。  本書は2007年に刊行された単行本が文庫化されたもので、現在19版まで発行されている。  この本を本屋で見かけたとき、ちょっとおかしなことに気が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『チャイルド・ファインダー 雪の少女』

             〔面白い形の夕雲(^^ゞ〕  米国の女性作家でジャーナリストでもあるレネ・デンフェルドによる、ミステリー・サスペンス『チャイルド・ファインダー 雪の少女』を紹介する。  主人公は、行方不明となった子どもを探し出す “子ども見つけ屋(チャイルド・ファインダー)” のナオミである。  舞台は、米国…
トラックバック:0
コメント:5

続きを読むread more

『念入りに殺された男』

          〔実もできていたランタナ(^^ゞ〕  フランスの女性作家エルザ・マルポによる、とても独創的な設定のサスペンス小説『念入りに殺された男』を紹介する。  次のような4部構成で、それぞれに章立てされている。   第一部 大きな赤い狼   第二部 カメレオン   第三部 切り傷   第四部 邪悪な分身…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『スノーマン』

            〔夕方の壁の雨染み〕  ノルウェーの作家ジョー・ネスボの、〈刑事ハリー・ホーレ〉シリーズの第7作目『スノーマン』を紹介する。  以前に紹介した『贖い主 顔なき暗殺者』の次の作品となる。  舞台はノルウェー王国の首都オスロで、主人公はオスロ警察の警部ハリー・ホーレである。  プロローグは、次…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『驚くべき日本語』

           〔壁に写った夕日の反射〕  英語が母語で、ロシア語やポーランド語を勉強し、日本に来てからは宮沢賢治の研究でも有名な、ロジャー・パルバースさんのユニークな日本語論『驚くべき日本語』を紹介する。  パルバースさんは長年日本で過ごし、多くの日本文学を英訳して世界に紹介してきた。  日本語というのは、複雑…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『ブラックバード』

            〔切り込みの入った壁〕  “中年の殺し屋と少女の物語” であるバイオレンスクライム・ロードノベル『ブラックバード』を紹介する。  味わいはちょっと異なるが、リュック・ベッソン監督の「レオン」や「ニキータ」を彷彿とさせる物語である。  構成は、次の5章に分かれている。  IAD ワシントン・…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『蕎麦湯が来ない』

             〔ピンクのサツキ〕  文筆家のせきしろ さんと芸人で作家の又吉直樹さんの、404句の自由律俳句と50篇のエッセイをまとめた本『蕎麦湯が来ない』を紹介する。  ふたりの本は、『カキフライがないなら来なかった』、『まさかジープで来るとは』についで第3弾である。  自由律俳句というのは、五七五と…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『美しき小さな雑草の花図鑑』

        〔道路に飛び出していたブラシノキ(^^ゞ〕  ふだんはじっくりと眺めることのないような雑草の、きれいでかわいい花をまとめた図鑑『美しき小さな雑草の花図鑑』を紹介する。  カバー裏には、こんなことが書かれている。 <植えてもないのに勝手に生えて、  どんどん増える厄介な草。  そんな植物を、私たち…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『銀河の片隅で科学夜話』

          〔公園で咲いていたエゴノキ〕  物理学者の全 卓樹(ぜん たくじゅ)さんが、科学の面白さをわかりやすく解説したエッセイ集『銀河の片隅で科学夜話』を紹介する。  著者は次のような方である(奥付から)。 <京都生まれの東京育ち、米国ワシントンが第三の故郷。東京大学理学部物理学科卒、東京大学理学系…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『ヒト、犬に会う 言葉と論理の始原へ』

     〔ネギ坊主みたいな、オオハナニラと思われる蕾(^^ゞ〕  ヒトとイヌの出会いが、人の言葉や論理的思考などの人間的心の特性を誕生させた、という興味深い話をまとめた本『ヒト、犬に会う 言葉と論理の始原へ』を紹介する。  著者は人類学を学び、現在はアイアイの保護活動に邁進している島 泰三(しま・たいぞう)さんである。…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『明けない夜を逃れて』

        〔北西の空でうごめいていた夕雲(^^ゞ〕  米国のベストセラー作家だというシャロン・サラのロマンス小説というかロマンス・ミステリ―小説『明けない夜を逃れて』を紹介する。  ロマンス小説といっても、ホットなラブシーンはない(^^)/。  本屋で棚を眺めていて、帯の次のような惹句を見て読んでみることにしたの…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『永遠のソール・ライター』

      〔11時半ころ、廊下で寝ていたSORAです(^^ゞ〕  なんだかミステリーのタイトルのようだが、米国の画家で写真家だったソール・ライターの写真集『永遠のソール・ライター』を紹介してみる。  ごく簡単にソール・ライターについて紹介すると……  1923年にペンシルバニア州ピッツバーグで生まれた。父親はユダ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『レッド・メタル作戦発動』

          〔数が増えた庭のヒメヒオウギ〕  “暗殺者グレイマン” シリーズの作者マーク・グリーニーが、元海兵隊員だった作家H・リプリー・ローリングス四世と共著で描いた戦争冒険小説の巨編『レッド・メタル作戦発動』を紹介する。  原作ではハードカバー638頁、邦訳の文庫本上・下では計1028頁に及ぶ超大作である(^…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『ときどき私は噓をつく』

    〔風が強くてブレブレですが、ベニシダレモミジの翼果〕  英国の作家アリス・フィーニーの鮮烈のデビュー作『ときどき私は噓をつく』を紹介してみる。  迷路に迷い込んだような感覚に陥る作品である(^^ゞ。  プロローグは、次のように始まる。 <現在 二〇一六年十二月二十六日、ボクシング・デー  眠…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「事業規模」の落とし穴(^^ゞ

             〔公園のコデマリ〕  先週木曜日発売の『週刊文春』(4月23日号)に、首相の緊急事態宣言に伴う経済対策に関して面白い記事が出ていた。  池上彰さんの連載エッセイ「池上彰のそこからですか⁉」で、“「水増し」の経済対策” というタイトルがつけられていた。  とても興味深かったので、まとめてみる。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『白の闇』

          〔庭に咲いていたミヤコワスレ〕  ポルトガルの作家ジョゼ・サラマーゴによる、カミュの『ペスト』と並ぶ傑作 “疫病小説” 『白の闇』を紹介する。   知らなかったのだが、この作家は、1998年にポルトガル語圏ではじめてノーベル文学賞を受賞している。  本作は1995年に刊行され、2001年にNHK出版…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

ニューヨーク市のCOVID-19にまつわる話

          〔公園のケヤキのシルエット〕  愛読誌『週刊文春』の今週発売(4月16日号)で面白いエッセイがあった。  生物学者の福岡伸一さんの「福岡ハカセのパンタレイ パングロス」という連載エッセイで、今週は「SEX and COVID-19」というタイトルがつけられていた。  面白かったので、紹介してみる(^…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『日々の一滴』

        〔公園の斜面に咲いていたチューリップ〕  写真家・作家・画家・旅行家といういろんな分野で活躍している藤原新也さんの写文集『日々の一滴』を紹介する。  本書について藤原さんは、巻頭の「インスタグラムラッシュアワー――まえがきにかえて」で、次のようなことを書いている。  インスタグラムについての考察…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『狙撃手リーパー ゴースト・ターゲット』

           〔公園で咲き始めた山桜〕  米国の伝説のスナイパー(狙撃手)が執筆した迫真のアクション小説『狙撃手リーパー ゴースト・ターゲット』を紹介する。  本書は、元スナイパーで作家のニコラス・アーヴィングと元陸軍准将で作家のA・J・テイタの共著である。  プロローグは、次のように始まる。 <二〇…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『あの日に消えたエヴァ』

         〔昼ころ、道路にできていた樹の影〕  ポーランドのベストセラー作家レミギウシュ・ムルスのミステリー『あの日に消えたエヴァ』を紹介する。  この作家の作品もポーランドのミステリーも読むのは、はじめてである。  プロローグは、次のように始まる。 <    1  もう少し早く彼女にプ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『ザ・チェーン 連鎖誘拐』

             〔公園の花壇(^^ゞ〕  80年代の北アイルランドで活躍する刑事 “ショーン・ダフィ” シリーズで世界的に評価を受けた作家、エイドリアン・マッキンティの新作『ザ・チェーン 連鎖誘拐』を紹介する。クライム・ノヴェルであり、スリラー・アクション小説である(^^)/。  この作品は米国のマサチュー…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『極北』

            〔夕方のカラス(^^ゞ〕  英国の作家マーセル・セローの近未来小説『極北』を紹介する。  村上春樹さんの訳で、2012年に刊行された単行本が文庫化されたものである。  プロローグは次のように始まる。 <毎日、何丁かの銃をベルトに差し、私はこのうらぶれた街の巡回に出かける。  …
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『レイトショー』

           〔今日の落日直前の夕陽〕  米国の作家マイクル・コナリーの30番目の小説で、ロス市警の女性刑事が活躍する新シリーズ警察小説の第一作『レイトショー』を紹介する。  レイトショーというと「TVの深夜番組」のことだが、ここでは警察内の隠語で「深夜勤務」を指している。  プロローグは、次のように始…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『砂男』

            〔夕日でできた木の影〕  スウェーデンの作家ラーシャ・ケプレルのスリリングなサスペンス・ミステリー『砂男』を紹介する。  本作は “ヨーナ・リンナ警部” シリーズの四作目ということだが、これだけ読んでも充分に楽しめる(^^ゞ。  プロローグは、次のように始まる。 <深夜、海から雪が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『天使は黒い翼をもつ』

          〔夕方見た公園のチューリップ〕  今は亡き米国の作家エリオット・チェイズが1953年に発表した作品で、初邦訳された伝説の傑作ノワール『天使は黒い翼をもつ』を紹介する。  六部構成でそれぞれが章分けされているが、第一部の第1章は、次のように始まる。 <   第1章  アチャファラヤ川…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『ペナンブラ氏の24時間書店』

          〔今日の雲の多い夕空と夕日〕  米国の作家ロビン・スローンの、本好きや読書好きには堪らない冒険と友情の物語『ペナンブラ氏の24時間書店』を紹介する。  次のような4章で構成されている。  書店  図書館  塔  エピローグ  プロローグは次のように始まる。 <   求人…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『生物学探偵セオ・クレイ 街の狩人』

     〔小雲がわずかにあるだけで青空が広がる南東の夕空〕  米国の作家アンドリュー・メインの、生物情報工学者セオ・クレイが活躍するシリーズ第2弾『生物学探偵セオ・クレイ 街の狩人』を紹介する。  第1弾「森の捕食者」が面白かったので、邦訳を待ち望んでいたのである(^^ゞ。  プロローグは、次のように始まる。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「うらすじ」とは何か?(^^ゞ

     〔小雨の中、公園の原っぱをウロウロしていくSORA〕  「うらすじ」という言葉をご存じだろうか。漢字で書けば「裏筋」である。  なんだかちょっとアヤシイ言葉みたいである(^^ゞ。  「筋」というと「その筋のお達し」などと、「つながりのある方面・関係のある者」をぼかして指示するときに使われる。  だから、…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『黒と白のはざま』

             〔「止まれ」(^^)/〕  米国の作家ロバート・ベイリーの傑作リーガル(法廷)スリラーの、シリーズ第2弾『黒と白のはざま』を紹介する。  第1弾の『ザ・プロフェッサー』がとても面白かったので、続篇を心待ちにしていたのである(^^ゞ。  このシリーズは、「マクマートリー&ドレイク・リ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more