団塊バカ親父の散歩話

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help リーダーに追加 RSS 『団塊パンチ』

<<   作成日時 : 2006/06/04 22:00   >>

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画像 1964年に『平凡パンチ』という雑誌が創刊された。若者向けの雑誌で、表紙は大橋歩さんである。街なかのアイビールックの若者たちが描かれていた。グラビアの若い女の子の写真も、今から見ればどうということはないが、当時としては刺激的だった。
 高校2年生だったバカ親父の前後の若者、特に男の子にとっては一世を風靡した雑誌、といっても過言ではなかろう。2年後の1966年には100万部を突破し、1988年まで発行されたのである。

 1週間ほど前だが、本屋でなんとも面映い名前の雑誌を見つけてしまった。その名は『団塊パンチ』(飛鳥新社・5号から『DANKAI パンチ』)という。すぐに思い出したのが、上に書いた『平凡パンチ』である。それほど記憶に残っていた雑誌だったのである。
 その「平凡」が「団塊」に変わって「団塊パンチ」になろうとは、思ってもみなかった。現在と過去が共存しているようで、笑っちゃうほど衝撃的で、大げさに言うなら、まさにパンチを食らったという感じだった。

 今出ているのは創刊1号である。特集は「Back is Beautiful ― 未来は後方にあり ― 」となっている。流行の団塊向けのムックのような雑誌かと思ったが、ちょっと違った。目次は、上の赤字をクリックして見てもらうとして、その創刊趣旨を編集後記の「魂の午後3時、もしくは編集後記にかえて」(赤田祐一)から紹介してみる。

<「中高年向け」という囲い込みをしようとすると、新製品は、消費者から拒否されるような傾向があるらしい。実際、「団塊パンチ」という本誌の誌名について、尊敬している作家(団塊世代である)に忘年会の席で「どうでしょう」と伺ったところ、「バーカ! 売れねえよ。俺たちは団塊とかシニアとか言われるのがいちばんキライなんだ」と一喝されました(ちなみに私は、ポスト団塊=新人類世代です)。しかし「団塊パンチ」とは、結構悪くない誌名ではないでしょうか。オマージュ的でもあり、アイロニックでもあり……。
 初めて知人からこのネーミングを聞いた時、「これだ!」と思いました。命名者は、ボクじゃないですよ。名前を思いつき、譲ってくださったのは、天才的な編集者である末井昭さんでした。(後略)
 名前が出来たら、コンテンツを考えるのは簡単でした。「スーパーチャージャーをつけて加速させた「平凡パンチ」」というイメージがまず浮かびました。「年齢なんて幻想だ」(木滑良久氏の発言)とか「年なんて記号だもの」(夏木マリさんの発言)とか、従来の年齢観にとらわれない生き方を創造し、現場にいて、自分の信じたことだけしながら生きていこうと「アナザー・ウエイ」を歩いている大人たちを集めてくればいい、と思ったのです。
 で、いちおう、「団塊世代向け雑誌」を調べとこうと思って、現在書店の店頭に並んでいるのを片っ端から買ってペラペラやってたら、「蕎打ち男」とか「帰農」とか、「豪華客船」とか、そんなのばっかなんですよ。「大人のロック」だって? トレンドとムーブメントは別ものでしょう。独自の見解とか新しいビジョンは皆無なわけ? 読んでみて、あなた、本当に面白がれました? 面白がらないといけないような気がしただけでしょ?
 前出の作家氏だって、要は、年寄り扱いされたくないわけです。イメージで語るなら、50代向けの「平凡パンチ」、60代向けの「ポパイ」(!?)みたいに、アッパー(アーパーじゃないですよ)で、元気で、時に心動かされたりする中高年向けの出版物が一冊くらいあってもいいのではないか……と、(後略)。
 「団塊パンチ」は、精神のアンチエイジング、団塊世代の心のプラットフォームのような存在を目指そうと思っています。(後略)
 最後に、特集の「Back is Beautiful」なんですが、「Back」は「後ろ向き」「逃避」の意味じゃありませんからね。「覚えてろ!」とか「バックギア全開!」というニュアンスで、60年代のエネルギーを今に取り入れようぜ、という提言だと理解してほしいのです。>

 今の若者はマニュアルが好き、あるいはマニュアルがないと何にもできない、なんぞと言われる。それでは、団塊世代はというと、どうもハウ・ツウものが好きなようです。
 だから、団塊世代向けの雑誌では、蕎麦の打ち方とか、農業を始める方法とか、外国で金をかけずに暮らす方法とか、退職金をうまく運用する方法だとかが多いのかもしれない。
 『団塊パンチ』は、今までに出たそういった団塊世代向けの雑誌とはちょっと違うようである。団塊世代の生きてきた過去を振り返りながら、これからの生き方を考えてもらえばいい、退職を迎えあるいは退職したとしても、元気で歳なぞ関係なく生きていくにはどうするかを考えてもらえばいい、そのための材料をいろいろ取り揃えるよ、というような雑誌のような気がするのである。

<今日のお薦め本>
『団塊パンチ』vol.1,no.1、飛鳥新社 刊、1238円+tax、2006年4月15日発行
 創刊2号は7月15日に発売予定、だそうです。

<後記>じっくり読んでいくと、なかなか真面目というかしっかりとつくっている雑誌のようで面白いのだが、この雑誌が売れるかと聞かれれば、う〜んと唸ってしまう。
 売れる可能性は大だと思うが、これからどんな方向にいくのかにかかっているだろう。それじゃあ、どうすればいいのか、なんていうことはバカ親父にはわからない。
 この雑誌について書かれた面白いブログがあります。ブログ名「たけくまメモ」の“「団塊パンチ」と赤田祐一”の(1)と(2)です。よかったら、読んでみてください。

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昭和のテレビ名番組50選
 『dankai パンチ』という雑誌がある。2年ほど前に創刊され、その時は『団塊パンチ』という名前だったが、ブログで紹介したことがある。 ...続きを見る
団塊バカ親父の散歩話
2008/06/06 18:58

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
知りませんでした〜。ネーミングにノックアウトされそうです。中身は、よくわかりませんが、ちょっと興味をそそられます。赤田祐一っていう人がおもしろそうですね。辞表を出したりひっこめたりの繰り返しで、会社人間でありながらフリーのような感覚っていうのが・・。
団塊世代がこぞって蕎麦打ちをやったり、豪華客船で太平洋を進んでも面白くないですからねえ。大害、団塊の世代は、そんな横並びやマニュアル通りなんて嫌うでしょ?60年代安保を引っ張っていった世代でしょ?ガンガン、新しいことを目指し続けてエネルギーを無駄なく使っていただきませんと。。私たちは、彼らを見て育ったんですから。
yu_mama
2006/06/04 22:39
ありゃ 大害→だいたい って打ち込んだはずなのに〜〜失礼しました。
yu_mama
2006/06/04 22:40
☆ yu_mamaさん、バカ親父も本屋で見るまで知りませんでした。これからも、あちこちの出版社から団塊向け(五十代向け)の雑誌が出てくるでしょうね。生き残るのは、少ないかもしれません。
 編集者(編集屋、編集家)というのは水商売的なところがあって、中にはあちらこちらと渡り歩く人もいます。もちろん、そうでない人も大勢いますが。
 マニュアルとハウ・ツウはちょっと違うような気がします。マニュアルは一定の取り扱い説明、ハウ・ツウは応用の上達法の手引き、といったところでしょうか。団塊世代は、マニュアルをあまり見ずに始めて、困ると(行き詰ると)ハウ・ツウものを見る、という感じの人が多いような気がします(大づかみの話ですが)。
 バカ親父のように疲れてヨレヨレの団塊世代もいますからねえ、これから見習うにしても、よく見極めたほうがいいですよ^_^;。
遊哉
2006/06/05 00:23
団塊ってね、十把ひとからげにされるのに逆らってみたものの、マニュアルだのハウ・ツーものだのに結局は操られ、アンチ・エイジングなんぞという怪しげな言葉に踊らされ…、
なんて云う、ペシミスティックなとこもあったりするんですよね、「団塊の世代」。
はは、かく云う文も、その団塊の世代。
はい、よれよれです(^_-;

2006/06/05 20:50
☆ 文さん、団塊世代は、十把ひとからげにされるのに逆らって、逆らって、結局は十把ひとからげにされちゃってる、というか踊らされてるだけかもしれませんね。上からは生意気だと言われ、下からは団塊だけが得してるなんて言われ、一所懸命働いたのはなんだったんだ、って考えるとペシミスティックにもなります(ーー;)。
 でもねえ、意外と団塊はしぶといから、お互いよれよれでも、オプティミスティックに生きていきましょうね!
遊哉
2006/06/05 21:16
「平凡パンチ」といえばあの表紙です。
友人のお兄さんはあの表紙で札入れを作っていましたが当時流行っていたとか。
urara
2006/06/06 23:19
☆ uraraさん、へ〜です。あの表紙で札入れを作っていたというのは知りませんでしたが、わかるような気がします。あの絵は格好よかったですから。
 大橋歩さんは、今はいいおばあちゃんになって、生活のいろいろを絵や文に書いていて本になっています。楽しいですよ。
遊哉
2006/06/06 23:34
再びです。大橋歩は私のブログ(2005.1.8)でも紹介しましたが彼女自ら編集した雑誌「Arne」を発行していてわりと気に入っています。今度本屋でご覧になってみてください。
ne
urara
2006/06/07 09:28
☆ uraraさん、拝見してきましたよ。「Arne」という雑誌は知りませんでした。洒落た雑誌のようですね。今度探してみます。
 「村上ラヂオ」のことも出てきましたが、バカ親父もあの本好きなんです。やはり、大橋歩の絵でしたね(^^♪。
遊哉
2006/06/07 20:30

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