団塊バカ親父の散歩話

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zoom RSS 『人形は指をさす』

<<   作成日時 : 2017/12/20 22:46   >>

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               〔小さな公園から見上げた、今日の夕方の空〕


 英国の新人ミステリー作家ダニエル・コールのデビュー作『人形は指をさす』を紹介してみる。

 と書きながら、ちょっとわき道に逸れてみる(^^ゞ。
 今日は20日なので、カメラ雑誌を買いに昼ごろ本屋に行った。
 雑誌のコーナーを見ていたら、『おすすめ文庫王国 2018』(本の雑誌社増刊)という雑誌が目に入った。「本の雑誌が選ぶ2017年度 文庫ベストテン」ということで、いろんなジャンル別に文庫のベストテンが載せてある。
 ジャンルというのは、現代文学、恋愛文学、SF、時代小説、エンターテインメント、国内ミステリー、海外ミステリー、雑学、ノンフィクション、ライトノベルなどである。

 家に帰って眺めていると、関口苑生さんが選んだ「海外ミステリー」のベストテンは、次のようになっていた。

@ 『約束』 ロバート・クレイス/高橋恭美子 訳/創元推理文庫
A 『死者の雨』(上下) ベルナール・ミニエ/坂田雪子 訳/ハーパーBOOKS
B 『ハティの最期の舞台』 ミンディ・メヒア/坂本あおい 訳/ハヤカワ・ミステリ文庫
C 『鏡の迷宮』 E・O・キロヴィッツ/越前敏弥 訳/集英社文庫
D 『紳士と猟犬』 M・J・カーター/高山真由美 訳/ハヤカワ・ミステリ文庫
E 『失踪者』(上下) シャルロッテ・リンク/浅井昌子 訳/創元推理文庫
F 『人形は指をさす』 ダニエル・コール/田口俊樹 訳/集英社文庫
G 『眠る狼』 グレン・エリック・ハミルトン/山中朝晶 訳/ハヤカワ文庫NV
H 『九つ目の墓』 ステファン・アーンヘム/堤朝子 訳/ハーパーBOOKS
I 『白骨』(上下) M・ヨート&H・ローセンフェルト/ヘレンハルメ美穂 訳/創元推理文庫

 このなかで、バカ親父が読んでブログに紹介したのは3冊ある。@の『約束』とDの『紳士と猟犬』、それにGの『眠る狼』である。
 でも、読んだものの紹介していなかったのが1冊あった。Fの『人形は指をさす』である。
 なぜか?
 それは、この物語はとても面白いスリラー色のあるミステリーなのだが、猟奇的な連続殺人事件がテーマなので、そんなのばかり紹介しているとバカ親父というのはちょっとオカシイのではないかと思われるのではないかと心配したのである。
 なんていうのは冗談だが、それでもやっぱりあまりに猟奇的なのはブログで紹介するのはどうなのかなあ? と思ってしまったからだった(^^)/。

 でも、年間のベストテンに選ばれているから、紹介してみるのもいいかもしれない、と思ったので紹介してみることにした(^^)/。
 まず、関口さんの解説では、次のようになっていた。

<ダニエル・コールの『人形は指をさす』は、猟奇的で残虐な連続殺人事件が描かれるが、そこにかつてないほどの衝撃的な派手さが加わった前代未聞の一作だ。アパートの一室で発見されたその死体は、ひとつの体に六人の犠牲者がいた。どういうことかというと、頭部、胴体、両腕、両脚はそれぞれ別の人物のもので、切断されたのち糸で縫い合わされていたのである。捜査陣は、まず被害者たちの身元を探ることから始めるが、そのうちのひとりは、現在刑務所に収監されているはずの連続殺人犯と判明する。続いて犯人とおぼしき人物から、次の殺人予告リストが届けられる。そこにはロンドン市長をはじめ、六人の名前があげられており、その最後には事件を担当する刑事の名もあった。派手さといい、予想外の展開といい、これは犯罪スリラーの極北と言っても許されるだろう衝撃作だ。>

 さて、こんな物語なのだが、残酷さが嫌いな方には読むなんて耐えられないだろう(^^ゞ。
 でもドキドキハラハラするのが好きな方には、堪えられない物語なのである(^^)/。

 もう少し詳しくあらすじを書いてみよう。
 主人公は、ロンドン警視庁部長刑事の通称ウルフ(ウィリアム=オリヴァー・レイトン=フォークス)である。
 プロローグは、前代未聞の事件の結審を迎えた裁判所から始まる。被告人のナギブ・ハリドは27日間に27人の14歳から16歳の少女を焼殺するという残忍な犯行で裁かれようとしていた。彼は「ロンドンで史上最も多産≠フ連続殺人鬼」と言われたのである。
 ところが判決は無罪。
 その評決が出たとたん、ハリドを逮捕した主人公ウルフは前後の見境をなくし、法廷内でハリドを殺そうとする。
 ウルフは警備員に取り押さえられられたものの、警備員に大怪我を負わせてしまう。
 何とも派手な展開である(^^ゞ。

 物語は一気に4年後に飛ぶ。
 殺人課の刑事に復職しているウルフに、夏の未明、上司から「殺人現場に急行しろ」という電話が入った。
 その現場とは、なんとウルフのアパートと通りを隔てた向かいのアパートだった。
 死体は前述のごとく何とも異様な残虐なものだった。まるでバラバラの端切れでつくられたラグドール(ぬいぐるみ人形)さながらで、梁に吊るされ、しかもその人形のような死体の右手の人差し指はウルフのアパートを指していた。
 さらに驚いたことに、その死体の頭部は、現在別件で刑務所に収監されているはずのハリドの頭だった。

 ウルフたち刑事は捜査を開始するのだが、犯人と思しき人物から、連続殺人予告リストがウルフの元妻でテレビ・レポーターのアンドレア(アンディ)・ホールのもとに届けられる。
 そのリストの中には市長をはじめ6人の名前があげられたその最後の名前がウルフだったのである。

 人形のように縫い合わされた死体の犠牲者たちの身元はいったい誰なのか?
 そこから殺人予告犯を探ろうとしていくのだが、捜査は遅々として進まない。
 警察の奔走にもかかわらず、予告通りに殺人が次々と起きてくる。

 はたして犯人を逮捕して、連続殺人を終わらせることができるのか?
 それとも最後のウルフまでが犠牲となってしまうのだろうか?
 驚愕の結末が待っていた(^^)/。

 読み応えのある、サービス精神にあふれた娯楽作品でおおいに楽しめる(^^ゞ。


<今日のお薦め本>
『人形は指をさす RAGDOLL』 ダニエル・コール 著、出口俊樹 著、集英社文庫、1188円、17.09.25. 第1刷

 著者について、カバー裏から紹介しておきます。
<イギリス・ボーンマス在住。救急医療士、英国王立動物虐待防止協会勤務、王立救命艇協会勤務などを経て、小説家に。デビュー作『人形は指をさす』は、本国発売前から35か国以上に版権が売れ、テレビドラマ化も決定している。いま最も注目されている作家の一人。>
人形は指をさす (集英社文庫)
集英社
2017-09-20
ダニエル コール

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<後記>主人公のウルフは妻にも逃げられたし、着るものも冴えない無骨な男です。でも、本人は気づいていないようなのに、なぜか女性にはモテます(^^ゞ。刑事としては優秀なのに、どこか抜けているところがいいのかもしれません。
 たとえば、殺人予告リストに載っていたウェイトレスのアシュリーという女性とデートをしようとする前のこと……
<初めての相手とデートするのは十年ぶりだった。だから、珍しく三十分もかけて完璧な服装を選び、髪に櫛を入れて支度を整えた。その結果、普段と寸分たがわぬ恰好になった。>
 あるいは、同僚の美人刑事バクスターを夕食に誘おうとしてぶざまにしくじったりもします。
 そんな男なのです(^^)/。

 その他の登場人物たちも、とても印象深いキャラクターが多くて楽しませてくれます。
 場面転換も巧みだし、刑事同士の皮肉に満ちた軽口もテンポよく気が利いています。
 事件は残虐で猟奇的ですが、ユーモア溢れる物語展開で思わずニヤリとさせられる読み応えのある娯楽作品になっています。
 冬休みに、よかったらお読みください(^^ゞ。

 今日(20日)は朝は寒かったですが、日中は陽射しが届いてわりと温もりを感じられました。
 夕方の散歩に出たのは4時10分ころでした。

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 西空は小焼けになっていました。

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 南の空の下には少し雲があります。

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 公園に行って、SORAの大トイレを済ませてすぐに原っぱに向かいました。

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 左のサザンカは花が鈴なりです(^^ゞ。

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 西のピンクに染まっていた雲が、暗くなってきていました。

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 原っぱをウロウロしていきました。

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 でもSORAは、すぐに階段を下り始めたので、帰ることにしました(^^ゞ。

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 帰り道で西の上空の雲が、再び赤く染まってきました。
 小さな公園に寄ることにしました。

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 冒頭の写真もこの時に撮ったものです。
 家に帰ります。

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 赤く染まった雲が、また暗くなってきてました。

 明日(21日)は陽射しが届くものの、雲が広がることもあるようです。北寄りの風が吹いて、空気はヒンヤリと感じられそうです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
いつも楽しい本を紹介してくださって、感謝です。
平和を愛する私ですが、本で読む猟奇殺人は、全然、OKです。なんと言ってもフィクションだし、ハラハラドキドキゲームのピースのような位置付けなのかな。読んでいて気持ちが悪くなるようなものは、もっと別の所にありますよ。
今は、「忘れられた巨人」を読んでいますよ。
毎日ばらいろ
2017/12/20 23:10
☆ 毎日ばらいろ さん、そう言っていただくと、本を紹介するし甲斐があります(^^ゞ。
 外国もののミステリーが大好きなんですが、それはプロットが大掛かりで緻密なものが多いからです。この本の猟奇殺人も意表をつくもので、エエーッと思わされて面白いです。フィクションだからこその面白さですかね(^^)/。
 『忘れられた巨人』を読んでますか。読み始めはちょっと茫洋とした感じがすると思います。でも、誰かが書いてましたが、日本でいえば飛鳥時代のファンタジーだと考えると、すんなり読めるようになるということでした(^^ゞ。楽しんでください。
遊哉
2017/12/21 08:29

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