LOHAS(ローハス)

 最近、LOHAS という言葉をよく見かける。これを前面に打ち出している「ソトコト」などという雑誌もある。
 LOHAS とは、Lifestyles of Health and Sustainability の頭文字をとった造語で、日本語では「健康を重視し、持続可能な社会生活を心がける生活スタイル」、あるいは「健康と地球環境に配慮した生活」ということになるのだろう。

 米国の社会学者のポール・レイ氏らが提唱した概念だということである。大量生産や大量消費で便利さや豊かさを手に入れる一方、深刻な環境破壊が進み、地球温暖化も進み、持続性のある経済も維持できなくなる。それに、企業や国が気づき、一般の人々も何かおかしいと感じ始めて、健康や環境を重視したライフスタイルを持つ新しい消費者が生まれ始めた、ということのようだ。

 具体的に言えば、たとえば、環境に優しい燃費のよい車に乗り、無駄なエネルギー消費を押さえるために早寝早起きし、食事は無農薬で育てたオーガニック(有機栽培)な食材・食品を選び、健康のためのスポーツをする、といったライフスタイルのことである。
 質素でナチュラルで、地球に負荷をかけない生活を希求する人々の誕生ということであろうか。

 こうした動きに企業も LOHAS を意識した商品開発に取り組んでおり、米国では関連商品やサービスの市場規模は、45億兆円にのぼるとも言われている。企業によっては、LOHAS を志向する人々の消費行動に合わせた企業行動をとるところも出てきているという。

 このようなライススタイルは、もともと資源をもたない日本が、省エネや質素な生活スタイルとして育んできたことではないだろうか。以前にブログに書いた、「もったいない」(5/7)、「3Rと風呂敷」(5/30)、「アニミズム」(7/28)などにも通ずるものでもある。この夏話題になった「クールビズ」(5/1)も、こんな考え方に基づくものであろう。

<後記>燃費のそれほどよくない車に乗り、夜更かしをし、スポーツをしなくなったバカ親父が偉そうなことはいえませんが、この LOHAS スタイルの生活は、これからますます注目されていくと思います。
 昔の日本人がやっていたようなことに戻ればいいのでしょうが、一度上げた生活程度や消費生活を下げるのは難しいし、電気・ガス・水道などの完備した生活を止めるわけにはいかないでしょう。でも、米国のカトリーナというハリケーンでいとも簡単に破壊された近代都市・生活などを見ると、その危うさを思い知らされもするのです。もう一度、今の生活を見直す必要があるのかもしれません。

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この記事へのコメント

遊哉
2005年09月24日 09:39
☆ 長良西の子さん、「持続可能都市圏岐阜を目指して」とありましたが、リンク等で幅広い情報を得られるようですね。ぼちぼち読ませてもらいます。写真がなかなかよくて、好きです。
2005年09月24日 11:04
今朝、たまたま見ていた「食彩の国」(?)とかいう番組で、イタリア人の暮らしを紹介していました。ミラノからトマト収穫の為にナポリの近くの実家まで10時間かけて行き、採りたてトマトでソースを作るのです。旬のトマトしか口にしない彼らは、その時期に収穫し、1年分のソースを作って保存する。ビンを使いまわすこの国では王冠だけを売っているそうです。イタリアは世界屈指の有機農業王国だそうです。ファッションリーダーであり、世界遺産を多く抱え観光客の多いイタリアですが、人々はスローフードを実践し質素でありながら心豊かに暮らしているのですね。考えさせられ、また感動もしました。便利さのおかげで私たちは失っているものが多いなあと感じた朝でした。
遊哉
2005年09月24日 12:00
☆ yu_mamaさん、イタリアはたしかスローフードの発祥の地だと思います。昼食は家に帰り、別荘を持つ人も多い、なんてことを聞くと、日々の生活を大事にしているのだなと感じます。企業戦士、長時間通勤、飽食などの日本を見たら、イタリア人はなんと馬鹿なことをしている、と思うんじゃないでしょうか。
 日本は無駄なことが多すぎるような気がします。無駄な仕事も多すぎるような気がします。無駄をなくしていけば、少子化も乗り切れると思うんです。団塊世代がこの世から消えたころに、質素でも心豊かなゆとりのある国になっていればいいなと思うのですが、はたしてどうなることやら。
2005年09月24日 12:11
一度 甘い目に会うと 人間 戻れない 頭 分かっているんだけど 体が 言うこと聞かない 情けない
kaako
2005年09月24日 13:11
消費大国で 京都議定書でも 不真面目なアメリカで LOHASの概念が根付きつつあることに ちょっと驚きました。この件では 色々 頭にめぐるものがあり 整理して また じっくり考えてみたいと思いました。
2005年09月24日 13:15
コメントは久し振りですが、いつも拝見しています♪ターシャ・トゥーダーさんの番組、お勧めとあって早速見てみました♪美しいお庭に感激しながらも、お庭の紹介が主で、ターシャさんの生き方や考え方があまり伝わって来ませんでした。バカ親父さんの記事を先に読んでおいてこそだったな~♪と思いましたよ。素敵な生活ぶり、見習いたいです。短い足のコーギーちゃんも可愛かったですね♪今度、本を読んでみようと思っています。
urara
2005年09月24日 13:25
折りしもターシャ・デューダーの番組がNHK総合でも昨日放送されゆっくり観ました。アメリカといっても層の厚さを実感します。彼女の生活に絵本を見るような憧れを抱いても実践はなかなか難しい。でもあきらめずに本当の「豊かさ」を自分なりに考えてみたいと思います。
遊哉
2005年09月24日 17:21
☆ seiziさん、バカ親父も同じで情けない。でも、人の弱さというだけでは片づけたくない、とも思うんですが……
2005年09月24日 17:22
加齢と共に、贅沢な食べ物は敵になりますね。先人のように、質素な食べ物、不便だけど身体を動かす生活こそLOHASの考え方に合っていると思います。が、実行となると難しいですね。
山から降りた時だけは、風邪を引いたりしやすくなるように思いますので、意識的に栄養価の高いものを摂取しますが。
遊哉
2005年09月24日 17:38
☆ kaakoさん、米国というのはおかしな国です。欲望のままに動いている人たちがいると思えば、アーミッシュのように電気や自動車などを拒否して質素に生活している人たちもいます。京都議定書を批准しない不真面目な国でもありますね。
 米国で、この LOHAS を志向する人の数は、成人の約3分の1の約6,800万人で、女性が60%を占めており、平均以上の年収を得ている人たちが大半である、ということです。ある程度生活にも精神的にも余裕のある人たち、ということがいえますね。
 この考え方はいいと思うのですが、それに企業が商売として乗っているという側面もあると思います。それが省エネなどに結びついていけばいいのですが……いろいろ課題もあるようです。じっくり考えて、よかったらブログにしてください。
遊哉
2005年09月24日 17:52
☆ ちくちく さん、バカ親父もコメントはご無沙汰してますが、読ませてもらってます。最近賑やかになってきて、よかったですね。
 ターシャ・テューダーの番組はガーデニングが主でしたね。それでも、素敵な生活で心の余裕のようなものを感じました。物質的な豊かさでない豊かさみたいなものも感じました。足の短いコーギーは鼻の周りがだいぶ白くなっていて、お年よりのようでしたが、かわいかった。
 バカ親父も、読んでいない彼女の絵本を読んでみようと思っています。
遊哉
2005年09月24日 18:00
☆ uraraさんがターシャ・テューダーをお好きだということは、人づてに聞いていました。
 米国というのはいろんな方がいるところです。あの庭は30万坪とか言ってましたね。アリャ~、アメリカだ~、と思いました。日本ではちょっと考えられないですね。実践はなかなか難しいでしょうが、生き方は参考にして、いろいろ考えてみたいと思っています。
遊哉
2005年09月24日 18:10
☆ 山いろいろさん、食べ物は、質素で栄養があって、しかも美味しいものがいいですね(笑)。日本では食べ物を粗末にしているようで嫌です。体も動かさなくなって、無駄な脂肪をつけているというのも嫌ですね(うちのカミさんも、その一人ですが)。
 山から降りたときだけでなく、栄養価のあるものはお食べください。そして、山いろいろさんのように体を使っていればいいんじゃないでしょうか。
2005年09月24日 18:32
LOHASまたまた知らない言葉だ~(-_-;)でも、よかった!内容はついていける~(#^.^#)
地産地消を応援しますが、これさえも難しい。「豊作で棄てるしかない」などという愚かな発想、なんとかならないのでしょうか。
レベル低いかもしれませんが、聞いてください。料理の付け合せに「きゅうりが欲しい」といった私に義母が「きゅうりは夏の物だから今(冬)は無いわよ!」って、私、ハッとして、以来買い物で、これはいつ食べることが出来る物なのかを考えるようになりました。季節のものを季節に食べる。ほうれん草や大根の間引いた小さい葉もちゃんと食べられることも教えられました。作ってないと分からないことですが、こんなことからでもLOHASスタイルに近づけるかもと思います。ちょっと外れた?
遊哉
2005年09月24日 19:03
☆ patyokoさん、ぜんぜん外れてませんよ。レベルが低くもありませんよ。旬のものを食べるということは、省エネになります。旬の時以外に野菜などが出てくるということは、温室などで栽培しているわけで、石油を燃やして温めている場合が多いようです。大根も昔はみんな葉がついていて、炒め煮なんかして食べていました。今、葉がついていないのは、遠くから運んでくるから新鮮さを保つためなんですよね。葉っぱは捨てているわけで、もったいないです。
 地産地消もスローフードの基本的考え方で、遠くからトラックで運べばそれだけエネルギーの無駄使いということになりますものねえ。
 今年は秋刀魚が捕れすぎて、値が下がって、漁師は油代にもならない、なんてテレビで言ってましたが、それじゃあ捕らなきゃいいのに、なんて思うけど、いろいろあるんでしょうね。
kaako
2005年09月25日 22:16
こんばんは
LOHASから ずれてますが トラバしてしまいました。。宜しくお願いします。
遊哉
2005年09月26日 01:09
☆ kaakoさん、TB 読ませてもらいました。LOHAS からずれていないと思いますよ。ちょっと長くなりましたが、コメントしておきました。
2005年09月26日 12:44
コメント欄ではお隣同士になることもあるのに、ご挨拶が遅れてすみません。大変興味深い記事を読ませていただきました。kaakoさんとダブルでTBさせていただきました。今後ともヨロシクお願いします。
2005年09月26日 14:15
 こんにちは
 地球に迷惑を極力かけないよう、背伸びせず、自分のやれることを確実にやっていければよいと思います。
遊哉
2005年09月26日 20:36
☆ 足跡さん、こちらこそ、よろしくお願いします。コメント・クイーンと言われている足跡さんに TB していただくなど、恐縮です。
 これからも、いつでもおいでください。
遊哉
2005年09月26日 20:38
☆ 時さん、そのとおりだと思います。それぞれができる範囲で少しずつでもやれば、集まれば大きくなりますもんねえ。

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  • 昭和30年代の暮らし

    Excerpt: 先日 <団塊バカ親父の散歩話>の遊哉さんのブログ記事で LOHASを紹介していただいた。 <健康を重視し、持続可能な社会生活を心がける生活スタイル>という意味になるそうだ。 Weblog: 鉄骨住宅からはじまる第2の人生 racked: 2005-09-25 22:06
  • 古いことを笑わない生活を!

    Excerpt: 今朝の50代以上のblogでkaakoさんの記事「昭和30年代の暮らし」」をみつけ、昔の暮らしぶりを懐かしく思い出しながら読ませてもらった。 Weblog: 今日の足跡 racked: 2005-09-26 12:37