あなたの年金記録は大丈夫?

画像 現在、年金の記録が宙に浮いたり、消えたり、見つからないなどの問題が起きている。自分の年金は、はたしてちゃんと記録に残っているのかどうか、とても不安になると思う。
 女性の場合は、結婚して姓が変わったり、仕事を辞めたり、夫が亡くなったりするばあいがあるので、年金記録はより複雑になるからまちがいも多そうである。

 こりゃ大変だとばかりに、社会保険事務所に駆け込んでもいいのだが、その前に知っておくことや確認しておくことがあるようである。
 朝日新聞の今月の13日から3回の連載で、「年金記録、あなたは?」として、わかりやすくこのことがまとめられていた。「アドバイス3か条」というのもあるので、できるだけ簡略にしてまとめてみることにした。


1. 働いていた(いる)人の場合

○ こんな人は要注意!
 次のようなチェックシートの各項目に該当する人は、年金記録が誤っている可能性が大なので、注意が必要だそうである。
・ 転勤を繰り返した人
・ 転職が多かった。特にタクシーやトラックの運転手
・ 公務員になる前や後に会社に勤めたことがある
・ 勤めていた会社が閉鎖、倒産、合併、社名変更した
・ パート、アルバイトや、出稼ぎなどの季節労働者をしたことがある
・ 自営業を始める前に会社に勤めていた
・ 親や親類の会社の手伝いをしていたことがある
・ 戦時中、軍需工場に徴用されたことがある
・ 戦後、進駐軍施設で働いたことがある

○ アドバイス3か条
 ① 自分の職歴を書き出そう
 ② 会社にミスがあることも
 ③ コンピューターに記録がない場合、勤務先を所管する社会保険事務所もチェック

 職歴をすべて書き出し、社会保険事務所に行って、自分の年金の記録が載っている「被保険者記録照会回答票」を出してもらい、照らし合わせる。
 もし、記憶と記録が違っていたら、働いていた会社名や所在地、勤務していた時期をはっきりと思い出すことが必要だという。


2. 女性の場合
 日本の年金制度は「男性社会」でつくられてきたもので、結婚で姓が変わったり、仕事を辞めたりすることの多い女性の方が、手続きが複雑で勘違いしやすいという。

○ アドバイス3か条
 ① 年金制度は社会を写す鏡。女性は煩雑を覚悟
 ② 結婚前の勤め先、結婚での姓変更に注意
 ③ 遺族年金も忘れないで

 次のようなこともあるという。
 結婚すると専業主婦は保険料を払わなくていい「3号被保険者」制度があるが、これができた86年以前に、国民年金の保険料を納めなかったという場合がある。
 女性は結婚で姓が変わると、年金番号が二重に発行され、旧姓の記録が宙に浮くことがある。
 昔は、年齢を偽って就職する女性も少なくなかった。いざ年金の受給時になって、加入期間が不足していたり、生年月日が合わなかったりというトラブルが起きている。
 会社を辞める時に、それまで払った保険料が一時金として戻るかわりに、厚生年金を受給できなくなる「脱退手当金」という制度があった。この退職金と同時に支給されることの多かった脱退手当金の制度について、会社側の説明が不十分で、本人が自覚していない場合が多い。
 自営業をしていた夫が亡くなって国民年金だけをもらっていたが、夫が自営業に転ずる前に会社で働いていたことを思い出し、遺族年金を請求しもらえるようになった。

3. 「大丈夫」と思っても……
 自分は転勤も転職もしていないし、姓も変わっていないから、年金記録はちゃんとしているだろう、と安心していても、コンピューター化したときの入力ミスや、思わぬ手違いもあるらしい。

 どんな手違いがあったかというと、次のようなものである。
 国民年金を月々の口座引き落としにしていたのに、年金記録では「未納」になっている部分があった。
 国民保険料の銀行振り込みを始めた時期の記録が消えていた。納付記録を処理する時に混乱があったらしい。
 名前の読み違いで記録されていたが、同じ生年月日で調べてもらい、勤務していた会社の名前を答えて、記録を統合できた。
 旧姓の自分と同姓同名の人がおり、その人の年金記録が自分の記録についていた。

 過去の記録のチェックだけでなく、今後の年金記録が消えたり宙に浮いたりしないようにするために、自分で注意しなければならない次のようなことがあるという。

○ アドバイス3か条
 ① 年金保険料支払いの領収書を捨てないで
 国民年金保険料を支払った領収書は、年金がもらえるようになるまで大切に保管する。金庫に入れておいてもいいくらいである。特に、引っ越しの時に捨ててしまわないように注意する。
 ② 住所変更は社会保険事務所に届けて
 年金の記録管理には住所が使われているため、正しい住所でないと、トラブルに巻き込まれる可能性が大である。引っ越しなどで住所が変わったら、新住所を市区町村に届けるのと同じように、会社への届けを通して、社会保険事務所にも知らせておくことが大切(会社にちゃんと届けておけば、まず大丈夫)。
 ③ 年金不信の風潮に流されるな
 若い人は、最近の年金不信の風潮に流されないほうがいい。年金制度に加入しないと、今は支出が少なくていいかもしれないが、将来無年金者になり、老後に後悔する、ということである。

 こんなところであるが、何かの参考になればと思う。社会保険事務所に行って年金記録を確認するのもいいのだが、今は大変混んでいるようだから、もう少し落ち着いてからの方がいいような気がする。
 記録確認の電話相談も臨時要員が対応していることが多いようだし、テレビで見ると端末もなく、単なるクレームの聞き役のようでパフォーマンスのような気がしてならない。
 個人情報を守るためにも、じっくりと準備をした上で、紙やインターネットの画面で確認した方がいいような気がするのである。

<後記>バカ親父の場合、転勤というのはありませんでしたが、転職が3回ほどあるし、会社の一部門が独立して会社になり、そこに移ったこともあります。社名変更したなんていうこともあります。
 それで、年金記録がどうなっているかちょっと心配でしたが、58歳になって社会保険庁から送られてきた「年金加入記録のお知らせ」というもので、一応確認がとれました。
 これから、58歳になる方は、それを待ったほうがいいかもしれません。
 年金というのは、まったく複雑怪奇です。国民皆年金とはいうものの、その制度は発展途上なんでしょうね。いつ落ち着くかわかりませんが、今回の混乱を機にいい方向に進んでいってほしいと思います。
 今また、表面的な、いい加減な、その場凌ぎのパフォーマンスで終わらせたら、混乱はますます加速するでしょうね。これから世の中を担っていく若者たちの不信や不安を、取り除いてもほしいと思います。

 ネットで年金の個人情報を調べられます。社会保険庁の「年金個人情報提供サービス」です。ユーザIDとパスワードの取得に日数を要するようですが。

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この記事へのコメント

2007年06月23日 07:53
私も一度役場に出かけどの位収めているか調べてもらったのですが・・・二冊持ってませんかと聞かれ自宅に戻り捜索したら手帳が二冊出てきました。
こうなるとややこしいみたいで社会保険事務所へ行ったほうがいいとアドバイスだったけれど・・・
その後ニュースで騒がれ始め混んでる様子
私の場合持ってく書類まとめて置き、慌てて行かずに暫く待つことにしました(事務所は逃げませんし)笑
みいママ
2007年06月23日 08:07
社保庁はまじめに働いてきた国民をバカにしています
今どこにいっても年金問題が話題となりみんなが怒って
います!私もこれから先の(老後)事が不安です
医療に介護に年金に税金と。。重すぎます!

ひまおやじ
2007年06月23日 08:56
おはようございます。
 しみじみ読ませていただきました(笑)。そうですね,記事にあるような諸点に留意してこれから生きて行きましょう。幸いこれまでは,仕事場の担当の方のおかげで大丈夫のようです。
遊哉
2007年06月23日 09:49
☆ 小桜小梅さん、自治体の窓口では、わかることの限度があるようですね。やはり社会保険事務所に行く方がいいようです。社会保険庁がネットで「年金個人情報提供サービス」というのをやっていますが、年金手帳が2冊あると、番号も2つあるから統合された結果は出てこないでしょう。まず、社会保険事務所で確認して、統合してもらうことが大事だと思います。職歴等をきちんとまとめておくといいと思います。
 うちのカミさんも結婚前に幼稚園の先生をしていて共済組合に入っていたので、その部分が記録にありませんでした。いずれしっかりと確認するように言ってありますが、まったく面倒くさいことです。
 今は問い合わせが殺到しているようなので、ちょっと落ち着いてからの方がいいでしょうね(^^ゞ。
2007年06月23日 10:06
 転職3回なので会社に年金のことを問い合わせると、来年58歳になると「年金加入記録のお知らせ」が来ますと説明されました。自分の記録がどうなっているのか興味津々。
 でもそれよりむしろ年金を受給するまで生存しているかどうか心配です。(ーー;)
遊哉
2007年06月23日 10:09
☆ みいママさん、お役人は自分たちの共済年金はしっかりやって守っているのに、国民年金や厚生年金は無駄遣いしたり、事務手続きはいい加減だったり、まったく腹が立ちますね。民間だったら即首になるような人たちが、のうのうと居座っているのにも納得いきません。まともな人もいるんでしょうけどね。
 将来の“医療に介護に年金に税金”と不安はつきませんが、心配しすぎておかしくなったら、つまりませんからねえ、ほどほどに心配してください。庶民としては、体力をつけて健康でいることが、とりあえず大事で必要なことかもしれません(^^ゞ。
遊哉
2007年06月23日 10:16
☆ ひまおやじ さん、今回の年金記録の問題では、会社の事務上のミスが関係しているものもあるようです。制度そのものが複雑だし、事務もいろんなところが関係していて煩雑すぎるんでしょうね。
 職場の担当者がしっかりしていたようで、よかったようですね(~_~)。バカ親父も小さな会社ばかりでしたが、それぞれの担当者に感謝です(^^♪。
遊哉
2007年06月23日 10:27
☆ あど さんも転職3回ですか(~_~)。現在の会社では年金記録全体のことはわからないでしょうね。
 「年金加入記録のおしらせ」がくれば、就業していた会社での厚生年金支払いの期間・月数、国民年金があればそれも出てきます。とりあえず、それで大枠はわかると思います。中身の細かいことは、またしっかりと調べればいいと思います。
 少なくとも、支払った年金の元はとらなきゃ死に切れませんよ(^^ゞ。姫様のためにも、しぶとく生き抜いていきましょう。お互いに(^^♪。
2007年06月23日 11:30
「お知らせ」が来るにはまだちょっと間がある・・私は結婚前に2回転職してる、夫も脱サラしてから国民年金になって年金手帳が2冊ある・・今すぐ社会保険事務所に確認したいけれど、混雑してそうだし。ネットで確認できるそうだけど、難しいかな、やってみようかな?3号被保険者制度になる前、自分は年金払ってない、と思ってたら、新婚時代、訳も分らず払っていたんですね、これが。領収証の束がタンスにありました。自分で自分を誉めてやりたいε=(´。`)
遊哉
2007年06月23日 12:16
☆ リサさんはエライ! 国民年金の領収証をとってあったなんてエライ! 単に忘れていただけにしてもエライ!(^^♪。自分を褒めてやっていいんじゃないでしょうか(~_~)。
 普通は払ってしまえば、必要ないと思って捨てちゃうか、わからなくなっちゃってるでしょうね。しっかりとタンスにしまっといたから、見つけられたんですね。ちゃんと新婚時代も払っていたなんて、根が真面目なんでしょうね(^^ゞ。
 転職などをしていると心配になりますよね。年金手帳が2冊あると、これまた心配になりますが、記録が統合されていなかったとしても、ちゃんと持っていれば確認しようもあると思います。ネットで確認する先は、上の記事末にリンク先を入れておきましたが、年金番号が2つある場合にうまくできないと思っていました。でも、よくわかりませんので、よかったら試してみてください。
 社会保険事務所に今行っても、時間はかかりそうだし、混乱に拍車をかけるような気もするし、落ち着いてからの方がいいような気がしますね(^^ゞ。
2007年06月23日 13:13
こんにちはm(__)m
年金ってどうしてこういい加減になっちゃったんでしょうね~(-_-;)
私は結婚前に4年間務めていただけで専業主婦になっているのですが、とりあえず自分のはどうなってるのか調べないとなぁ~と思って数週間前にネットに入れて見ましたが、いまだID取得ができていません。そろそろ空く頃かと思ったのですが、そうでもないみたいですね。この間の土日は思いのほか社会保険事務所が空いていたという記事が新聞に載っていました(みんなが込んでると思ってやめたみたい)から、右往左往します。
リサさんみたいな方は稀でしょう。。。ホント、誉めちゃう!偉~~~~~~~い!

2007年06月23日 14:14
私も自分の年金はちゃんと記載されているか知りたいです。
ネットで確認のHPがありました。
登録したけど、IPとパスワードが郵送で自宅に2週間後に届くそうです。
確認の年齢制限は書いてなかったけど、2週間後にあと○年待ってなんて書類が届いたら怒りが倍増しそうです!
私は片付けが下手で、任意加入の頃の国民年金の領収証が出てきました!これはラッキーでした(^^♪
遊哉
2007年06月23日 15:22
☆ patyokoさん、今の年金制度そのものが、長年の複合汚染の塊のような気がします(~_~;)。
 ネットのHPでは、2週間程度でIDの発行ができるようなことが書かれていますが、たぶん混んでいるんでしょうね。それに、現在の社保庁のオンラインシステムはだいぶ古いもので、IT業界では「恐竜のようなシステム」と言われているそうです。
 5千万件の「宙に浮いた年金記録」の1年決着も「照合」だけで、統合はいつになるかわからない状態だそうです。
 まったく、開いた口がふさがりませんね。
 就職していた4年間については、もし不明なら、会社名、期間、住所などを会社のある(あった)住所の所管社会保険事務所に問い合わせることも、必要かもしれませんね。とりあえずは、ID取得をしてから問い合わせるのがいいんじゃないでしょうか。
 うちのカミさんは、なんでもパッパッ捨てちゃう人だから、こいうときに困ります。patyokoさんもそうなんだろうか(^^ゞ。リサさんはエライねえ(^^♪。
遊哉
2007年06月23日 15:36
☆ たんぽぽ さんもエライ! 任意加入の国民年金の領収書があったんですね。片づけが下手でよかったですねえ(^^ゞ。領収書があれば、記録がなくても有無を言わせはしませんものね。
 2週間後に来るかどうかは、今は混んでいるようなのでわかりませんが、あと○年待って、なんていう書類は来ないと思います(^^ゞ。IDとパスワードが取得できれば、記録にはアクセスできるようですよ。
 なにはともあれ、ちゃんとした自分の年金記録を知りたいものですよね。
urara
2007年06月24日 00:52
夫の年金手続きに伴って私のもちょっと問題があるのが分って処理し終わったところにこの騒ぎ。もう一回調べたほうがいいような気がしてきました。でも問い合わせるのはもうしばらく待ってからにしようとおもっています。
お役人さんの年金はちゃんと記録が整ってるって聞いたけど??ホント不信感だらけですわ!

ボンボンの映画の記事にトラックバックさせていただきました。事後承諾でスミマセンが宜しくお願いいたします。
遊哉
2007年06月24日 10:38
☆ uraraさん、ご主人のところにも58歳で「年金加入記録のお知らせ」が来たんですね。それで、ちゃんと自分のも確かめて、問題も処理しちゃうなんてさすがです(^^♪。うちのカミさんなんて、不明のところがあるのに放ってあります(~_~;)。
 これはあんまり言いたくないんだけど、年に1回くらいは確かめた方がいいようですよ。今回の混乱で、ひょっとしたら記録がおかしくなる可能性がなきにしもあらずです。とりあえずは、もうしばらく待ってから問い合わせた方がよさそうですね。ネットで確認というのも一度やってみてもよさそうですよ。
 お役人は自分たちだけの共済年金で、しっかりと守っているようです。いずれ厚生年金や国民年金と統合されるから、その時はこちらのを無駄遣いした分を補填してもらわなきゃ、やってられません(~_~)。
 おお~、ボンボンをご覧になったんですね~(^^♪。あとで、ゆっくり拝見させてもらいます。uraraさんなら、承諾なんて要りませんから、いつでもTBしてください(^^♪。
2007年06月24日 10:42
おかげさまで この問題 私は 素通りでした 問題に巻き込まれた人には 申し訳ないが よかったよ うちは!の 心境です
遊哉
2007年06月24日 11:27
☆ seiziさんは素通りでしたか。それは、よかった~。問題のない人の方が多いんですけどねえ。問題のある人の割合が高すぎるのが、問題です(^^ゞ。
2007年06月24日 12:18
数年前にぜんぜん違うことで問い合わせて、思わぬ不備があり一騒ぎありました。
おかげで今は心配していません。
その時一緒にいった主人は自分のも調べました。
もの好きだと思ったけど、今になればよかったです。
(*^_^*)
遊哉
2007年06月24日 13:26
☆ アーシアさん、今回の混乱の前に、不備が見つかってよかったですね(^^♪。
 みんな一度は確認しておいてほうがいいようです。今はちょっと混雑しているから、ちょっと落ちついてからのほうがいいでしょうけどね。
 ご主人も確認されてよかったです。物好きだとは思いませんよ。ちゃんと納めたものですから、確認は大事だと思います(^^♪。

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