団塊バカ親父の散歩話

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zoom RSS 『雲を愛する技術』

<<   作成日時 : 2018/03/09 22:27   >>

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                 〔今日の夕空〕


 雲をこよなく愛する雲研究者の荒木健太郎さんが、豊富な写真と理論から雲の実態に迫った本『雲を愛する技術』を紹介してみる。
 荒木さんは気象庁気象研究所の研究官で、専門は雲科学・メソ気象学だということである。

 この本について、「はじめに」に次のように書かれている。

<(前略)
 雲は空を見上げればほとんど毎日見ることのできるとても身近な大自然です。もしかすると、殺伐とした社会の中で大人になり、空を見上げる機会の少なくなってしまった方が多いのかもしれません。本書は、そんな方が空を見上げる楽しさを思い出すきっかけとなることを目指して執筆しました。また、普段から空を見上げて気になる雲や空の写真をSNSに投稿している方には、会いたい子(雲)に出会えるようになったり、もっと雲を楽しめるようになるコツを共有することも目的としています。
(中略)
 私は「雲研究者」と名乗って雲の研究をしていますが、昔から雲が好きだったわけではありませんでした。前著『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)を執筆しているとき、初めて雲の心をどう表現できるかを考え、雲と真正面から向き合ったのです。すると、これまで研究対象でしかなかった雲たちが活き活きと語りかけてくれるようになり、世界が大きく変わりました。彼らのことを知り、声を聞いてその心を読めれば、雲と意思疎通をして雲を愛(め)でられるということを体感しました。知れば知るほど好きになるのです。このことを、雲を愛してやまない雲友(くもとも)のみなさんと共有し、雲愛(くもあい)を深め、そして広げていきたいと思って筆を執りました。
(中略)
 本書を通して、みなさんが雲への愛を深め、美しい雲や空に出会えるようになり、天気の急変をもたらす雲からは上手く距離を置くなど、雲と上手にお付き合いができるようになっていただければ本望です。(中略)
 面白い雲や空に街ゆく人々が足を止め、雲友のみなさんが思う存分に雲愛を解き放ち、みんなで空を見上げて雲談義(くもだんぎ)に花を咲かせることができるような、雲愛に満ちた社会になることを私は夢見ています。そのために、まずは雲友のみなさんが充実した雲ライフを送れるようになることを切に願っています。>


 ということで、次のような内容の5章で構成されている。

 第1章:雲を愛するための基礎として、雲に関する基本的な知識を紹介
 第2章:雲の名前や特徴などの分類について解説
 第3章:美しい雲と空に注目し、それぞれの現象のしくみや出会い方を解説
 第4章:雲のしくみや性格などを含め、雲の心の読み方について説明
 第5章:雲への愛を深めるための心得や雲との遊び方について紹介

 目次からもうすこし具体的に内容を紹介しておく。

はじめに
第1章 雲を愛するための基礎
 1・1 雲を愛する技術とは
 1・2 雲とは何か
 1・3 雲を作る空気の性質:水の相変化/水蒸気を含む空気のふるまい/水は0℃で凍らない
 1・4 雲をなす粒子:雲の中で起こっていること/雲とエアロゾル/水の粒たち/氷の粒たち
 1・5 雲の人生を決めるもの:雲ができる大気の層/雲が生まれる大気の条件/積乱雲が育つ大気の条件
 1・6 雲と風の関係:風が吹くワケ/気団の境目――前線と雲/雲で可視化される渦
第2章 様々な雲
 2・1 十種雲形:十種雲形とは/雲の見分け方
 2・2 さらなる雲の分類:雲の種と変種/撫でたい巻雲/穴を開けたくなる巻積雲/巻層雲は氷と光の魔法使い/多彩な姿の高積雲/朧な空の高層雲/雨を降らせる乱層雲/空を曇らす層積雲/手の届きそうな層雲/食べたくなる積雲/荒天をもたらす積乱雲
 2・3 特殊な雲たち:雲の副変種/炎で生まれる火災雲/人間活動による雲/滝に現れる雲/森に現れる雲
 2・4 高層大気の雲:真珠母雲の虹色の輝き/夜空で輝く夜光雲/宇宙へ繋がるロケット雲
第3章 美しい雲と空
 3・1 大気による彩り:光の特徴/雲と空の顔色を決めるもの/朝焼けと夕焼け/薄明の空の彩り/薄明光線と反薄明光線/地球影とビーナスベルト/幸せの輝き――グリーンフラッシュ/光の魔法で生まれた虚像――蜃気楼
 3・2 水の粒による彩り:雨上がりの空の虹色/重なる虹色――過剰虹/4重の虹?――反射虹/雲粒が生み出す白い虹/太陽から広がる光の環/影から広がる虹色の光――光輪/幸せは身近なところにある――彩雲
 3・3 水の粒による彩り:ハロとアーク/氷と光の初級魔法――ハロ/逆さ虹と水平虹/虹色わんわん――幻日/雲に映った太陽――映日/ハロの外側に接するハロ――外接ハロ/大きく広がる空の虹色――ラテラルアーク/アークいろいろ/空にのびる光の柱――大陽柱と光柱
 3・4 夜空の輝き:月の映える空/月の表情の変化/月光による大気光象
 3・5 電気で光る空:空の雷魔法――大気電気象/高い空の輝き――超高層放電/夜空で輝くオーロラ
 3・6 汚れた空も愛おしい:空の土魔法――大気塵象/霞の正体――ヘイズとスモーク/砂の舞う空/海を越えてやってくる黄砂/ダストデビルと火災旋風
第4章 雲の心を読む
 4・1 雲による流れの可視化:山越え気流に伴う雲/ウズウズするカルマン渦列/ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲――フラクタス/空で波打つアスペリタス/モーニング・グローリー・クラウド
 4・2 雲が伝える大気の気持ち:雲から生えた尻尾――尾流雲/飛行機雲と消散飛行機雲/水と氷の狭間で――穴あき雲/ジェット気流と巻雲/積雲とクラウドストリート/海洋性の層積雲/大人しい霧と層雲
 4・3 危険を呼びかける雲:積乱雲のしくみ/世代を越えて1つに――マルチセル/回転する巨大積乱雲――スーパーセル/発達する雲のかぶる帽子――頭巾雲/青空に広がる不穏な濃密巻雲/嵐の前兆――乳房雲/ガストフロントを可視化する雲――アーククラウド/迫る雲の壁――棚雲/スーパーセル特有の雲/竜巻寸前の雲――漏斗雲
 4・4 災害をもたらす雲:ゲリラ豪雨の正体/大規模水害をもたらす集中豪雨/空から降る巨大な氷の塊――降雹/落雷は落ちてない? 雷のサイエンス/雲が生む竜巻と突風/温帯低気圧の一生――そして爆弾低気圧へ/巨大な激しい渦――台風/豪雪のメカニズム
 4・5 怖がられることの多い雲や空:地震雲はあるのか/レーダーで見えるもの
第5章 雲への愛をもっと深める
 5・1 雲と遊ぶ:雲と触れ合う/雲に心を映す/雲を撮る/離れていても遊べる
 5・2 身近な雲科学で遊ぶ:雲物理遊び/雪遊び/虹遊び/流体遊び
 5・3 雲と上手く付き合う:「感天望気」のススメ/雲の先読みツール/来るのがわかればゲリラじゃない
 5・4 雲への愛を伝えよう
あとがき
動画一覧
参考文献
スペシャル・サンクス


 ほとんどの説明が写真や図解つきで、雲そのものや雲を含む空に現れる現象が起こるメカニズムを、わかりやすく科学的に解説している。
 写真が豊富で、「こんな雲や空に起こる現象があるんだ!」と驚くとともに、見ているだけで楽しくなる。
 時々刻々と変化する雲が好きな方には、なんとも嬉しい本である(^^ゞ。 


<今日のお薦め本>
『雲を愛する技術 How to Love Clouds』 荒木健太郎 著、光文社新書、1296円、18.01.15. 3刷発行(17.12.20. 初版1刷発行)
 著者について、奥付から紹介しておきます。
<雲研究者。気象庁気象研究所予報研究部第三研究室研究官。1984年生まれ。茨城県出身。慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業。地方気象台で予報・観測業務に従事し、現職に至る。専門は雲科学・メソ気象学。防災・減災に貢献することを目指して、豪雨・豪雪・竜巻などの激しい大気現象をもたらす雲の仕組み、雲の物理学の研究に取り組んでいる。著書に『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)など、Twitter:@arakencloud、Facebook:@kentaro.araki.meteor>

雲を愛する技術 (光文社新書)
光文社
2017-12-14
荒木 健太郎

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<後記>毎日のように空の写真をブログに載せているバカ親父としては、とても参考になるし勉強にもなる本です。
 どんな時にどんな雲や現象が現れるのかが、科学的にわかりやすく解説されているので、それらを見つけやすくなるかもしれません(^^ゞ。
 まさに「雲を愛する技術」が書かれている本だと思います。

 それに、雲というのは豪雨や豪雪・竜巻などの激しい大気現象と深くかかわっているので、雲を知ることは防災や減災につながります。
 雲や空を見て天気を予想することを「観天望気(かんてんぼうき)」と言いますが、著者はこんなことも書いています。
<出会った雲の声を聞き、雲の心を感じれば天気の変化も読めるようになるのです。これを私は「感天望気(かんてんぼうき)」と呼んでいます。ただ雲を観るだけの観天望気の一歩先へ進み、雲への愛をもとに雲の心を感じ、「感天望気」によって雲と上手く付き合えれば、私たちは充実した雲ライフを送ることができるようになるのです。>
 自然から隔絶された都会に住む人にとっては、上を見るだけでいい空というのはある意味身近な大自然かもしれません。
 防災や減災に利用できるだけでなく、もっと楽しむために空を見上げてみるのもいいかもしれません(^^ゞ。


 今朝(9日)は、昨夜から降り続けた雨は止んでいましたが、時々雷鳴も聞こえました。
 その後は曇りの一日になりました。気温はわりと高くなって過ごしやすかったです。

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 SORAは今日もよく寝ていましたが、昨日と違って丸まってはいませんでした(^^ゞ。
 夕方の散歩は5時ちょっと前に出ました。

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 空はうねるような雲に覆われていました。
 公園を回っていきました。

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 原っぱには水たまりが残っていて、ワンコの姿は見当たりませんでした。
 ウロウロしていきました。

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 端っこまで来るとSORAが下り始めたので、帰ることにしました。

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 下の方からシェルティ―が来たので、SORAはしばらく眺めていました(^^ゞ。

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 明日(10日)は、朝方は曇ってにわか雨があるかもしれませんが、しだいに晴れてくるようです。花粉は多そうです。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます。
雲は、地球の汗や涙、吐息なんだと感じています。
入院していた時、窓から見える雲の流れを目で追っていました。子供の頃も、ぽかーんと口を開けて眺めていました。
人間はその下で生きている。アリさんと同じなのです。
こちらで毎日拝見する空は、我が頭上の空より身近に感じています。
カラス
2018/03/10 09:49
☆ カラスさん、おはようございます♪
 雲は“地球の汗や涙、吐息”というのがいいですね。その通りだと思います(^^ゞ。
 地球は生きているから汗をかくし、涙も流すし、吐息もつくでしょうが、それがいろんな雲として我々には見えるんでしょうね。
 入院などしていると、窓から見える雲の流れはとても癒されるんじゃないかと思います。
 中学生のころテニス部にいましたが、先生がいない時は、友達とよく大の字になって空を見ていました。口を開けていたかどうかは、覚えていませんが(^^)/。
 空を見ていると、人間の小ささを実感させられますね。
 これからも空の写真を載せていきますので、楽しんでいただけると嬉しいです(^^♪。
遊哉
2018/03/10 10:22
遊哉さん、こんにちは、気持玉ありがとうございます。
嬉しいです。ご紹介の本、いいですね。欲しくなってきました。私も入院の時は雲ばかり見ていろいろ想像していました。垂直に縦向きに消えてゆくヒコーキ雲を見た時は感動しました。これからもよろしくお願いします。
かかと
2018/03/10 17:05
☆ かかと さん、この本、なかなかいいですよ。よかったら読んでみてください(^^ゞ。
 時々刻々と形を変えていく雲は、自然の妙で不思議で面白いですね。いろんな形が想像力を喚起されますね。(^^♪。
 これからもいろんな雲や空に起こる現象の写真を載せていきたいと思ってます。楽しんでください。
 かかと さんの作られるものや、消しゴムのコレクションも楽しませていただきます(^^ゞ。
遊哉
2018/03/10 20:51

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